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にゃぽんは、“特別機密:帝国再生計画”と記された黒革の手帳を手に取った。

にゃぽん

それじゃ…読むよ。

台湾

うん…

パラオ

ゴクッ…(唾を呑む)

手のひらにじんわりと汗がにじむ。

にゃぽんがページをめくろうとしたその瞬間――

ピンポーン

にゃぽん

?!

無機質なチャイムが鳴り響く。にゃぽんの肩がビクッと震えた。

インターホン越しに聞こえてきたのは、明るく太い声。

???

Hey!誰かいないのかー!

パラオ

…アメリカだっ!!

台湾

なんでこのタイミングでっ…!

三人は一瞬で現実に引き戻された。

台湾

急いで隠そう!(ガサゴソ)

パラオ

わわわっ?!

にゃぽん

片付けなきゃっ!(ガサガサ)

三人は急いで手帳と資料をかき集め、半ば押し入れに詰め込むようにして片付けた。

コンコン…

玄関からノック音が響くたび、にゃぽんの心臓は速くなる。

片付け終えると、台湾はにゃぽんの肩を掴んで静かに言った。

台湾

いいかい?今日見たこと、絶対にアメリカに話しちゃダメだよ。

台湾

もし話したら、僕たち…どうなるか分からない。

にゃぽん

うん…わかった。絶対に言わない。

アメリカ

(居ねえのかなあ…ジャパンにブツを渡さないといけねえのに…)

アメリカ

おーい!マジで誰もいないのかー!(ガチャガチャ)

にゃぽん

今開けるから待って!ドアが壊れる!

アメリカ

あっすまん。

アメリカ

お!にゃぽん〜!久しぶりだな!

アメリカ

それに台湾とパラオもいるじゃねえか!

台湾とパラオ

こんにちは〜…(汗かいてる)

アメリカ

…もしかして邪魔したか?

にゃぽん

いや、全然!今日はどうしたの?

アメリカ

たまたま近くに来てさ〜、ジャパンの家も近いから寄ったんだよ。

アメリカは変わらず陽気だった。

どこか憎めない笑顔、まるで太陽みたいなその存在。

にゃぽんの心は複雑だった。

――この国は、大日本帝国と戦った。激しく、そして徹底的に。

アメリカ

にゃぽん?おーい?どうした?

にゃぽん

えっ?あっ…ごめん、ぼーっとしてた。

アメリカ

何かあったのか?

にゃぽん

ううん、大したことじゃない。

にゃぽんは小さく首を横に振る。

アメリカ

そっか。

アメリカ

そういや、ジャパンはいないのか?

にゃぽん

今は仕事でいない…最近は特に忙しそうだし。

アメリカ

そうか…そりゃ残念だ。

アメリカ

これだと渡せないじゃねえか…(小言)

にゃぽん

なにか言った…?

アメリカ

…いや!なんでもないぜ!

アメリカ

あ、ハンバーガー何個か買ってきたんだよ。みんなで食うか?

パラオ

ハンバーガー?ぼく大好き!

アメリカ

よし!じゃあ食おうぜ!

和やかな雰囲気に包まれ、アメリカがハンバーガーを広げ、みんなで食べ始める。

台湾とパラオ

いただきまーす!

台湾

うっま。

パラオ

おいしい!

アメリカ

だろ〜?

パラオは笑顔で頬張り、台湾もアメリカと楽しそうに話している。

でも、にゃぽんの中では、葛藤が渦巻いていた。

にゃぽん

(どうしてアメリカは、こんなにも優しいんだろう…。敵だったのに。憎んでもおかしくないのに。)

アメリカ

にゃぽん、大丈夫か?

にゃぽん

う、うん。ちょっと疲れてるだけだから、大丈夫。

アメリカ

…まあ、そんな日もあるよな。

アメリカは少し寂しそうに微笑むと、鞄から何かを取り出した。

アメリカ

じゃーん!PS5!特別だぜ〜?

