- 紹介 -
・名前:そ・○○ ・年齢:18歳/高校3年生 ・役割:主人公 ・性格:気配り上手♡
・名前:きむ・そぬ ・年齢:18歳/高校3年生 ・役割:○○の幼馴染 ・性格:何かと尊い
『 “ 月が綺麗ですね? “ 』
○○.
人混みの中私は、
壁に寄りかかっている そぬを見つけ出す。
大きい声で呼ぶと、
彼は、私を見て ニコニコと笑う。
そんな彼に、 私はいきなり呼ばれた。
カトクで、『夜の8時、 駅前に来て。』と、
たったの一言だけ。
正直、こんな夜中に する事なんて無いし、
そぬの思考は、 いつもわからない。
でも、彼に何かしらの 考えがあるんだろうと思い、
微笑むそぬに近づいた。
🦊そぬ.
そぬは、今までに 無い様な微笑みを見せる。
大人っぽい様な、
でも、どこかで 緊張している様な。
そんな表情だった。
心配しつつ、私は、 笑顔で返す。
○○.
🦊そぬ.
返した言葉が 悪かったのか、
そぬの顔から、 一瞬で笑顔が消え去った。
私は、さっきの 言葉を振り返る。
『もちろんでしょ? “ 幼馴染 “ なんだから。』
何も問題は無い様な・・・
3秒間くらい 考えていると、
急にそぬの 笑顔が戻る。
次は、さっきの 笑顔とは裏腹に、
子供っぽくて、クシャッと笑う、 いつものそぬだ。
🦊そぬ.
○○.
🦊そぬ.
🦊そぬ.
手をグーにしながら 言うそぬは、
まるで、本当に 幼い子供の様だ。
可愛くて、頭を 撫でたくなる様な感じ。
私は、『ほんと?』と 若干笑いながら言うと、
そぬは、 『うん!』と笑った。
🦊そぬ.
○○.
なんだか、デート みたいだな・・・ㅎㅎ
何かと思うと、そぬは 電車に連れてきた。
今は8時だから、 仕事帰りの人が多い。
中々混んでいたから、
私たちは、ドアの前に 向かい合わせで立った。
○○.
○○.
🦊そぬ.
🦊そぬ.
🦊そぬ.
微笑む笑顔は、やはり 幼い頃から変わらない。
人って、やっぱり小さい頃と 変わんないんだと、
彼を見れば、 自覚できる。
というか、正直言うと 変わってほしくない。
あのニコニコと笑うそぬは、 私のゆういつの救いで、
私の、 “ 宝物 “ だから。
まもなく〜、 △△駅です〜。
電車内に、 アナウンスが鳴り響く。
すぐに着いた駅で、 私たちは降りた。
電車から降り、絶えない 笑顔のそぬが言う。
🦊そぬ.
○○.
🦊そぬ.
🦊そぬ.
いや、外で目瞑る?
普通に危なくないか・・・?
そう思ったけども、
さっきも思った様、そぬは 思考がわからない。
それに、結構天然。
だから、この事は 言わず、受け入れた。
○○.
言われるままに、 目を瞑る。
何も見えない中、温かい そぬの手が私の腕を掴み、
そのまま引っ張って 進んでいった。
- 𝓢𝓽𝓪𝓻𝓻𝔂 𝓼𝓴𝔂 前編 【リクエスト】 -
- 終わり -
コメント
13件
もうマジで餅。焼いて食べるぞ?
あい、可愛い、好き。
めっちゃ楽しみになった!(*^_^*)天然が良いんよね〜分かる(?)