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にゃぽんの事娘って、、日本って日帝チャン?
日本
日本
にゃぽん
にゃぽんは冷静を装いながら言った。
内心では心臓が破裂しそうなほどドキドキしていたが、それを一切表に出さなかった。
日本
日本は短くそう呟くと、リビングから出ていった。
しかし、その目つきは変わらない。
明らかに、疑っている。いや、それ以上に…怒りを含んでいる。
にゃぽん
にゃぽん
その目を見て、にゃぽんは悟った。これはまずい。
日本はいつも優しい。感情を爆発させることもほとんどない。
だが、逆にそういう日本が――
本気で怒った時が、一番怖い。
その日、にゃぽんは結局何も話せなかった。
話す勇気なんて、微塵もなかった。
日本も何も話そうとせず、風呂を済ませるとそのまま無言で寝室へと向かった。
にゃぽんも慌てて自室へと逃げ込んだ。
ベッドに潜り込むが、体の震えは止まらなかった。
にゃぽん
これまで自分がしてきたこと――
その意味の重さが、今になって痛いほどわかってきた。
にゃぽんは、日本の秘密を、土足で踏み荒らしていた。
無邪気に、いや、無神経に。
それがどれだけ愚かだったか、今になって知った。
にゃぽん
涙と吐き気が止まらない。
仮に正直に話したとして、日本は許してくれるだろうか。
謝って、泣いて、赦しを請うて――
それで許してもらえるようなことだったか?
にゃぽんは、不安で押し潰されそうだった。
眠れぬまま、朝が来た。
にゃぽんは、目の下にくまを作りながら、片手に何かを隠し持ってリビングへ向かった。
日本を仕事へ送り出そうと、いつも通りに振る舞うつもりだった。
にゃぽん
日本
違和感はすぐにやってきた。
日本がスーツに着替えていない。
にゃぽん
日本
その言葉は、まるでナイフのように鋭く、冷たかった。
声に一切の優しさがなかった。
抑えた口調の中に、怒りがはっきりと滲んでいた。
にゃぽん
にゃぽん
日本
日本
にゃぽん
にゃぽんの背中に冷たい汗が流れた。
日本は、白状させるまで仕事を休むつもりだった。
日本
低く、命令のような声だった。
にゃぽんは恐る恐るソファに座る。全身が震えていた。
日本
にゃぽんは、声を震わせながら、必死に言った。
にゃぽん
その瞬間、日本の表情が変わった。
日本
日本
日本
日本の目が、まるで敵を見るような目になっていた。
にゃぽん
にゃぽんが反論しようとした瞬間――
もう!二度と!
金輪際!死ぬまで!
その話はするな!
日本が怒鳴った。部屋中に声が響き渡った。
目は血走り、怒りが抑えきれない。
にゃぽん
にゃぽんは小さな声で謝る。
目からは涙が止まらなかった。
恐怖で全身が硬直する。
日本は立ち上がると、和室の戸を指さした。
日本
日本は、懐から短刀を取り出した。
日本
日本
短刀の切っ先が、にゃぽんの首に押し当てられた。
強く押された刃が肌を裂き、血が溢れる。
にゃぽん
にゃぽんの意識が、だんだんと薄れていく。
視界がぼやけ、涙と血で頬が濡れ、ゆっくりと目を閉じる
――その瞬間。
日本
日本は我に返った。
目の前には、首から血を流し、ぐったりと倒れるにゃぽん。
日本
日本
呼びかけに、にゃぽんは応えない。
震える手で首の傷を押さえながら、日本は急いで包帯を取り出して止血を始めた。
手が血だらけになった。
寝室へ抱えて運び、静かに寝かせる。
幸い、傷は深くなかった。
それでも、あまりに深い罪の意識が、日本の心を締めつけていた。
日本
日本
膝をつき、うずくまる。
目を覆っても、手のひらに感じる温もりが、血の感触が、罪の証だった。
日本
日本
日本
日本
…ぁ“あ“あ“あ“あ“あ“あ”!
日本は発狂して泣き崩れた。
狂気と後悔の狭間で、自分の心を押し殺すように――
(つづく)