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ノワールくん

はじめまして

ノワールくん

お名前と職業を教えてください

臼井さん

臼井トシオ

臼井さん

会社員です。

ノワールくん

それでは、早速
臼井さんが体験したお話をお願いします

臼井さん

はい…

臼井さん

あれは残業帰りの
夜のことでした…

あれは、残業帰りの夜でした。

臼井さん

はぁ…

臼井さん

今日は、遅くなっちゃったなぁ…

臼井さん

夜ご飯
何食べよっかなぁ…

臼井さん

ん?

臼井さん

あれは…

お腹が空いていた私は、とあるラーメン店を見つけました…

臼井さん

ラーメンだ!!

臼井さん

運が良い!
早速食べに行こう!

中にはお店の方が一人いました。お客さんは誰ひとりいませんでした。

お店の方

イぃラッシャぃせぇぇぇぇぇぇ…

臼井さん

ど…どうも…

どういうわけかそのお店の方は何か不気味な雰囲気を漂わせていました。

お店の方

ご注文が決まりましたらお知らせくださいませぇ……

臼井さん

あ、あの

お店の方

はぁい?

臼井さん

お、おすすめでお願いします…

お店の方

……………

臼井さん

お店の方

へへへへへへへへ

お店の方

わかりましたぁ…

お店の方

おまかせということでぇ…

お店の方

へへへへへへへへへ

臼井さん

(なんか気持ち悪いなぁ…)

こんなこといったら失礼かもしれませんが…店の内装といいお店の方と言いあまりいい気持ちではありませんでした

お店の方

少々お待ち下さい…

そう言い残すとお店の方は店の裏に姿を隠しました。

それから数分後…

お店の方

ぉまたせしましたぁ

お店の方

ラーメンでぇすぅ

ごく普通のラーメンがでてきました。これといって怪しい所はありません

臼井さん

…どうも

臼井さん

いただきます…

臼井さん

ちゅるちゅる

臼井さん

ごくごく

臼井さん

ちゅるちゅる

臼井さん

ごくごく

臼井さん

…………

臼井さん

スープがおいしいですね!!

麺とかトッピングは普通でした

ですが、スープは異常に美味しいのです。スープだけ異常に…

お店の方

でしょぉ…

臼井さん

何の出汁使ってるのですか?

お店の方

……!!…

臼井さん

お店の方

…………こ

臼井さん

お店の方

何でもありません…

何の出汁を使っているのかと尋ねるとお店の方の空気が一変しました。

臼井さん

は、はぁ…

お店の方

ぅゔううぅうぁ

臼井さん

???

それ以降、お店の方の様子が おかしいのです。

お店の方

ぅぅぅぅうにゃあ

臼井さん

にゃあ?

お店の方

………

お店の方

気にしないでください

お店の方

少し疲れたので休みます…

そういうとお店の方は店の裏に逃げ込みました

お店の方

にゅうぃあぁ!!!

お店の方

ゴロゴロ…!!

お店の方

にゅうぃあ!!!!

お店の方

ゴロゴロ…!

何もかもが気味が悪いです

お店の方は謎の奇声を発しておられます

臼井さん

なんなんだ…?

臼井さん

猫に似てるような…

すると店の方はこちらを覗き込み、こうおっしゃりました

お店の方

トイレに行きます

臼井さん

ど、どうぞ

さっきの奇声はトイレを我慢しているのだと思い安心しました

お店の方はトイレに行きました

臼井さん

臼井さん

この隙に調理場を覗いてみるか…

よくないことだとは、分かってはいますが、どうしてもスープの出汁について知りたかったたのです。あまりにも美味しいスープだったので…

調理場を覗くとそれは、 おぞましい光景が広がっていました…

臼井さん

な、なんなんだ
これは!?

そこには、鍋がありました

臼井さん

あ、あ、ああ

その鍋の中にいたのはなんと…

猫の死骸 だったのです

臼井さん

う…う

臼井さん

うぉろろろろろろろ

私は吐き出してしまいました

臼井さん

うぉろろろろろろ

お店の方

おい

臼井さん

???!!

お店の方

みぃぃいたぁぁぁぁなぁぁぁぁ!!!!!

お店の方の形が変形し

猫の化け物になったのです

おそらくこれが本当の姿なのでしょう

臼井さん

は、はわわわ

私はパニックになりました。

お店の方

ぐニャアニャアにゃぁ!!!!!!

お店の方

シャーシャーシャーァ!!!

臼井さん

う、うわぁ!!!

私は無我夢中で 逃げました。

逃げた時の記憶はあまりないですが…本当に無我夢中だったと思います。

翌日、会社の同僚の方にこのことを話すと何とも興味深い話を聞くことができました。

同僚の方

それは大変でしたね

臼井さん

んー

臼井さん

まぁ助かったんで
良かったのですが

臼井さん

こんな体験は初めてでしたよ

同僚の方

それにしても猫かぁ…

臼井さん

どうしました?

同僚の方

いや…
少し聞きたいんですが…店の場所覚えてます?

臼井さん

えぇ…

臼井さん

会社から少し離れた路地裏にありました

臼井さん

今日出勤するとき覗いてみたら

臼井さん

もう無くなっていました。

同僚の方

あの場所って昔、猫が大量に殺された場所なんですよ

臼井さん

えぇ?

同僚の方

もしかしたら、臼井さんは殺された猫の幻を見たのかも知れませんね

臼井さん

へ、へぇ

その話を聞いた私は、後日、あの路地裏に赴き供養のためにお供え物を捧げました。

その際に、小さな子猫を見かけました。

その猫は、あのお店の方と少し似ているような気がしました。

以降、私の身に何かおきたことはありません

ノワールくん

猫のラーメン

ノワールくん

無事だったとはいえトラウマになりそうですね

臼井さん

えぇ…

臼井さん

いくら…無事だったとはいえあの味を忘れることはありません…

臼井さん

また、食べてみたいなぁ(小声)

ノワールくん

臼井さん

ふふふ

臼井さん

冗談ですよ

ちょっと不思議で怖い話

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