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1週間後、すまない先生とアリス先生が病院に帰ってきた

すまない先生

いやぁ…たった一週間しか離れてないのに、懐かしく感じるな

アリス先生

そうだねー!本当、1週間しか経ってないのに…

2人は眼の前にそびえ立つ、思い出の宝庫を懐かしそうに見つめた

すまない先生

さ、早速入ろうか

アリス先生

うん!早く入りましょう!

アリス先生

この出張で分かったことも皆に伝えたいし…

すまない先生

そうだね、でも、怪しい奴の事はまだ話さないでおこうか

すまない先生

もしサリンが…信じたくないけれど、悪い奴だとしたら、この話は聞かれちゃまずいからね

アリス先生

うん、今は私とすまないだけの秘密ね

すまない先生

あぁ!

2人は病院の門を潜り、彼らの家へと入っていった

すまない先生ーー!

アリス先生ーーー!

すまない先生

!!

アリス先生

!!

室内に踏み入れた瞬間、視界に飛び込んできたのは大好きな患者達の姿

おかえりなさい!と出迎えてくれた

サリン先生

おかえり

Mr.赤ちゃん(怪力病)

先生ー!寂しかったぜ!

ピクシー(蝶々病)

ほんとよ!だって一番騒がしい人達がいなかったもん!

Mr.レッド(発火病)

俺は落ち着いたほうが好きだけどな

Mr.バナナ

それは同感だ

Mr.ブラック(悪魔病)

私も静かな方が良いですね

アリス先生

みんなー!ただいま!

すまない先生

ただいま!

すまない先生

(なんだか、たった数カ月で沢山人数が減っちゃったな)

すまない先生

(前まではあんなにいたのに…)

数カ月前のことを少しばかり思い出す

沢山の笑顔で溢れていて、今よりももっと賑やかだった頃のことを…

すまない先生

(今後悔しても悔やんでも遅いよな)

すまない先生

(今いる患者達は絶対に守る)

そう決意をしたところで、ある光景に目を疑ってしまった

アリス先生

え!?

すまない先生

え!?

2人の驚きの声が重なる

すまない先生

レッド!?

アリス先生

ブラック!?

アリス先生

なんでここに…!

アリス先生

2人とも、外に出れないんじゃ?

レッドはヘヘッと笑って答えた

Mr.レッド(発火病)

今日は体調がいいんですよ

Mr.レッド(発火病)

ま、だからといって俺に触れるのは危険ですけどね

ん、と手を制止するようなポーズで前に出し、念のためもう一度「触れないで下さいよ」と言った

アリス先生

へ、へぇ~?

すまない先生

じゃあ、ブラックは!?

Mr.ブラック(悪魔病)

私もレッドと同じですよ

Mr.ブラック(悪魔病)

それに…今はノエルがいませんしね

アリス先生

ノエル!?どこいったの?

サリン先生

ノエルは今、体調不良なの

サリン先生

珍しく風邪ひいちゃって

サリン先生が手のひらくらいまである長さの白衣の袖をまくりながら答えた

すまない先生

そっか、心配だなぁ

アリス先生

うん…

サリン先生

でも大丈夫よ、薬のおかげで朝よりも良くなってるの

アリス先生

なら大丈夫そうね

すまない先生

そうだな!

この場にいる8人は久しぶりの再会に喜ぶ

色々話して、鈴を転がすように笑って、そしてまた沢山話した

Mr.赤ちゃん(怪力病)

じゃ、先生!そろそろ戻りますね!

Mr.赤ちゃん(怪力病)

俺たち今から男子専用部屋で遊ぶんで!

すまない先生

えっいいなぁぁ!

ピクシー(蝶々病)

私はアリス先生とお散歩してくる!

アリス先生

うん!少し前に約束したもんね!

ピクシー(蝶々病)

うん!

