カワノベさん

2人がそこに到着すると、死霊と女子生徒が居た。 死霊はじりじりと女子生徒に近付いているようだった。

萩は炎を纏った大剣で、 女子生徒に向かって伸びていた死霊の腕を斬った。

喜雨は氷柱を大量に生成し、死霊に向けて放った。 結構な量の氷柱を放ったようだが……

カワノベは喜雨、萩、女子生徒の3人にシールドを張った。 すると、萩が再び死霊に向かって斬りかかる。

ザシュッ……！

喜雨は再び氷柱を生成して死霊に攻撃をした。 しかし、効果はあまり無いようだった。

女子生徒はタッタッタと東階段の方へ駆けて行った。 そして、廊下にいるのは死霊と喜雨達3人だけになった。

萩は何度も死霊に向かって斬りかかるが、 死霊は段々と攻撃を受けにくくなっているようだった。

死霊の攻撃を受けた2人は廊下の端まで飛ばされてしまった。 カワノベのバリアのおかげで死霊の攻撃による影響は防がれたようだが、バリアは割れてしまった。

2人が立ち上がっている間に死霊は2人と距離を詰め、 再び攻撃を仕掛けようとした。

そう言い、喜雨はすぐさま氷で壁を作った。 氷の壁はバリアの代わりになり、死霊の攻撃を防いだ。

萩は氷の壁に大剣を突き刺し、氷を炎で燃やした。 氷は炎で溶けて水になった。

喜雨は死霊の前後に氷を生成して死霊を邪魔した。 喜雨は更にその死霊の上に氷を生成する。

萩は死霊の真上に生成された氷に大剣を突き刺し氷を燃やした。 すると……

どこからともなく現れた紫髪の少女に2人は困惑した。 すると、少女が少し興奮気味に語り出した。

次回：2025年3月22日