女親
あー……ねぇ、この子の名前どうする?
男親
あぁ…?…なんだっていいわ
女親
あっそ
女親
じゃ、俳優の名前からとっちゃお~
俺の親は、絵に描いたような屑親だった。
まま、おなかすいた
女親
~~♪~♪
ねえ、まま
女親
~♪
・・・・・・
ま
女親
は?何?
っ・・・・・・
………
女親
チッ……っはぁ~…
ピンポーン……
女親
っあ、はぁ~いっ
女親
…何突っ立ってんのよ、さっさと引っ込んでなさい
…ぁい……
母親は俺に興味なんてなくて、 知らない男を家にあげる時は、季節関係なくベランダに放り出された。
男親
ッヒック……ただいまぁ~…
ぁ……っ
男親
おぉ、居たのか…
男親
っヒヒ…
男親
…なぁ…
・・・・・・なに?
男親
なんで…
ガシッッッ
っひ…!?
男親
なんで父親が帰ってきたのに「おかえり」の一言もねぇんだ!!!!
あ゛ぁ゛!?!?
あ゛ぁ゛!?!?
ごっごめんなさッ…!!!
父親は、何度も俺を殴って、蹴って。
そして
男親
うぃ~…っヒヒ
…父さん……おかえりなさい。
男親
お~う
男親
いやぁ~今日は勝った勝ったぁ
…。
男親
ッククク……
男親
・・・・・・・・・。
っ…
(機嫌損なわせたか…?…また殴られる…っ)
………
・・・・・・っ・・・?
…とう
さ……ッ
父親は、舐めるような気持ち悪い目の色で俺を見つめていた。
っとうさん…、?
男親
…。
男親
凛太。
俺の名前を呼ぶ声は
ひどく優しくて
男親
一緒に、お風呂、入ろうか。
最高に気持ち悪かった。