台湾とパラオ

おー!!✨

台湾とパラオは目を輝かせた。

アメリカ

にゃぽんもやろうぜ〜

にゃぽん

…うん。

にゃぽんは微笑み、頷いた。

ゲームをしながら、少しずつ心がほぐれていく。

笑い合い、ふざけ合い、ただの“友達”のように過ごすひととき。

にゃぽんは、一瞬だけ今日の出来事を忘れることができた。

アメリカ

いや~楽しかったな!

台湾

このゲーム買おうかな…

パラオ

もっとやりたいー!

にゃぽん

面白かった〜

アメリカ

あっ、もうこんな時間か!

アメリカ

…結局ジャパンはこなかったな(ため息)

にゃぽん

…なにか渡したいものがあるなら、直接お兄ちゃんに渡すけど

アメリカ

あ~いや!自分で渡すから大丈夫だぜ!

アメリカ

夜も遅いし…帰るわ!

にゃぽん

(何を渡したかったんだろう…?)

アメリカ

…見送りなんてしなくてもいいのによ〜(笑)

にゃぽん

今日はいっぱい楽しませてもらったし、せめてこれくらいはしないと。

パラオ

そーそー!

アメリカ

…みんなありがとな

アメリカ

なら帰るぜー!

アメリカ

ジャパンによろしく伝えといてくれ〜!

アメリカ

じゃあな~!

にゃぽん、台湾、パラオ

ばいばーい

アメリカは笑顔で去っていった。

にゃぽん

アメリカさん…あんなに優しいのに。

台湾

仕方ないよ。昔のことだから。今よりも平和じゃなかったしさ…

台湾

…僕らもそろそろ帰ろうか。

パラオ

…そーだね

台湾

にゃぽん、今日はありがとう。色々知れて良かったよ。

にゃぽん

…うん

台湾

じゃ、パラオ、一緒に帰ろ。

パラオ

わーい!

台湾

じゃあね〜にゃぽん〜

パラオ

ばいばーい!

にゃぽん

ばいばーい

パラオと台湾も帰った。

みんなが帰り、家の中に残されたのは、にゃぽんひとりだけ。

残されたハンバーガーの包み紙と、少し冷めたリビングの空気。

掃除をして、いつもの静かな日常に戻った――はずだった。

日本

ただいまー(ガチャッ)

玄関の扉が開く。日本が帰ってきた。

にゃぽん

おかえり〜お兄ちゃん

日本

お腹すいたなぁ…冷蔵庫になんかある?

にゃぽん

今ご飯作るから待ってて、先にお風呂入ってきたら?

日本

わかった。

にゃぽん

何つくろうかな…。

にゃぽん

冷蔵庫の野菜どれくらいあるかな…(ガチャ)

にゃぽんがご飯を作っている間、日本は風呂に入っているはずだった。

日本

…。

日本は別の場所にいた。

台湾とパラオとにゃぽんが手がかりを探していた、あの和室である。

日本

…忘れないといけないのにな。

日本

…見ないと落ち着かないんだよ。(ガサッ)

日本

あれ、押入れの物の位置が…変わってる?

日本

こんなに雑に入れた覚えないぞ…?

日本

…!!

日本は押入れを開けてしばらくしてから、衝撃を受けた。

日本

…はっ!

日本

まさかっ…

日本

そ…そんなっ

日本は急いで押入れを締めて、リビングへ走って向かった。

にゃぽん

ふんふーん♪(鼻歌)

にゃぽん

…よし。

にゃぽん

料理はこんな感じでいいかな

タッタッタッタッタ…

リビングに走って向かう音が聞こえる。

にゃぽん!!

にゃぽん

?!?!

日本

…なあ

日本の様子がいつもと違った。目が真っ直ぐに、にゃぽんを見つめる。

日本

…なんか隠してない?

その一言に、空気が張り詰める。

にゃぽん

…え?

にゃぽんの胸の奥が、ギュッと締めつけられ、吐きそうになった。動悸が止まらない。

(つづく)

貴方(日帝)に会いたくて…。

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