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優奈
奏叶
まぁそれが普通か。
僕のことをいい人間だと思う奴なんていないだろうな。
優奈
優奈
優奈
優奈
優奈
優奈
奏叶
僕は今までで人を好きになったことがないせいで
愛想、というものを知らなかった
だから僕は
彼女を好きになっても
今までと何も変わらないままの態度しかとることが出来なかった
奏叶
優奈
優奈
優奈
奏叶
何も変わらない
彼女を好きになったとしても。
そう、それで良かったはずなんだ・・・
彼女の様子が少しおかしくなったのは
彼女が転校してきてから1ヶ月程がたった時だった。
僕は学校帰りに彼女の家に行って勉強を教えることが
日課になっていた
相変わらず僕は愛想良くできていないけれど
内心とても楽しかった
優奈
優奈
僕は、この頃5教科全て教えるようになっていた
優奈
奏叶
優奈
奏叶
奏叶
優奈
優奈
奏叶
彼女は時々意味の分からないことを言うようになった
『幸せっていいよね』
『家族っていいよね』
『恋人っていいよね』
『友達っていいよね』
『生きてるって・・・いいよね』
なんてことをよく口にするようになった
特に
『幸せっていいよね』 と 『生きてるっていいよね』
このふたつはほぼ毎日のように口にするようになった
優奈
ほら、今日もきた。
奏叶
優奈
優奈
意味が分からなかった
僕は多分、幸せでもないし幸せじゃないわけでもない
そんな中途半端な人間だ。
それなのに僕が幸せ?
そんなはずはない
奏叶
奏叶
優奈
奏叶
優奈
優奈
奏叶
さらに意味がわからなかった
彼女が苦しそうにしている理由も、
わからなかった
優奈
優奈
本当に意味が全くわからなかった。
でも何となく
彼女がどんどん遠ざかって行ってしまう気がして
とても怖かった
・・・ 彼女のからだに 異変が起こったのは
そこからさらに2ヶ月後のことだった。
僕は朝、彼女と登校していた
優奈
奏叶
奏叶
優奈
奏叶
優奈
奏叶
話している途中で突然
喋り方を知らない赤ちゃんのような表情をして僕を見つめ始めた
そして
バタンッ!!
と、倒れてしまったのだった