瑠華子
私達、浮気してるね笑
沃
そりゃあそうだよ〜!!
沃
…でも、皆からしたら、友達の戯れなんだろうね。
柚望ちゃんがそう言った。確かにそうだ。 ただの、友達の戯れ。
瑠華子
……けどさ、
沃
ん…?
瑠華子
これから、いっぱい、色々、するんでしょ?
瑠華子
なら、思わないじゃん、"友達"同士がそんなことするって。
沃
………確かに…!
瑠華子
ねえ、色々って意味分かってる?笑
沃
分かってるよ!!えっちなことでしょ!
瑠華子
恥ずかしげも無く…笑
その言葉を口にした直後、何かを思い出した。
瑠華子
柚望ちゃん、どうして、私と浮気してるの?
瑠華子
柚望ちゃんも、彼氏居て、その人と何かあったの…?
沃
……あ〜…笑
沃
うちね、愛重いからさ、彼奴面倒くさがるんだよね…
瑠華子
うぇ、!?それまじなの…?
沃
まじだから言ってるの。
愛重いのは良いことなのにな…と私が思っていたら、急に真也人からLI○Eが来た。
瑠華子
……はぁ、、
瑠華子
私は都合の良い女なんですかー!!
瑠華子
まじでやだ、、
沃
……どうしたの?
瑠華子
これ。
私はトーク履歴を柚望ちゃんに見せた
沃
……『 何で帰って来ないんだよ、俺何かしたか?なあ、瑠華子、愛してるから帰って来て 』…?
瑠華子
そ。
沃
こういう人、気持ち悪い
突然そんなこと言い出したから戸惑った。だって、柚望ちゃんが言う筈のない言葉だったから。
瑠華子
そう、だね…
其れに気付いたらしく、慌てて謝って来た。謝る必要無いのに。
沃
ほんっとに、、戸惑ってたのはうちが悪かったから…
瑠華子
しょうもない事で謝らないで!?
沃
…分かった
瑠華子
うん、笑
沃
……!!良い事思いついた!!
柚望ちゃんは何か閃いたらしく、直球に、「うちとエロい事してる写真撮ろうよ!!そして見せつけよう!」と言った。
瑠華子
……エロい事って、えっちな事してる体勢…みたいな?
沃
そういうこと!!
瑠華子
まぁ、おっけー。
沃
よしっ!!
そして、そういう事してる体勢で撮った写真を、柚望ちゃんが送り付けた。
送り付けたと思えば、カタカタと音がした。私がこう聞くと
瑠華子
んねぇ、その、もしかして私の振りして文字打ってる…?
沃
ん?あったりまえじゃん!!
そう返って来た。
瑠華子
でも…その、浮気って内緒でするものじゃ……
沃
まぁ、そうだけどね
沃
こういう形でばらすのも良いじゃない。
沃
瑠華子、このどうしようも無い浮気男にウンザリしてるでしょ?
瑠華子
うん…
沃
じゃあ、お互い様って事で良いじゃんっ!
柚望ちゃんはそう言った。 私の下の名前で呼びながら。
瑠華子
良い…のかな?
沃
良いの!うちが言ってるんだからさ!!
瑠華子
言ってても駄目なことは駄目でしょ…
と言って私は苦笑いを零した。
沃
まぁね!それも一理あるかも!
瑠華子
何其れ笑笑
沃
…笑……何だか瑠華子と居ると、楽しいなぁ。
瑠華子
……え、?
沃
瑠華子と本当の恋人に成れたら、喧嘩することも有るだろうけど、次の日には和解して、人生を一緒に楽しめそう。
柚望ちゃんは、気にせず笑顔で、そういう事を口にした。私の気持ちが膨れ上がることを知らずに。