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聖美

ふぅー…

聖美

今日はいよいよ、デートの日…!

聖美

頑張れ私!

聖美

それにしても、

聖美

颯太、遅いな…

聖美

もう、待ち時間から10分も経過してる…

聖美

もしかして、約束破ったのかな…?

ちゃらんちゃらん

誰かが、カフェに入って来た

聖美

颯太…かな?

聖美

?!

優美

聖美!

聖美

来てくれたんだ〜(泣)

聖美

優美〜健太〜(泣)

健太

俺はこいつに、引っ張られ──

健太が言おうとした瞬間に、優美が健太の方を睨んだ

健太

………

健太

いや、なんでもない…

聖美

そう…

聖美

もうそろそろで、颯太が来ると──

ちゃらんちゃらん

聖美

?!

聖美

早く、隠れて!隠れて!

聖美が、優美達を押す

優美達は、慌てて席に隠れた

颯太

ごめんな、聖美(汗)

颯太

遅れちまって…(汗)

聖美

ぁ…大丈夫…!

聖美

早く、座ろう!

颯太

あ、ああ!

聖美達は、窓側の席に座った

店員

何に、なさいますか?

聖美

………

颯太

えっと…

颯太

何を頼もうか…?

聖美

え?あ!

聖美

私は…

聖美

チキンステーキで!

颯太

OK!

颯太

俺は、スパイシーステーキでいいかな?

店員

かしこまりました!

聖美

あのさ…

颯太

うん?

優美

頑張れ!聖美!

聖美

今日は、誘ってくれてありがとね…!

颯太

ああ!

優美

違う!

優美

告るんだよ!

優美が、必死に聖美の方を見て、アピールしているが、聖美は聞いていないし、見てもいない

健太

なぁ、あいつらのことは放っとけば?

健太が、水を一口飲んで言う

優美

なんでよ?

健太

…だって、俺達は俺達で、デートを楽しみたいしさ

健太

あいつらの邪魔なんじゃないか?

優美

はぁ…

優美

わかってないなぁ

優美が、人差し指を立てて左右に振る

優美

親友が、初めてのデートなんだよ?

優美

それには、私がついて行かなきゃ!

優美

応援だよ!

健太

応援ねぇー

優美

なんでもいいから、何か頼んでて

健太

はいはい

健太

あの〜!

店員

はい?ご注文ですか?

健太

スペシャルステーキ、くださーい

店員

かしこまりました!

優美

何で、スペシャルステーキなんて頼んでんのよ?!

健太

は?!

健太

お前が、「なんでもいい」って言ったからだろ?!

優美

そんなこと、言ってない!

健太

言った!

店内で、優美と健太が争う

…?

………

・・・

???…

店員

あの…お客様!

優美

はい?!

店員

ひぃ…!

店員

店内では…お静かに…

優美

あっ…

健太

やべぇ…

優美達が、我に返って、店内を見回す

客はみんな、迷惑そうな目で、優美達を見つめている

優美

す、すみません!

健太

ごめんなさい!

優美達が、謝ると、客は安心したような目になって、店内はまた騒がしくなった

優美

ふぅ…

颯太

優美?健太?

優美

?!

颯太

何で、お前達がここにいるんだ?

優美

あ…その…

聖美

………

聖美

(優美達お願い…)

聖美

(何とか、誤魔化して!)

健太

お前も、ここにいたのか

颯太

え?

健太

俺達は、デートに来ただけだ

健太

そっちは?

颯太

俺らも…

颯太

ちょっと…デートしているんだ

健太

そうか

健太

なんなら、ダブルデートするか?

颯太

…ああ

颯太

別にいいけど…

健太

じゃあ、一緒に座ろうぜ

健太が、聖美達の席に座り始めた

颯太

…おい!

健太

いいだろ?

颯太

はぁ、はいはい笑

颯太

聖美と、優美も座れよ

聖美

あ…

優美

うん…

聖美

優美、健太にありがとうって言っといて

優美

え?うん…

聖美

本当に、ありがとう

優美

うん…!

聖美

今回は、ダブルデートになっちゃったけど、

聖美

次あったら、2人でちゃんとデートするよ笑

優美

頑張ってね!笑

聖美

うん笑

恵梨花

あれ〜?

恵梨花

先輩達じゃないですか〜

突然恵梨花が、やってきた

聖美

恵梨花…さん…

優美

(恵梨花…!)

颯太

恵梨花さん…何で、ここに…?

恵梨花

ああ〜、ちょっと暇で〜

恵梨花

それより、颯太先輩、

恵梨花

私も、混ぜてくれませんか〜?

颯太

え?

優美

ダメ!

優美

今回は、私達4人だけなんだから!

恵梨花

えぇ〜

恵梨花

颯太先輩〜、ダメ〜?

颯太

…ごめんな

颯太

四人グループだけなんだ…

颯太がそう言った途端に、恵梨花は目を細める

恵梨花

そうですか〜

恵梨花

なら、この中から、誰かが抜ければいいってことですね〜?

颯太

え?

聖美

何を言っているんですか?

恵梨花

この中から、誰かが抜ければ、私が入れるってことですよね?

優美

(ただの馬鹿だ)

颯太

そういうことじゃ──

恵梨花

いいんですよ〜?

恵梨花

別に、私は仲間に入れればいいので

聖美

なんですか…それ…

恵梨花

あ、じゃあ聖美さん、

聖美

え?

恵梨花

貴方が、抜けてくださるんですね?

聖美

そんなこと…

優美

ダメ!

優美

なんなの?あんた?

優美

聖美のことを、邪魔するのはやめて?

聖美

(優…美…)

優美

聖美は今一生懸命、恋のことで頑張ってんの!

聖美

………

優美

だから、邪魔しないでくれる?

恵梨花

…なによ?

恵梨花

自信満々な顔して…

恵梨花

キモ

恵梨花は、優美を睨み付けると、カフェから出ていった

聖美

優美…

聖美

ありがとう…

優美

うん!

聖美は優美に抱き着くと、ポロポロと涙を零し始めた

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