それから君はよく僕に会いに来てくれるようになった。
プリントを届けるのもそうだけど、
休み時間、僕と話をするためだけに来てくれたこともあった。
友達のいない僕にとって、キクくんの存在はありがたいことこの上なく、
もういつだって死んでもいい、そう思ってしまうほどだった。
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
イヴァン・ブラギンスキ
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
彼の話はいつも楽しそうで、聞いているこちらも楽しい。
家族の話、友達の話、先生の話、飼い犬猫の話
僕には触れることのできない幸せ溢れる話に、胸をドキドキとさせられる。
特に一番好きだったのは、家族と犬猫の話だった。
本田菊
本田菊
本田菊
本田菊
と、少し口をすぼませて、自身の姉の愚痴を語る彼はいつもの大人っぽさは薄れて、かわいい少年になっていた。
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
彼は僕の頬を優しく包んで、優しく微笑む。
本田菊
ぶわっと顔に熱がはびこる。
照れくさくて、頭が沸騰してしまいそうだ。
艶のあるピンク色の唇が目に映る。
ピンクの唇……?
イヴァン・ブラギンスキ
彼の後ろには怪しく笑った姉の姿があった。
アーニャ・ブラギンスカヤ
イヴァン・ブラギンスキ
アーニャ・ブラギンスカヤ
アーニャ・ブラギンスカヤ
本田桜
本田桜
本田菊
アーニャ・ブラギンスカヤ
本田桜
アーニャ・ブラギンスカヤ
アーニャ・ブラギンスカヤ
イヴァン・ブラギンスキ
アーニャ・ブラギンスカヤ
イヴァン・ブラギンスキ
アーニャ・ブラギンスカヤ
アーニャ・ブラギンスカヤ
と言って、姉たちは去って行ってしまった。
イヴァン・ブラギンスキ
本田菊
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
フェリシアーノ・ヴァルガス
ガタン、と荒々しく扉を開けて誰かが入ってきた。
本田菊
また、彼の知り合いのようだった。
フェリシアーノ・ヴァルガス
フェリシアーノ・ヴァルガス
本田菊
フェリシアーノ・ヴァルガス
本田菊
本田菊
イヴァン・ブラギンスキ
チラリと時計を見ると、あと5分で授業が始まるところだった。
……この時間が、とてつもなく苦手だ。
彼のいない時間は、こんなにもつまらない。
それに、どうして、キクくんはあんなにも嬉しそうな顔をしたの。
僕と話している時よりも嬉しそうで楽しそうな顔を見せたの。
コメント
2件
最高×尊い×kawaiiなどすべてが詰まってる作品です〜ヘヘ…尊い