俺
「ウィタ・セクスアリス」とは、森鷗外の小説のタイトルで、
俺
ウィタ=生活、
俺
セクスアリス=性欲的
俺
という意味だ。
俺
ここでは、それにならって、
俺
俺のこれまでの性にまつわる出来事を書いていこうと思う。
この物語はフィクションです
俺
一番古い性の記憶はなんだろう?
俺
子どものとき、家に置いてあった週刊誌のヌードグラビアを見たことがある。
俺
けれど、そのときは、
俺
なんか裸のお姉さんがいるな、とか、
俺
写真きれい、とかしか思わなかった気がする。
俺
性を意識したのは、保育園に通っていたころ、
俺
同級生の妹が、トイレに行こうとして、
俺
下半身裸のまま、お兄ちゃんを呼びに来たとき、
俺
そのとき、生まれてはじめて、
俺
女の子の下半身をはっきり見て、びっくりしたのを覚えている。
俺
それが性的な興味だったのか、自分でもわからないが、
俺
その光景が、ずっと目から離れなかった。
俺
あれがきっと、一番古い、性にまつわる記憶なのだろう。
俺
性の目覚めとして、早い方なのか、それとも普通なのか、
俺
俺自身には分らないけれど、
俺
保育園児のときには、性を少し意識しだしたように思う。
続く。