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……

琉斗

琉斗

琉斗

…っ!

目を開けると少し見覚えのあるある部屋

頭がズキズキする

いきなり目に入った光に戸惑いながらも

部屋を見渡す

ここは。

璃葉の…部屋?

そして椅子から立ち上がろうとする

ガチャ)

御決まりのように手錠とロープで体が拘束されていた

琉斗

っ!

琉斗

これは…やべぇな。。

すると

ガチャっ

璃葉

あ、起きたんだね!もー、めっちゃ待ったんだよ?

琉斗

お前っ!

何故?

なんで二年前に別れた彼女が俺に?

琉斗

意味わかんねぇっ

琉斗

早く外せよ!

つい口調が悪くなる

するとドアの前にたってた彼女が下を向く

何か変だ

琉斗

おいっっ

琉斗

返事しろよ!

琉斗

お前とは別れただろっ!?

琉斗

いい加減にしr))

璃葉

うるさい

琉斗

璃葉は動けない俺を睨み付ける

璃葉

琉斗は何にも分かってないんだね…

璃葉

私、悲しいよ

彼女からは何か凶器的な殺意を感じた

俺は殺されるのか?

黙っていると彼女は急にこちらに歩いてきた

璃葉

ねえ、なんで千晴なんかのところにいったの?

ワイシャツのボタンを1つずつ外しながら俺に近づく

そしてブラだけが見えた状態になり

俺の右肩に顔を置く

琉斗

っ!は、離れろっ!離れろっ!

璃葉

なんで千晴なの?

璃葉

なんで私じゃないの?

璃葉

私はすーっごく頑張ったんだよ?

璃葉

彼女じゃない私。認められない私。見てくれない自分。ぜーんぶ今日のために二年我慢したんだよ?

琉斗

は?お前とは1週間で別れたじゃねぇかよっ

琉斗

なんなんだよ!うぜぇ!

琉斗

しかもお前がコクってきて勝手に彼氏させられたんだろっ、わかってんの!?

璃葉

んふふ、反抗的なとこも可愛いよ

璃葉

ふー

璃葉

ほんとはこの先迄やりたかったんだけど。。

そういって俺の唇に指をなぞらせる

吐きけがする

そしてハッと気づく

琉斗

千晴は何処だ!!

琉斗

手ぇだしてねぇだろうなっ!!

璃葉

んーどーだろっ

琉斗

琉斗

千晴…まさか。。

璃葉

だーいじょーぶ!

璃葉

殺したりはし、な、い、か、ら

璃葉

琉斗が私のことでいっっぱいになって私のことしか考えられなくなって私のことで頭が狂って私のことをすごく愛して愛し合ってねそれでぇそれで。。好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きでダメになるくらいになってね。

琉斗

キモッ

小さく吐き捨てた言葉

それを聞いた璃葉はこっちを笑顔で のぞき混んでくる

琉斗

っ、なんだ、よ。

璃葉

ねー琉斗酷いよ

そういって俺の左手に両手を添えてくる

そして俺の人差し指に自らの爪を入れうえに押してくる

璃葉

悪い子にはお仕置きかなぁ

琉斗

はっ!?

そういって内側から爪に力をいれてくる

璃葉

ねえねえ

璃葉

爪を剥がされるとどーなるかなぁ

璃葉

琉斗の指から血が出て…あっ、それを私が吸うのもいいねっ

琉斗

や、やめ!

璃葉

じょーだんじょーだん!

そういってパッと手を離す

未だ心臓の音がうるさい

俺の頭は反抗ではなく、恐怖心で染まっていた

琉斗

何の。。

璃葉

ん?

琉斗

何の目的だ

璃葉

あ!そうだねっ

璃葉

私の作った料理を食べてほしいのっ

琉斗

は。。。

璃葉

一度も食べてもらったことないよね?食べてほしくて!ちゃんと料理も勉強してきたんだからっ!

琉斗

そ、そうか

琉斗

なら

琉斗

食べたらここから出られるのか?無事に

一か八か聞いてみる

璃葉

ん?

璃葉

もっちろん

璃葉

そのためによんだんだもん

なんか府抜けた

そんなことかよ

ならさっさと済ませよう

琉斗

なら

琉斗

食うから…食うから

琉斗

さっさとしてくれ。頼むから

璃葉

はいはーいっ

そういって上機嫌にキッチンらしき部屋にスキップしていった

いったい何が出てくるのか

「殺したりはしない」?

