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この世界は全くもってつまらなかった。

いや……

ただ俺が強すぎて、俺を超えれる強さのやつがいなかったから楽しくなかったのだろう。

おそらく俺の能力に勝てる奴は、この世界には存在しないだろう。

それくらい俺の能力はチートすぎるのだ。

どうしてこうも、強い能力を手に入れてしまったのだろう……

せめてもう少し弱い能力なら、少しは楽しめていたのだろうか?

……だったら、こんな世界おさらばしてしまおうか。

俺は、高いビルの屋上の端に立つ。

夜風が気持ちいいな〜……

うーん、そうだな……

俺は、ある程度考えた末、二つの条件を置いた。

一つ目に俺が死んだら、どこかの誰かに転生すること。

……これだけで、どのくらいとぶのだろうか。

二つ目はなんでもいいから、戦闘向けの能力が元々所持していること。

正直、今の俺ならなんでも使いこなせる気がする。

……よし、これで準備完了だな。

このまま死んでも大丈夫そうだな……別に俺の遺体なんて気にする奴いないだろ。

……二つだけで消耗が激しいから、消すのはやめておこう。

前から自殺ってものはどれくらい痛いか知ってみたかったんだよな。

……俺ってサイコパスなのかな?

まぁいいや。

俺はそう考えて、そのまま屋上から飛び立ち、身を任せた。

じゃあな……

このつまらない世界。

ピピピピッピピッピーッ

よし…ようやくだな。

俺は身支度をして家を出る。

先に言っておこう、一応俺は転生に成功した。

だが不思議なことに、姿は前回と全く変わっていなかった。

……まぁでも、この世界なら俺を知ってる奴はいないだろう。

俺が転生してからもう一つ疑問が出来た。

それは、自殺の痛みを一切覚えていないのだ。

でも今更こんなことを考えてもあまり意味はないので、自殺はこんなものかと、自身に納得させた。

そうして俺は家から出てバスに乗り込んだ。

ここからバスで数十分したところに、今日から通うことになる学校……能力強化学校に着く。

もう少しマシな名前はなかったのかとは思ったが、そんなことはどうでも良かった……

俺はめちゃくちゃ楽しみだった、この学校でどんな強い奴と戦えるかがな。

すると、俺の隣に一人の女が座った。

またあったな

見知らぬ赤い少女

ん?ああ、あの弱い人。ごめんなさいね、私、印象が薄い人あんまり覚えてられないのよ。

見知らぬ赤い少女

どうせもう会わないでしょうけどね

俺が挨拶をしたら、なんかひどいことを言われた。

こいつは博麗霊夢。

おそらくあの学校を通う上で、こいつを知らない者はいないだろう。

だってあんな派手に強さを見せつけんだから……

それは、3日前ぐらいの話

この学校に通う生徒は一度学校に来て、能力評価をされる。

それは、人生に大きく影響される評価である。

最低でEランク、

最高でSランクと五つに分けられる。

Sのまま卒業すれば、今後の将来にたくさんのメリットがついてくる。

逆にEのまま卒業になると、ゴミのような生活が待っているのだ。

だがSは、そんなに簡単に行けるような者ではないのだ。

見知らぬ黒髪の教師

次の人

俺は呼ばれたので、そこに向かう。

見知らぬ黒髪の教師

はい、ここに手を乗せてくださいね

俺は言われた通り、能力を測る用の機械の上に手を乗せる。

すると、自然と数値が上がっていく。

これがどこまでいったらいい方なのかわからない。

でも、俺も自分の能力については知らない……むしろ、わざと知らないようにしている。

……楽しみにしているからだ。

すると、先生らしき人はボードに何かを記入していた。

これでもう終わりなのか?

俺がそんなことを思っていると……

先生が次と言った瞬間、俺は勢いよく肩を掴まれて、どかされた。

博麗霊夢

どきなさい!次は私よ!

後ろから出てきた奴にどかされて、俺のも見られてしまった。

見知らぬ黒髪の教師

はい、ここに手を乗せてください

そう先生が言って、女が手を置くと、大きな音と共に機械が壊れた。

すると、先生は呆れと驚きの表情をあらわにしていた。

教師

今回はどれだけ強い子たちが入ってきてるのかしらね、これで三人目よ……困ったものだ

教師

君は博麗霊夢さんだね、これからを期待しているよ。

先生はそう博麗に聞こえる声で言った。

これは…こいつS確定だな。

そうして、周りの生徒から注目の的にされていた。

博麗は俺の結果を見たため、今さっき弱い奴の判断してきたのだろう。

俺はこいつと戦いたいが、能力によってはきつい気がするので、関わり方はちゃんとした方が良さそうだ。

それからどんどんバスの中に人が入ってきた。

俺と博麗はお互い無口のまま、数分後……学校に着いたのだった。

最強すぎたから転生したら結局最強だった件!?

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