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佐野川沙樹
今日は私にとって特別な日 なんて言ったって待ちに待った 高校入学の日だから!
佐野川沙樹
佐野川沙樹
佐野川沙樹
湊
佐野川沙樹
湊
佐野川沙樹
自分でも気がつかないうちに ニヤついていたらしく 幼地味の湊にからかわれた
湊
湊
佐野川沙樹
湊
湊
佐野川沙樹
たわいもない会話をしているうちに 私と湊は入学式の会場へと着いていた
佐野川沙樹
湊
ドンッ
佐野川沙樹
キョロキョロして歩いていたら 男の人にぶつかってしまった
?
佐野川沙樹
佐野川沙樹
私がぶつかったその男の子は 何も言わずに睨んでいた
?
あまりの剣幕に 私が固まっていると 遠くから男の子が走ってやって来た
?
奏
?
奏
龍弥
奏
そう言うと 二人は走って行ってしまった
佐野川沙樹
佐野川沙樹
佐野川沙樹
湊
湊
私がぼーっとしていると 湊が遠くから私を呼んだ
佐野川沙樹
そして入学式を終えた私達は それぞれの教室へと入り ホームルームが始まった
生徒A
生徒B
初めての席替えに 生徒たちはドキドキを隠しきれない様子だった
佐野川沙樹
そんなことを考えているうちに あっという間に私のくじの番になった
佐野川沙樹
私は驚いてしまった。 なぜなら私の隣はさっきぶつかった 龍弥だったからだ。
佐野川沙樹
佐野川沙樹
龍弥は席を移すなり 無言で窓を見ていた
佐野川沙樹
佐野川沙樹
私は勇気を出して 龍弥に声をかけた
佐野川沙樹
龍弥
佐野川沙樹
龍弥
佐野川沙樹
龍弥
佐野川沙樹
龍弥は チラッと沙樹を見たかと思うと すぐに興味ないと言うように 目を逸らしたのだ
佐野川沙樹
佐野川沙樹
佐野川沙樹
暫くすると
バサッ…
佐野川沙樹
佐野川沙樹
私の机の上に 不器用に切られた メモが置いてあった
佐野川沙樹
佐野川沙樹
中身を見てみると [すまなかった] [こっちこそ宜しく] そう書かれていた
佐野川沙樹
思わず私は笑ってしまった
龍弥
私が手紙を見て笑ったことに気がついたのか 睨まれてしまった
佐野川沙樹
私は周りにバレないように そっと口パクで 伝えた
湊
湊には見られていたらしく そのあと思いっきりからかわれた
佐野川沙樹
湊
私は何とかごまかして その場から切り抜けた。 そして私と湊は家に帰った。 私は家に帰ってから、これからのことを考えていた。 これからどんな毎日が待っているんだろう。 今日龍弥君とぶつかった時はドキッとしたけど 案外可愛いところもあるんだな。 これから仲良くできたらいいな。 そんなことを考えながら 私は眠りについた。