私は今とある屋敷に来ている
図書館の屋敷
迷路のように様々な道があって
屋敷のように大きい
でもここには幽霊が出るらしい
誰も来ない
だから本好きの私は探検しながら本を読むつもりだ
屋敷内
花音
ここが図書館...
沢山の階段にほこり
おばけやしきのようだ
女の子
ねぇ
花音
わっ!!
女の子
こんにちは
女の子
本を読みに来たの?
花音
そ、そうだよ
花音
貴方は誰?
女の子
私はここに住んでるの
女の子
私リリィっていうの
花音
そっか私 花音よろしくね
リリィ
うん!
花音
(とても黒髪が綺麗...)
花音
(でもリリィって名前...外国人?)
リリィ
ここに来るの、初めて?
花音
そうだよ
リリィ
案内してあげる!!
花音
ありがとう
リリィ
うん(*ˊᵕˋ*)
その子はとても笑顔が綺麗で可愛くて優しかった
でも不思議だった
花音
(こんなに小さな女の子がこの大きな屋敷に1人)
花音
(他の人の気配はない)
花音
(この子はどうしてこんな所に1人で...)
花音
リリィ...ちゃん
リリィ
なぁに?
花音
お家の人は?
リリィ
え?
花音
!!
リリィちゃんは睨むような目を一瞬したあと...
リリィ
なぁに?
花音
な、なんでもない...よ
リリィ
そっか!
ピロン
花音
(通知?)
輝夏
今から遊ばない?
花音
ごめん
花音
今図書館にいるの
輝夏
どこの?
花音
図書屋敷
輝夏
え?
輝夏
もしかして
輝夏
女の子いなかった?
花音
居たよ?
花音
リリィちゃん
花音
黒髪がとても綺麗だった
輝夏
花音、落ち着いて聞いてね
輝夏
その子は幽霊よ
花音
え?.....
花音
今一緒にいるのよ?
花音
何を言ってるのよ!?
輝夏
その子の父親と母親は図書屋敷が上手くいかなくなって
輝夏
子供だけを置いて逃げた
輝夏
でもその子は親の帰りを待ち続けた
輝夏
だけどやはり飢え死にした
輝夏
だけどその子は親の帰りを待ち続け図書屋敷に居座った
輝夏
地縛霊ってこと
輝夏
その途中に来る客の接客をしていた
輝夏
っていう話があるの
花音
そんな....
花音
確かに両親のことを聞いた時は凄い睨まれたけど...
輝夏
でもね
輝夏
この噂が広まって客が来なくなった
輝夏
きっと花音だけだよ
輝夏
来たの
輝夏
そしてさらに
輝夏
続きがあるの
輝夏
珍しく何も知らない客が来たら
輝夏
ずっと寂しかった女の子は
花音
ごめん輝夏
花音
リリィちゃんに呼ばれちゃった
花音
「ずっとスマホつつかないで」
花音
「私と一緒におしゃべりして」
花音
「寂しかったの」
花音
「一緒にいよう」
花音
って言われた
花音
だから1回きるね
輝夏
待って!
輝夏
花音!今すぐ逃げて!
花音
ごめんね、リリィちゃん
花音
ずっとスマホつついちゃって
リリィ
いんだよ
リリィ
今お喋り出来てるから。
リリィ
私ずっと寂しかったの
リリィ
ねぇ きっとまた
リリィ
お客さんなかなか来ない
リリィ
ねぇ
リリィ
ずっと一緒にいてよ
花音
え....?
花音
ずっと...一緒に?
リリィ
私寂しいの!
リリィ
一緒にいてよ!!!
リリィちゃんはすごい力で私の腕を掴む。離れない
思いっきり腕を振るうとなんとか離れた
私は全速力で逃げた
どんどん近ずいてくる
花音
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、
花音
(リリィちゃんすごい速さ...)
花音
(これが子供だとは思えない)
花音
(やばい!!!追いつかれる!!!)
ガシッ
リリィ
ウフフ
リリィ
やっと捕まえた
リリィ
ずっと一緒だよ
輝夏
輝夏
珍しく何も知らない客が来たら
輝夏
その女の子はその客をずっと離さない
輝夏
死んでも自分と同じように地縛霊にして
輝夏
一生屋敷から出れなくなるんだよ