ヤンデレ悪魔っ娘♡②

お家デート 今僕は風香ちゃんと お家デートをしている とは言っても

何すればいいか 切実に分かんない 詰んだ( ’ω’)

話せと？ 何か話せと？(血涙) 将来について？ 気持ち悪いし重い 付き合いたてなのに 話題が真剣過ぎる( ’ω’) 世間話？ お家デートの最中に 普通に世間話すな( ’ω’) カップルらしい 話出来ないのは確定 褒める？ おっちょっと待って これいいかも(ﾟ∀ﾟ) まぁそうだよね！ まずは褒め合って イチャイチャしよ♪

チョコクッキーを 頬張りながらこちらを 兎の様な目で見つめる その幼子の様な少女の姿は この乾いた世界に ふわっと舞い降りた 愛しい天使そのものだった お菓子を食べてるだけで 絵になる風香ちゃん 流石っすd(^q^)

Σ(o'д'o)ﾊｯ つい言葉が零れる 流石に気持ち悪いかな お願いだからどうか 嫌いにならないでー ｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ とか思いながらも 風香ちゃんの返事にさえ 萌えてしまう僕は末期

絶対引かれてる と思ったのにまさか 照れてる…だと…？ 普段ふわふわ漂う 雲みたいな風香ちゃん しか見た事ないのに 照れている…？… いっつもあくびして ぽけーっとしてる あの風香ちゃんが…？…

困惑する中 嬉しさや興奮や驚愕が 混ざりに混ざって ぶつかり合って弾けて 心の中は大層騒がしく 絶賛大パニック祭開催中だ しかし心の中を 包み込むのはやはり 萌え(^q^)

風で動く筈も無いのに なんの音すら立てず 風香ちゃんの 真横に倒れるタンス 殺意すら感じる勢いで 不自然に起こった 怪奇現象

ただでさえ丸く ぱっちりとした目を もっと見開く風香ちゃん 俺自身も目の前で起こった 突然の不吉な怪異に 流石に驚きを隠せなかった

さっきまでの 風香ちゃんとは 到底思えなかった だって 優しい色をした瞳は 澄んだ水の様に真っ直ぐ 何処か鋭く光って 別人の目の様に見える そして何よりこの 仙人みたいな眼差しは 神でも宿ってるみたいだ

えっ何何… なんかもうオーラが 完全に風香ちゃんじゃない 見た事も無い顔 真剣過ぎる眼差しが 空気を一変させている 天地異変が起こる様な 尋常で無い緊迫感に包まれ 不吉に濁り曇り始めた 風の渦が不穏に奏でる 嵐の空の様な空気

俺はその状況が

普通に怖かった( ’ω’)

結局僕らの初デートは 張り詰めた空気で終わった 何が起きたのかな…？ モノクロに染まり 緊迫した思考回路 で考えたってどうせ 無駄な足掻きなんだろうな

後ろから聞こえる 悪戯で苺の様に甘い 何処か妖艶な少女の声 幼くて無邪気な筈なのに 誘惑する様な雰囲気を帯びた 不思議な不思議な声 微かにこの世の物で無い 異形なオーラを放つ その声の主が気になり 少し躊躇しながらも 振り向くと

やはり感じる 別世界のオーラ 異様な雰囲気をその声に、 その姿に、その振る舞いに ベールの様に纏ったその姿は 謎めいた魅力を放つ

華奢な少女に対して 不覚にも敬語になった 不思議な幼い妖艶さに 圧倒されてしまっている ちょくちょく英語だし 無駄にミステリアスだし 心を読む様な佇まいだし てかよく見たら後ろに 何か小さい羽生えてるし 口調が少女じゃないし 何かもう違和感を挙げてたら マジでキリがない( ’ω’) 寧ろこの子人間かさえ 最早疑わしいし…

縋る様に思考回路 を巡らせる内に じわじわと心に侵食する 妖艶に謎めいた恐怖 その不穏な状況で 咄嗟に思い浮かぶ対処 それは

三└(┐卍^o^)卍ﾆｹﾞﾙｩﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

そう吐き捨てる様に 告げた後力を込め回れ右 逃げる様にタッと駆け出して 必死に走ろうとするが 妙に後ろの視線が寂しそう

可哀想だと思い恐る恐る 後ろを振り返ると

誘惑する様な 甘く幼い声に少し あどけない寂しさが宿る それだけで何故か その瞳も姿も仕草も、 愛らしい子猫の様だった

そうだ、冷静になろう ちょっとこう何となく 不思議な感じがするだけの 可愛らしい子じゃないか こんなに小さい子が 真昼間に1人だなんて 近くの公園か何かで親か 友達とはぐれたに違いない あくまで普通の子として 接してあげるんだ

何この意味深な対応 正直現世の人じゃ、 いや寧ろ人ですら無い？ あっ、そうか！ プ〇キュアか何かの アニメに出てくる謎キャラ とかの真似か！格好も 女の子らしいしきっと そうなんだろう

そう呟くのが精一杯になり 段々と力無く涙を流す その少女の姿は本当に 健気であどけなくて こちらまで涙が出そうだ

ただ気になる事がある

違和感を自分の中に 閉じ込めながら 目の前の可哀想な たった一人の少女を 優しく撫でて慰める しかし疑問は切れない 煙の様に心に漂っていた

その消えない疑問は

何でこの見た目で ［小さい頃］なんて言葉が 出て来るんだろうか？

でも今はこの子を 何も考えずに慰めて 可愛らしく笑ってもらおう

無邪気に笑うその姿は 大袈裟かも知れないが 愛らしい天使の様だった いや、それ以上かな？ とにかく愛らしいその子の 幸せな顔はただただ こちらを幸せにしてくれた

やっぱり触れない方が 絶対良かったよな 悪い事をしてしまった また泣き出すかな？ これは一苦労だ

まじ可愛い…子猫みたい… にしても名前が大分 キラキラな件は無視で オケじゃないよね？ お母さんは相当だな… それかアニメの影響で 自分でつけた名前だろう

そう若干疑ってしまい その幼い少女の姿を よく見てみると、 羽が妙にリアルだし 八重歯っ子なのか にしては異様に鋭い歯 …というより牙？ ［貴方達人間には 理解出来ないわ］ というセリフも 不思議な臨場感を感じる もしかして…？

状況が分からない しかし今分かる事は そう高らかに語る瞳が 明らかに人間では無い事 ましてや純粋な少女 なんかでは絶対にない 第六感ってやつか？ 取り敢えず只者じゃない それだけが僕には分かる

そう言うとラヴィルは 妖しく微笑み、 スっと顔を近付けて 来たと思えばまさか ちゅッ♥

別世界の話に 飲み込めずにいた この状況に映えるのは あの無邪気で悪戯な 悪魔少女の笑顔だった

Continue...♥

投稿ペースが遅れて 大変申し訳ありません (●´_ _)ﾍﾟｺ ［1週間に2回のペース］と 書かせて頂きましたが、 ［1週間に1～2回のペース］ に変更する事にしました 尚2回投稿出来る努力は して参りますので、 何卒宜しく御願いします m(_ _)m