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主。
主。
⚠️作者にその意図はありませんが、 人によってはRtRnに見える部分があるかもしれません!!⚠️
主。
主。
みなさんには、ずっと忘れられない大事な人っていますか?
何人の人がこの質問にYes、と答えるかはわからないけど
俺には、あの日から何年経ってもずっと俺の心を照らし続けてくれる 明るい太陽のような人がいます
彼は、俺のそばにいたっていなくたって俺の心を明るくしてくれる
今、元気にしとるんかな、なんて思ったところで
その答えが得られるわけないんやけど
もし、今もあいつが元気にしとるんやったら
本当にたまにでもいいから、俺のこと思い出してくれんかな、なんて。
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Akの側から引き離されたあの日、 俺は村の近くを通りかかった人さらいに誘拐され、 目が覚めたら知らないところをあいつらに担がれながら移動していた
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人さらい(モブ)
人さらい(モブ)
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俺は目を覚ましたが、それを向こうに知られると 面倒なことになりそうだったのでまだ気絶しているふりをしていた
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どうしようかと考えていた幼い俺の耳は、次の瞬間別の声をとらえた
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人さらい(モブ)
人さらいが何かを言う前に、その男性は手に持っていた竹刀を 振り上げて二人組の片方を気絶させた
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人さらい(モブ)
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人さらい(モブ)
奇襲をかけられて混乱していたもう1人の人さらいの意識も、 彼はいとも簡単に飛ばした
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彼はそう1人で言うと、2人の体をロープで縛って誰かに連絡し、 こちらに向き直った
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急に話を振られて俺がパニックを起こしていると、 彼は優しく微笑んで続けた
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そう言いながら赤い髪の男性は、俺の頭をよしよしと撫でてくれた
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Rnと名乗った男性は、 胸のポケットから警察手帳を取り出して俺に見せてくれた
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と、そこまでRnくんが言ったところで、 警察の仲間であろう黄色い髪の人がこちらにやってきた
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そう言って優しげに微笑むRtくんとニコニコと笑っているRnくんに、 俺はどうしようもなく安心して涙があふれてきた
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Rnくんの案内についていくと、 街の少し外れにある彼の家らしき場所についた
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俺がこくりと頷くと、Rnくんはなるほど、と呟いて 世界の地図を広げる
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Rnくんの言葉に俺がそう返したところで、 用件が終わったらしいRtくんが家にやってきた
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RtくんとRnくんは、地図が読めない俺の代わりに忙しい合間を縫って 地図に片っ端から目を通していちご村を探してくれた
とはいえ、世界にはいくつもの国があって広いので、 その中からいちご村を探すというのは簡単ではなく、何年もかかった
数年後、親代わりになってくれたRnくんとたまに遊びにきてくれるRtくんに 立派に育ててもらって17歳になった俺が学校から帰ると、 嬉しそうな顔をしたRnくんが出迎えてくれた
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そう言って数年前と変わらない満面の笑みでRnくんが 見せてくれた地図には、ぐるぐると赤いインクで囲まれた箇所があった
そこに書かれた村の名前に、俺は目を見開く
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Rnくんが読み上げていく周りの土地の名前は、 俺の中のいつまでも色褪せない幼少期の記憶の中で大好きなAkと こっそり出かけたところもいくつかあって、期待は確信に変わる
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Rnくんが嬉しそうにそう告げたところで、 タイミングよくRtくんが遊びにきた
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そう言いながらホッと胸を撫で下ろしたRtくんに、 2人はほんとうに自分のことを考えてくれているんだとわかった
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Rnくんはそう言って、俺のことをぎゅっと抱きしめてくれた
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俺は自分の出身の村に帰れるのが嬉しくて、 土曜日が楽しみで仕方がなかった
しかし、出発する直前の金曜日、事件は起こった
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とうとう明日の朝にこの街を出ると言う時、 Rnくんがその瞳を涙でいっぱいにしながら俺の部屋に駆け込んできた
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Rtちゃんが、急に倒れちゃった!!
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Rnくんについて街の病院に向かうと、 そこには力無くベッドに横たわるRtくんがいた
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数日前、元気に俺を送り出す言葉をくれた Rtくんと同一人物だとは思えないその姿に、 俺はしばらく現実が受け止められない感覚に陥る
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大事なところをはぐらかしたRtくんに、Rnくんが少し強めに問い詰める
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何もかも諦めたような顔で笑うRtくんと、いいわけない、と叫びながら ボロボロと涙をこぼすRnくんに絶句している俺の頭に、 昔Rnくんが幼い俺に話してくれた伝説が頭をよぎった
『この世界のどこかに願いの叶う宝石があって、 その宝石を手に入れればなんでもお願い事が叶うんだって。』
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海賊になって、願いが叶う宝石探してくる。
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病院に泊まり込みになるかもしれないと思って用意しておいた いちご村に行くための荷物から宝石を探すための荷物に変わった 冒険の必需品たちをまとめて、俺は病室の出入り口に向かって歩き出した
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そう決意を固め、俺は病室を後にし、広大な世界へと足を踏み出した