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私は北条 雪。もうすぐ高校生になる15歳。
今日、私宛に一通の手紙が届きました。
15歳の私へ
お元気ですか?
私は今、10年後の未来から手紙を書いています。
これが本当に届くのかわからないけど、もし届いたなら、
私のお願いを聞いてほしい。
北条 雪
北条 雪
北条 雪
信じられないと思うけど、本当に未来から書いています。
あなたは最近流行った、未来から届いた手紙で大切な人を救う映画の影響で、日記をつけることにしたよね?
北条 雪
北条 雪
この手紙も、その日記を見て書きました。
私も今、この映画のヒロインみたいに後悔しています。
だから、私の未来も変えて欲しい。
この映画だと、もう今の私の未来は変えられない。
でももし、もう1つの世界が作れるとするなら、
どうか、私のもう1つの世界も作って欲しい。
もう1つの世界では、もっと幸せになって欲しい。
北条 雪
私は、お金持ちの両親のところに生まれて、なに不自由なく暮らしていた。
それはとっても恵まれたことだし、幸せなこと。
今でもそのことは変わっていなくて、私が今不幸ってわけでもない。
でも、他の子とは違うこの環境が、今の私にとっての後悔に繋がっています。
北条 雪
北条 雪
私は生まれた時から格式高いお嬢様で生きてきて、友達なんていなかった。
でも周りから嫌われてるとか、仲間外れにされてるとかではなくて、
学校の子からもお嬢様として扱われて、周りはみんなよくしてくれる。
これもとっても嬉しいこと。
でもお嬢様として扱ってくれる分、みんな私とは住む世界が違うと思ってそれ以上は何も関わってこなかった。
私もみんなと変わらない、ただの女の子なのに。
北条 雪
北条 雪
北条 雪
今はそれでいいと思ってるかもしれない。
北条 雪
でもそれは本当に今だけ。
中学生の私はそれでも全然よかった。
でもこれから高校生。
高校生だからこそできることがたっくさんあるの。
1番楽しい時間。
でも私にはそれがなかった。
北条 雪
もうすぐ受験だよね。
今のままだと、両親と先生の勧めで私と同じお嬢様が沢山いる私立に入ることになる。
でもまだ間に合う。
お母さんとお父さんに頼んで普通の高校に入れてもらって。
最初は反対されるかもしれない。でも2人とも私のこと大好きだから、きっとわかってくれるはず。
北条 雪
母
北条 雪
北条 雪
北条 雪
北条 雪
母
北条 雪
北条 雪
北条 雪
北条 雪
北条 雪
母
母
北条 雪
北条 雪
父
北条 雪
北条 雪
母
北条 雪
北条 雪
父
父
北条 雪
北条 雪
父
父
北条 雪
母
母
母
北条 雪
北条 雪
北条 雪
父
父
父
北条 雪
北条 雪
北条 雪
母
母
母
母
北条 雪
父
父
北条 雪
北条 雪
父
母
母
母
北条 雪
北条 雪
北条 雪
母
母
父
北条 雪
こうして私はこの春、公立の高校に入学することになりました。