桃谷
なぁ、なーくん
紫央
なぁに、さとみくん。課題分からない問題とかあったの?
ここはなーくんの家。俺は、冷静__正確に言うと冷静に”見せかけた”彼を見つめ話しかけた
桃谷
今日、8月に入ったな
紫央
自由研究とかしなきゃね
桃谷
、、、女子とどっか行った?
紫央
勉強してた
桃谷
、、、、漫画とかにありそうな胸キュン電話とか
紫央
オンライン授業見てたな
桃谷
、、、、、せめて男友達と遊びには
紫央
あ、そういえば美術の課題やった?
桃谷
勉強から離れて現実見ようぜ!!!??
目の前にあったシンプルな机をたたき、彼に向かって嘆く俺。
夏休み前日に何があったのか、なーくんはずっとこんな調子だ。
出された課題を数日でやり切っても尚、現実逃避するように勉強をやり続けていた。
昔からこういう姿は見てきたが今回は特にひどい。
というか恐怖を感じた←
桃谷
なぁ、、ジェルと何があったんだよ
紫央
何もないよ何でジェルくんって決めつけてんの殺すよ?
桃谷
、、、るぅとの真似とか洒落になんねぇ
頬をついてため息をつく。
紫央
、、、さとみくんは、彼女できた時どういう気持ちだった?
急に投げかけられた質問。
桃谷
へ?
なんて驚きすぎて素っ頓狂な声を上げてしまった。
というか彼女できたことあるってなーくんに言ったっけ?
、、まぁどうでもいいか
桃谷
別にどういう感情もなかったんじゃね?中学生の恋だったし、数か月で振ったわ
紫央
え、振った!!?
桃谷
おぉ
紫央
冷静!!!
というかアレは彼女って言えんのかな、、?
女(中学生時代)
『さとみくん、お願いがあるんだけど』
、、あの日彼女に言われた言葉を思い出す。
女(中学生時代)
『私の事振った彼氏見返したいから付き合ってくれない?』
うん、愛など存在しなかった←
俺も馬鹿で、あの時グチャ混ぜの感情(主にるぅとへの想い)に決別するために付き合っただけだし。
お互い馬鹿野郎だったってわけだよな。
そんな胸糞悪い話、俺自身も思い出したくなかったわ
紫央
、、、まぁ、さとみくんが本気で人の事好きになるとか考えなかったなー、あの頃は
桃谷
あの頃とか言うなよ、まだまだ若いだろ。どうせ小3の時だろ?うん、あの時の俺は阿呆だった
思い出すのは俺のせいでるぅとがロボットになった後の夏休み、、、






