監視官
高倉雅
監視官
5歳児だった私はちょっとしたリトミック的なものかと思っていた
でも違った
監視官
高倉雅
訓練室に閉じ込められタイマンでヴィランを倒す訓練だ
しかも初日で。
個性発動時は「考えたことが現実になる」しか頭に入ってなくて、どう応用したらいいのかも全くわからなかった
高倉雅
もちろん最初は飛ばされてばかりで1日でものすごい重症を負った
監視官
高倉雅
個性だけの訓練ではなかった
もちろん一般的には6歳から小学校に入学できるというシステム。でも私は外になんか出られない。
これでも期待されている゛材料゛だから
だから
高倉雅
むりやり足枷と手枷が繋げられ頭にはよくわからない装置をつけられて、脳に電気が流される
その間痛みと勉学の必要な部分を脳に入れ込まれる。つまりその間だけ私はプログラムされているロボットなのだ。
それを毎日2時間以上耐える
そのような生活を続けていた
出会ったときのホークスは私に優しい笑顔をくれた。それは少しでも私が未来に不安を抱かないようにとのことで配慮してくれたのだろう
監視官
監視官
監視官
そう言われていくうちにもう慣れていた
いや慣れることはできなかったと思う
もうとっくにこき使われる私の人生自体がどうでもよくなっていたのかもしれない
それから3年
私と同じような子が公安に入ってきた
……
あの日の私のようにヴィランと戦わせられてた
約3時間の訓練をぶっ通しで続けたあと少しの休憩時間が設けられる
……
高倉雅
……
高倉雅
……
高倉雅
……
高倉雅
……
高倉雅
……
高倉雅
真壁リサ
高倉雅
真壁リサ
高倉雅
あの家なんてもう知らん
真壁リサ
高倉雅
差し出される手に困ったけど
真壁リサ
真壁リサ
強引に手を繋がれてしまった。変な奴だ。
でもリサも良い境遇で過ごせたわけじゃなかったらしい。ウチの両親が死んでから真壁家はおかしくなって家族崩壊。
私の父親の弟であるリサのお父さんは不倫して借金して散々な奴になってしまったらしい
高倉雅
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