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大西流星side

康二

1人で廊下を歩いていたら呼ばれた

雅(流星)

康二くん

康二

久しぶりやな!

康二

元気にしてた?

雅(流星)

おん。元気やで

康二くんは俺が入所した時からの先輩や

俺が幼くて何もできなかった時に、 いつも康二くんが助けてくれた

やから、今でも話しかけてくれる

でも、俺がほんまは男だっていうのは言っていない

正確に言えば、言いそびれた

言うタイミングが分からず、困っている

康二

新幹線、
今も好きなんやな。

康二くんは俺のバッグについている新幹線のキーホルダーを 見ながら言った

雅(流星)

そうだよ。新幹線は
見るのも乗るのも
楽しくて好きなんや

康二

ふ〜ん、そういうとこ
男子みたいやな

康二くんの言葉が妙に心に刺さった

雅(流星)

別に、女子が
好きやってええやろ

雅(流星)

そういうの
やめた方がええで

康二

、、、ごめんな

そして、悲しそうに笑った

康二

俺、
こういうとこがあるから
大ちゃんに
嫌われるんやな、、、

雅(流星)

そんな事ないで。
康二くんはいい人やで

俺はほんまのことを言った

だって、康二くんはほんまにいい人やから

俺が小さい頃誰かに虐められても、 康二くんだけは味方でいてくれた

なのに、、、ほんまのことを話せない

どうすればええんやろ

康二

そうかなぁ。

康二

大ちゃんには
そう思われてなさそう
やけど

雅(流星)

どうして、西畑は
康二くんのこと
無視するん?

雅(流星)

前は仲良かったやん

康二

、、、事情があるんや

事情って何なん?

雅(流星)

もしかして、西畑は
何か企んでるん?

康二

、、、せやな。何かするかもな

雅(流星)

康二くんは知ってるん?

康二くんは分かりやすい

何か知っているのが顔に出ている

康二

俺は、、、
具体的には分からない

康二

でも、俺が関西にいた時の
大ちゃんを見ていれば、
何をしようとしているのか
分かる気がするんや

雅(流星)

、、、

どういう事なんや?

理解できていない俺を見た康二くんは

康二

雅は幼かったから、
分からないかもな

康二

でも、この言葉を聞けば、
分かるやろ

雅(流星)

え、何?

康二

『焼け野原』

その言葉を聞いた途端、俺の背筋が凍った気がした

すぐに言葉が出なかった

雅(流星)

まさか、西畑は、、、

康二

まだ正確には分からないで

康二

俺は大ちゃんと
話がしたいんやけど、、、

雅(流星)

、、、康二くんが
関東のSnowManに
加入したから

西畑が康二くんを無視する理由が分かりそうやな

俺たちにキズナなんてない

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