ピコン
マキ
液晶画面が光る
私は、退屈な授業よりも娯楽がたくさん詰まっている端末に目を向ける
ヤマダサラ
マキ
マキ
ヤマダサラ
サトウショーコ
タナカマナ
私たちは招待制SNS内の仲間以外は入れないコミュニティで 日々の思ったことを話し合っていた
ヤマダサラ
マキ
タナカマナ
マキ
タナカマナ
私とマナは中学から一緒につるんでいた
腐れ縁ってやつで、そのときからの『遊び』はいまだ続いている
教師
マキ
教師
サトウショーコ
マキ
タナカマナ
マキ
マキ
放課後
マキ
私が打ち込む名前をSNS内でマナたちが待ち構えている
名前を打ち込むと、タイムラインが加速した
それを見て私の鼓動も加速する
マキ
マキ
マキ
タナカマナ
マキ
マキ
ヤマダサラ
ヤマダサラ
サトウショーコ
マキ
マキ
ここにいられる人間は招待された選ばれし人間だけ
だから私たちは選ばれざる人間をどうあつかっても許される
そう思っていた
ヤマダサラ
マキ
タナカマナ
マキ
ヤマダサラ
マキ
マキ
タナカマナ
マキ
マキ
タナカマナ
ヤマダサラ
タナカマナ
マキ
マキ
ヤマダサラ
ヤマダサラ
マキ
マキ
私はワクワクしながら明日を待ち望んだ
マキ
マキ
タナカマナ
サトウショーコ
マキ
サトウショーコ
タナカマナ
タナカマナ
ヤマダサラ
マキ
マキ
終了を告げるチャイムとともに
私たちは行動に出た
マキ
マキ
マキ
マキ
マキ
マキ
私は騒がしい教室で静かにターゲットを凝視していた
サトウショーコ
ヤマダサラ
マキ
マキ
タナカマナ
あとはターゲットが動き出すだけ
それもすぐに来た
私はSNSに実況を流していく
マキ
マキ
タナカマナ
マキ
サトウショーコ
ヤマダサラ
マキ
マキ
マキ
サトウショーコ
マキ
タナカマナ
私の歩く速度が若干早くなった
コケにされたような気持ちだ
マキ
マキ
トイレのすべての個室は使用中になっている
そのうち2つは私たちが占領している
ターゲットがいると思われる個室以外の扉が開いた
そこからサラとショーコが
いたずらっ子のような笑みを作って出てきた
そしてマナも浅い呼吸の状態で現れる
マキ
私は準備していたバケツを両手で持ち上げる
大きく息を吸って
吐くように大きな声で独り言を響かせる
マキ
バケツから飛び出した水の塊が
パッケージから飛び出したプリンのように弧を描き
閉じた個室の扉を越えていく
バシャーン!
?
水が弾ける音とともに悲鳴がトイレに反響した
トイレが逆流したように水が足元に広がっていく
マキ
ガチャガチャと慌てるように鍵を開ける音が聞こえてきた
それだけでおかしくて私たちは笑いがこみあげてくる
タナカマナ
ヤマダサラ
扉がゆっくり開く
さて、どんな顔をしてでてくるのか
私は心待ちにしていた
しかし
そこにいたのは見たことのない女子生徒だった
マキ
コメント
3件
見知らぬ人にやったの、、
え、知らん人にやったん? 可哀想すぎやろ ߹𖥦߹