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涙
女性
涙
女性
私の名前はるい。
禍音 涙
私には紛い物が見える。
私の一族は2人に一人が妖の見える体質
私みたいにまがい物が見えるのはいない。
いや、1人だけ随分昔にいた。
その人は早死したみたいだけどね。
涙
15の夜にそれを悟った。
涙
陽の光を浴びずに過ごした16。
涙
嘆いた17になる今夜…
紛い物が嗤って謂う。
〜〜〜死ね。
ケラケラ
今日は社交界。
この日に紛い物が見える人は死ぬ。
陽の光を浴びれるのが嬉しい…
でも…死にたくない…
涙
7歳になった日、初めて社交界に行った。
綺麗な女性。輝かしいパーティー。
そして、他の子よりも目立たされる私─────
私は忌み子だった。
禍音家は目立つのを嫌う。
そして、白髪も
そう
私は晒し者。
「可愛いお嬢さんだね」
「でも、この子紛い物が見えるのよ」
「あ、そうなんですね」
私から人を遠ざける魔法の言葉
『紛い物が見える』
そして私は社交界で1人になった。
そんな時、男の子に声をかけられた。
巡
ビックリした。
「私、紛い物が見えるのよ…」
咄嗟にその言葉が出た。 また、離れていくんだ
巡
「・・・え?」
巡
巡
…ありがとう
あの人は誰だったんだろう…
どうせ、私の事なんて、皆みたいに忘れているのよ。
そう…きっとそう…
涙
耳を疑った。
私にまだ欲が残ってたなんて。
涙
サーッ…
涙
あの日と同じ…
そういえば、ドアの外で使用人の騒ぐ声が聞こえたわ…
ザーッ
涙
涙
私は1人、声の響く部屋で笑う。
涙
涙
そんな戯言を言っても、誰も私に見向きなんてしないわ。
母親ですら、私のことを忘れてしまったんだもの。
たったの、1ヶ月で───────
わたしの事は、みんな1週間程度で忘れてしまう…
涙
涙
涙
涙
一人ぼっちの部屋にただ声が響く…
残酷な人生に幕を閉じるのは
少し
怖かった…
涙
社交界の時間だわ
周りの人
女性
周りの人
もはや傷付きもしなかった。
寧ろ…清々しい。
気が付かないうちに私は頬が緩んでいた。
涙
十字架が禍音家の家紋
まぁ、私みたいなさらし者でなきゃ、こんなに家紋だらけのドレスは着させないわね
私はきっとおかしいのね。
さっきまで死にたくなかったのに、今は…何だかとっても清々しいわ
巡
涙
懐かしいセリフと、懐かしい声…
涙
巡
え?
何で私巡って言ったの?
巡
涙
巡ってこの人の名前?
なんでこの人の名前を私が…
しかも覚えてたって…?
しかも私の名前を呼んだ…?
でも…そんなことはどうでもよかった。
涙
巡
楽しかった…。
社交界も終わりだわ…
行かなくちゃ
終わりの場所へ
涙
無能なそみえ
有能な蓮香様
無能なそみえ
無能なそみえ
無能なそみえ
有能な蓮香様
有能な蓮香様
無能なそみえ
有能な蓮香様
無能なそみえ
無能なそみえ
有能な蓮香様
無能なそみえ
有能な蓮香様
無能なそみえ
有能な蓮香様
無能なそみえ
有能な蓮香様
無能なそみえ
有能な蓮香様
無能なそみえ
無能なそみえ
無能なそみえ
有能な蓮香様
無能なそみえ
無能なそみえ
無能なそみえ
有能な蓮香様
有能な蓮香様
無能なそみえ
無能なそみえ
有能な蓮香様
有能な蓮香様
この話は分かりにくいようにできてるので解説だそうかなーとは思ってます。