次は〜……〇〇駅ぃ〜
〇〇駅ぃ〜…………
ガタンガタン……
キィイィイ……
〇〇駅ー……
気をつけて降りてください〜
プシュー……
私は今、旅に出ている
本当の空を、見つける旅に
気になってるんだ、どうなっているか
きらきらしてて、暖かいのかな
それとも、曇りみたいに どんよりしてて、冷たいのかな
期待は深まるばかりで
最終駅も分からない 電車に揺られてる
でも、時々不安で、窓の外を見る
閑静な住宅街
子供達が下校している
そんな世界が、四角く切り取られて見えていた
少し、寂しいな……
期待と不安がどんどん広がって
最終的にこの答えになる
大丈夫、きっと本当の空を見れる
そう言い聞かせた
山間に入って
渓流が見えてきた時だった
次は〜、■■駅ー、■■駅ぃ
ここだ
そう思って、電車を降りた
目的地に辿り着いた
神秘的な渓流に
半袖、Gパン
似合わない格好で降り立った
ザー……ザー、と
水が激しく、流れ落ちた
ここなら、見つけられるかも
本当の空を
思いっきり、走ってみた
風が、吹き抜けた
涙がひとつ、零れ落ちた
……さようなら
私は空を見つけに行く
視界が開けた
真っ青な「空」が、現れた
時間がゆっくりと、流れていた
空はまるで手招きをしてるように
私を、優しく、強く、抱き締めた
そっか……
これが────
コメント
3件
え、もう最高以外の言葉が出てこないくらい最高!(?) 本当の空を見つけることが出来て良かったね☁️✨
中途半端で終わってしまいました……すいません。 少し、意味深かもしれませんね。