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海羽(みう)

私が中学3年生の頃。

海羽(みう)

その日は高校へ行くための面接の
本番だった。

海羽(みう)

ある教室で作業の
面接をする。

海羽(みう)

その前に休憩を
していた。その
ある教室で。

海羽(みう)

私は席に座っていた。

海羽(みう)

私の席は窓側だ。

海羽(みう)

私はずっと窓の外を
見ていた。

海羽(みう)

だって、どこの窓にも、
居るんだ。姿は見えないけど。

海羽(みう)

幽霊がね。

海羽(みう)

私は生れつき
霊感がある。

海羽(みう)

特に薄暗い所。
真っ暗な所。
に幽霊は居る。

海羽(みう)

昔から、幽霊の気配
だけ感じるんだ。

海羽(みう)

もう、幽霊など怖くはない。

海羽(みう)

ほとんど怖くはない。
でもたまに怖い。

海羽(みう)

その後、他人から言われた話だ。

謎の人

海羽(みう)。

謎の人

お~い!!

謎の人

窓見てたんだろ?

謎の人

窓側の席だったしさ。

謎の人

目の前に幽霊いたんじゃないの?

海羽(みう)

...。

謎の人

なんだよ。

謎の人

いつもは怖がらね~だろ。

謎の人

まさか、怖いのか?

謎の人

図星か?

謎の人

まぁ、いっか。

謎の人

バイバイ。海羽(みう)。

海羽(みう)

あぁ、謎の人行っちゃった。

海羽(みう)

そっか。なるほどね。

海羽(みう)

私の目の前に幽霊が...。

海羽(みう)

少しだけ謎の人に
そう言われて、怖かった。

海羽(みう)

なんか意味が分かると怖い話みたいだな。

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