少女は、苦しそうに息をする
吸う度に、痛みが走る
その原因を、少女は知っている
故に、それを抑えることが不可能だと悟るのだ
生きたくないのに
そんな戯言は許されない
少女は、まだ呪いを信じてる
少女は、その生き方以外で生きたくない
絶対的な信頼故に
きっと嫌われたのだと悟るのだ
そして、されど思うのだ
嫌われたところで
救われたという真実は変わらない
少女は、他人軸だ
人任せで
自分で考えもしない
そうやって、生きていたから
そうしろと、言われたような気がしたから
だから、貴方に惹かれたのだ
だから、貴女に救われたのだ
だから、少女は
届きもしない、懺悔と祈りを
抱えて、生きて
息を、するの
ほら、もう痛くないでしょ?
コメント
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苦しそうに息をしつつも懺悔と祈りをしながら息をする……それだけでも辛いはずなのに懺悔と祈りが届かない、っていうのが辛すぎて心が痛くなった……😭😭 声が届かない、なんて想像しただけでも嫌なのに……っ