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1件
翌朝、
神社を訪れると
大勢の人で賑わっていた。
村長(三戸)
星崎(ほしざき)
村長(三戸)
星崎(ほしざき)
村長(三戸)
星崎(ほしざき)
村長(三戸)
村長(三戸)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
村長(三戸)
星崎(ほしざき)
村長(三戸)
村長(三戸)
村長(三戸)
そういうと
神職の格好をした男たちが
大鍋を持って現れた。
村人の他に
あの”ヨルパカ”のメンバーもいて、
スマホで撮影しているようだった。
鍋の仕上げに神主が
祝詞をあげ、
干した猪肉を
1枚削ぎ落として
汁の中に入れた。
恭しく鍋を一回掻き回して、
完成らしい。
トッちゃん
リッキー
意気揚々と村人たちを掻き分け、
リッキーは三十木汁を受け取る。
見た目も匂いも
いたって普通の
味噌汁のように見えた。
具材も干した猪肉の他に
ネギしか入っていない。
とてもシンプルなものだった。
次いで、
村人たちにも
順々に配られていった。
星崎も三十木汁を受け取り、
リッキーの前に立つ。
リッキー
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
リッキー
村長(三戸)
村長(三戸)
村長も微笑んで言ったが、
リッキーは困惑の表情を浮かべる。
リッキー
トッちゃん
村長(三戸)
村長(三戸)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
リッキー
リッキー
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎の言葉を聞いて、
周りにいる村人たちがざわめき立つ。
村長(三戸)
驚いて星崎に詰め寄ったのは、
村長だけではなかった。
村人(千佐子)
村人(千佐子)
村人(千佐子)
三十木汁作りに携わった千佐子も
慌てて否定する。
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
風都(かざと)
風都(かざと)
風都(かざと)
いつの間にか
星崎の後ろにいた風都が
村長や神主、
”ヨルパカ”のメンバーに
スマホの画面を向けた。
村長(三戸)
リッキー
そこには林の中をうろつく
”ヨルパカ”メンバーが映っていた。
・
【証拠の動画A】
ヨッシー
トッちゃん
タッつん
メンバーの一人が
草を抜き取り
他のメンバーに見せる。
それを手元のスマホの画像と
照らし合わせた。
トッちゃん
ヨッシー
リッキー
ヨッシー
タッつん
タッつん
トッちゃん
ヨッシー
・
トッちゃん
トッちゃん
風都(かざと)
次の動画は
どこかの台所らしく
大きな鍋を掻き回している
数名の女性の姿があった。
村人(千佐子)
そう千佐子が呟くと
スマホから大きな音が鳴った。
・
【証拠の動画B】
───ガシャンッ!!
村人(美夜)
村人(千佐子)
トッちゃん
トッちゃん
リッキー
村人(三戸)
村人(三戸)
村人(美夜)
村人(千佐子)
村人(三戸)
村人(三戸)
村人(美夜)
村人(千佐子)
リッキー
村人(千佐子)
リッキー
村人(千佐子)
村人(千佐子)
村人(千佐子)
リッキー
そこで厨房が無人になる。
タッつん
タッつん
”ヨルパカ”のメンバーが厨房に侵入し
鍋に近づいて
根っこのようなものを投げ入れた。
ヨッシー
ヨッシー
タッつん
タッつん
タッつん
タッつん
ヨッシー
タッつん
ヨッシー
ヨッシー
ヨッシー
タッつん
ヨッシー
二人は満面の笑みを浮かべて
厨房から走り去って行った。
・
風都(かざと)
風都(かざと)
タッつん
風都(かざと)
タッつん
村長(三戸)
村長(三戸)
村長(三戸)
村長(三戸)
星崎(ほしざき)
星崎はリッキーの方を向いた。
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
リッキー
リッキー
リッキー
リッキーは持っていたお椀を
地面に叩きつける。
村人(千佐子)
星崎(ほしざき)
リッキー
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎はリッキーの後頭部を押さえ、
持っていたお椀を近づける。
リッキー
リッキー
星崎(ほしざき)
タッつん
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
ジリジリとお椀が
口元に近づいてくる。
リッキー
リッキー
リッキーが押し戻そうとしても
ビクともしない。
リッキー
風都(かざと)
黙って見ていた
風都が何かに気がついて、
風都(かざと)
慌てて止めに入った。
風都(かざと)
風都(かざと)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
風都(かざと)
星崎が手を放した瞬間、
リッキー
というわざとらしい声を上げ、
鍋に寄りかかり、
地面に中身をぶちまけた。
村長(三戸)
村長(三戸)
リッキー
リッキー
トッちゃん
村人(千佐子)
しかし、”ヨルパカ”メンバーは
村人たちを押し退け、
脱兎の如く逃げて行った。
風都(かざと)
風都(かざと)
風都(かざと)
風都は呆れたように呟く。
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎はこぼれた汁の中から
根っこを拾い上げる。
風都(かざと)
風都(かざと)
村長(三戸)
村長(三戸)
村長の三戸は
力無く首を横に振った。
村人(千佐子)
村人(千佐子)
村長(三戸)
村長(三戸)
村長(三戸)
村長(三戸)
村長(三戸)
村人(千佐子)
村人(三戸)
村人(千佐子)
村人(三戸)
村長(三戸)
村人(千佐子)
村長(三戸)
村長(三戸)
村長(三戸)
村長(三戸)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
風都(かざと)
星崎(ほしざき)
風都は慌てて星崎の口を塞ぐ。
風都(かざと)
風都(かざと)
村長(三戸)
風都(かざと)
風都(かざと)
風都(かざと)
風都(かざと)
風都(かざと)
風都(かざと)
村長(三戸)
村長(三戸)
三戸は少し複雑な表情をしながらも、
頷いて見せた。
村長(三戸)
村長(三戸)
風都(かざと)
風都(かざと)
そこで風都は
星崎の口を塞いでいた手を放す。
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
村長(三戸)
星崎(ほしざき)
星崎(ほしざき)
村長(三戸)
村長(三戸)
三戸は頷いて見せた。
・
・
その後、
小さな鍋に作り直したという
三十木汁を風都は堪能する。
風都(かざと)
村長(三戸)
村長(三戸)
村長(三戸)
三戸は小声で
風都に尋ねた。
二人の視線の先には、
部屋の隅で膝を抱え、
時々重いため息をこぼしている
星崎の姿があった。
風都(かざと)
風都(かざと)
風都(かざと)
村長(三戸)
村長(三戸)
村長(三戸)
風都(かざと)
風都(かざと)
風都(かざと)
風都(かざと)
風都(かざと)
星崎(ほしざき)
風都(かざと)
星崎(ほしざき)
風都(かざと)
最後の一口を流し込み、
二人は古民家をあとにした。