そんな保証が何処にある

しかしこれ以上反抗したらまじで殺されかねない

そんなのごめんだ

というか毒か何か入ってるんじゃねぇのか。。

璃葉

毒とか有害なのは入ってないよ

気づくと目の前に机があり、銀のボウルのようなものが被さった皿があった

琉斗

…手錠とってくんねえか?

璃葉

だぁめ

璃葉

逃げられたら困るもん

琉斗

そうかよ。。

ちっ、ダメか

璃葉

あーっん♥

女特有の高い声で俺に「あーん」を要求してくる

何の料理かまだみてないのに

しかし食べる以外に選択肢はなかった

食べてみるとそれは肉だった

思ったよりも普通の味だった

璃葉

ねぇ

璃葉

オィしイ?

琉斗

。。ぁ、ああ

ほんとにこんなのだけで大丈夫なのか

ほんとに逃がしてくれるのか?

俺は狂ってしまわないか

疑問が渦巻くなか

初めて目を机に写す

肉料理…ばっかだな

璃葉

ふふ、お肉がたくさんあったしね

璃葉

デザートもあるから!ほら早くしたいんでしょ

璃葉

まあこっちはゆぅーっくりたんのうしてもいいんだけど

琉斗

良いから、早くしろよ

若干キレ気味な俺

璃葉

んふっ

璃葉

あーーんっ

琉斗

少しずつ味付けが違う

これは固いな

。。不甲斐なく旨いとおもってしまった

璃葉

良い部分が少なくて…あんま量ないから寂しい?

琉斗

璃葉

無視はよくないなぁ

璃葉

璃葉感心しないー

琉斗

あーそ。

璃葉

むっ

こいつ、顔「だけ」はすっげえかわいいのに

そう思いながら過去を思い返す

毎晩送られてくるライン。止まらない通知。

過激な自傷癖。

束縛をする性格

俺の家まで初日についてきていきなり性行為をしようとしたり

回りにすぐ言いふらしたり

ほんとに疲れた…今は良い感じを偽ってるがあいつが何するかわかったもんじゃない。さっさと済まそう

琉斗

ふぅ。。おわっ、たぞ

璃葉

そうねー

璃葉

じゃデザートいっきまあす

すると璃葉が気持ち悪いくらい口角をあげニヤニヤしながら此方をみてきた

「これからもってくるのは貴女が一番好きなものよ、とっておきなんだから」

意味深な言葉。嫌な予感しかしねぇ

ある仮説が脳裏を横切る。いやまさか。。無い。。無いはずだ

璃葉

おーまたせ♥

彼女の手には

大きな皿に盛られた千晴の生首

琉斗

うわぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁ!!!!!

琉斗

千晴っ千晴!千晴千晴千晴!?!?

璃葉

ふふ、愉しそうね

琉斗

いい加減にしろっ!!何してんだ!

璃葉

ん?

璃葉

食べてもらったのよ、あなたの大好物を

璃葉

私なんかよりよっぽど魅力的なんでしょ?

琉斗

そん、な。。千晴。

琉斗

ち、はる。。

璃葉

男が泣いちゃって、ふふ

璃葉

ダラシナイ

そういって口に運ばれたある物体

冷えきった丸いソレは俺の口に滑り込んだ

反射的に噛んで飲み込む自分

あり得ない。。なんで抵抗しなかったんだ。なんで俺は…だってさっきのは

璃葉

美味しい? 目 

琉斗

…グチュ

未だかみつづけている。俺の意思とは関係なく動く口に最愛の恋人のメが噛み砕かれ奇妙なおとが部屋に響く

そして止まらない涙を璃葉が舐めとった

璃葉

ふふっ、まだ、よ

璃葉

完食してね

璃葉

まだまだあるから

そうして、俺の拘束をはずす

俺は為すすべなくその場にうずくまる

琉斗

ぁ。。な、んで。。ぇ

璃葉

動揺してるのね

頭が理解においつく

咄嗟に俺はそこに落ちていたスプーンを手に取り璃葉を押し倒した

「その異体には目と脳ミソがなく、元眼があった位置にはスプーンが突き刺さっていた」

その場には一人の遺体しかなく、大量の血痕の持ち主と犯人を警察は探しています

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