すまない先生

じゃあ僕はなにしようか…

すまない先生は何かを思い出したように「あ!」という声を出した

すまない先生

ブラック!サリンも少しここに残ってくれ

Mr.ブラック(悪魔病)

え?分かりました

サリン先生

なにかしら?

Mr.バナナ

ブラック、僕たちは先に行ってるぞ

Mr.ブラック(悪魔病)

はい

次々と人が居なくなっていき、3人だけがこの場に残る

すまない先生

いなくなったね…

この場にはいま、3人しかいないことを確認したすまない先生は口を開く

すまない先生

僕達は出張に行って、あることを知ったんだ

『あること?』と、2人の声が重なる

すまない先生

うん、それは…

すまない先生

「悪魔病の治療」、ブラック、君の奇病は治るかもしれないんだ

Mr.ブラック(悪魔病)

っ!?

サリン先生

!!

サリン先生

すまない、それはどんな治療法なの?

Mr.ブラック(悪魔病)

(私の奇病が治る…?)

Mr.ブラック(悪魔病)

(ということは、ノエルにも会える)

Mr.ブラック(悪魔病)

(昔のように笑いえるあの日々が、戻ってくる??)

すまない先生

その治療法は____

サリン先生

えっ、?今、なんて?

Mr.ブラック(悪魔病)

、、、は?

2人とも思わず間抜けな声を出してしまった

だって、悪魔病の治療法はあまりにも意外な方法で…

すまない先生

だから、悪魔病患者と天使病患者が会話をすること

すまない先生

なんだよ

サリン先生

まさか!そんな簡単なことでいいの!?

Mr.ブラック(悪魔病)

今までの制限はいったい…

すまない先生

あはは…すまない!奇病は不明な点が多すぎてね

すまない先生

少しでもリスクがあることはさせたくないし、したくもないんだ

あはは…とすまない先生はポリポリと頭を掻いて笑った

すまない先生

早速話しにいったら?

すまない先生

ノエルこそ最初はびっくりすると思うけど、君の奇病が治るとわかると快く応じてくれるよ

すまない先生

簡単な会話でいい。少しでも話せばいいんだから

Mr.ブラック(悪魔病)

本当に、話すだけですか?

すまない先生

うん、天使病患者と会話をして、1日たったら今までの奇病が無かったことのように消えるらしい

サリン先生

ブラック、早速いきましょう。と言いたいけれど、今はノエルは今体調不良だから、夜にいけばいいわ

Mr.ブラック(悪魔病)

分かりました。そうします

ブラックの声は少しばかり震えていた

それは奇病が治るかもしれないという「期待」と「驚き」からくる震え

仮面の奥には驚きつつも嬉しそうなブラックの表情があった

すまない先生

奇病、治るといいね

Mr.ブラック(悪魔病)

はい

ブラックは自身の胸に期待などの感情を抱いて部屋に戻っていった

サリン先生

…まさか、そんな方法だなんてね

すまない先生

僕も未だに信じられないよ

すまない先生

だって、長い間隔離していた2人を合わせることで奇病が治るんだもの

サリン先生

うん、本当に驚いた

サリン先生

これでブラックの奇病が治れば奇病を専門とする医療界に大きな進歩をもたらすわ

すまない先生

あぁ!でも古い本に載ってたからね、きっと治るはずだよ

すまない先生

そう信じよう

この治療法は、まだほかの病院や技術専門の医療機関には知れ渡っていない情報

誰が書いたのか分からない本の情報を頼りに今回ブラックの治療を開始する

この治療が成功すれば、悪魔病は「治る病気」として認知されることになるだろう

3人は、夜が来るのを待った

時計が夜の10時になったことを伝える音を鳴らす

皆は大体寝静まっているが、一人の患者だけは起きていて廊下に立っていた

Mr.ブラック(悪魔病)

……いきましょうかね

ブラックが立っているのはノエルの部屋の前。

コンコンコン、とノックを3回してから手の震えを止め、ドアを横にスライドさせた

Mr.ブラック(悪魔病)

____っ!?

奇病を持っている僕たちは

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