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2件
面白い~
辺りは妙に暗く2人は息を切らしながら学校の外へと走った。
清水 優美
桜木 咲夜
清水 優美
清水は自分達の学校を指さす。
そこには学校の空に黒い雲が渦巻いていた。
空の色は悪天候時の色では無く別のなにかだと感じた。
清水 優美
桜木 咲夜
清水 優美
桜木 咲夜
清水 優美
桜木 咲夜
清水 優美
桜木 咲夜
桜木 咲夜
桜木 咲夜
清水 優美
桜木 咲夜
咲夜は合鍵を使っておばあちゃん家に上がる。
引き戸を開け奥へと進むと祖母の部屋に着いた。
清水 優美
桜木 咲夜
お爺さん
後ろを振り向くとお爺さんがビニール袋を持って立っていた。
お爺さん
清水 優美
お爺さん
お爺さん
お爺さん
清水 優美
お爺さん
お爺さん
お爺さん
桜木 咲夜
お爺さん
そう言ってお爺さんは台所へと向かった。
2人は仏壇に行き線香を置いてお参りをすると、お爺さんが2人を呼んだ。
お爺さん
清水 優美
桜木 咲夜
お爺さん
桜木 咲夜
咲夜はお爺さんに学校で起きた事を話すとお爺さんはしばらく下を向いた後、顔を上げた。
お爺さん
桜木 咲夜
お爺さん
お爺さん
清水 優美
お爺さん
桜木 咲夜
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さんは首に掛けてたネックレスを外すとネックレスには鍵が付いていた。
お爺さん
お爺さん
桜木 咲夜
清水 優美
お爺さん
桜木 咲夜
お爺さん
お爺さん
お爺さん
咲夜は鍵を持って婆さんの仏壇の所にある鍵穴に差し込む、すると仏壇の下にある細長い箱が開いた。
桜木 咲夜
お爺さん
お爺さん
桜木 咲夜
清水 優美
お爺さん
お爺さん
お爺さん
桜木 咲夜
桜木 咲夜
お爺さん
お爺さん
お爺さん
桜木 咲夜
お爺さん
お爺さん
桜木 咲夜
清水 優美
お爺さん
2人は家を出て行くとお爺さんはゆっくりお茶を啜った。
お爺さん
お爺さん
お爺さん
お爺さん
刀を持った咲夜は学校へ向かうと目の前に無数の腕が目の前を隠す壁ように聳えた。
清水 優美
桜木 咲夜
無数の腕が無い所へ向かって走る2人
すると、咲夜の後ろに無数の腕が生え咲夜と清水を遮る。
桜木 咲夜
清水 優美
桜木 咲夜
清水 優美
壁の向こうから清水の足音が遠くなっていく。
桜木 咲夜
桜木 咲夜
桜木 咲夜
桜木 咲夜
咲夜は辺りを見渡しながら走っていると、目の前に事故を起こしたのか煙をあげ動かなくなった車があった。
桜木 咲夜
桜木 咲夜
空を見上げると雲は渦を増し赤い光が差していた。
桜木 咲夜
すると、道を裂き地響きを鳴らしながら咲夜の足元にヒビが入った。
桜木 咲夜
足元から無数の腕が生え咲夜は衝撃で吹っ飛んでしまう。
桜木 咲夜
起き上がり、腕を前に指輪は青白く輝き出した。
桜木 咲夜
桜木 咲夜
咲夜の前にはここを通さんと無数の腕がうねっている。
咲夜は刀の鞘を抜き横一列に並ぶ腕に狙いを定める。
桜木 咲夜
刀は腕を横一列に斬り祓うと切断面から真っ赤な桜の花びらが中を舞った。
桜木 咲夜
腕は煙のように姿を消した。 咲夜はそのまま学校へ向かった。
昇降口に着くと入り口にはべっとりと黒い粘り気のある物体がくっついていた。
桜木 咲夜
桜木 咲夜
咲夜は学校裏に行くと、黒く細長い物体が木や学校に絡まり付いていた。
桜木 咲夜
そこに、びちゃ、びちゃと咲夜の背後に近づく何かがいた。
桜木 咲夜
振り向くとそこにいたのは、全身黒い物体に絡まり口からは無数の腕が生え、目線はありえない方向に向き血の涙を流す後藤 暁が歩いていた。
取り憑かれた後藤
桜木 咲夜
桜木 咲夜
桜木 咲夜
咲夜は膝から崩れ落ち涙を零した。
桜木 咲夜
桜木 咲夜
桜木 咲夜
取り憑かれた後藤
取り憑かれた後藤
桜木 咲夜
涙を拭うと、後藤は無防備になった左手で自身の口から生えている腕を引きちぎると黒い液体が口から溢れる。
取り憑かれた後藤
取り憑かれた後藤
桜木 咲夜
桜木 咲夜
取り憑かれた後藤
桜木 咲夜
取り憑かれた後藤
取り憑かれた後藤
取り憑かれた後藤
そう言った暁の口からまた新たな腕が生え、左腕は黒い植物のような触手に絡まり両目玉は飛び出た。
桜木 咲夜
桜木 咲夜
咲夜は両手に刀を握らせ勢いつけて走り出す。
取り憑かれた後藤は腕をムチのように操り咲夜に向かって伸びる。
桜木 咲夜
咲夜は迫って来る触手を斬り払い新たな触手を踏み台にして高く跳ぶ、左腕から生えた触手は下から伸びるが、咲夜は素早く地面に着地し触手を斬る。
桜木 咲夜
そして、暁の心臓に刀を刺し込む 咲夜は暁の耳元で別れを囁いた。
取り憑かれた後藤は砂のように消え落ちた。
桜木 咲夜
咲夜は学校の窓を見て入れそうな所を探るが、窓にはべっとりと黒い物体がくっついていた。
桜木 咲夜
窓周辺を歩いていると、1箇所だけ黒い物体が付いてない所を見つけた。
咲夜は刀の持ち手の頭(かしら)部分を使って窓を叩き割る。
桜木 咲夜
中に入ると目の前には階段が見え登ることに…
桜木 咲夜
左人差し指に付いた指輪を見ると青白く点滅していた。
桜木 咲夜
桜木 咲夜
咲夜は降霊術をした場所に戻ると赤黒い光を出した樹木が見えた。
その樹木からは聞き慣れた人達の苦しむ声が聞こえた。
桜木 咲夜
桜木 咲夜
桜木 咲夜
咲夜は刀を降霊術をした樹木に刃を差し込む。
桜木 咲夜
赤黒い樹木は煙のように薄く消え学校に絡まりついた黒い触手が消えはじめた。
桜木 咲夜
窓の外を見ると黒い渦はまだ残っている、咲夜は清水の姿を探すがどこにも見当たらない。
次の瞬間、地が激しく揺れはじめ全部の窓が一斉に割れた。
桜木 咲夜
ガラスが宙を舞いながら激しくなると清水の叫び声が屋上から響き渡った。
桜木 咲夜
階段を上がり屋上のドア開けると、そこには髪が足まで長く伸び頭上には無数のカラスが飛び回っていた。
桜木 咲夜
取り憑かれた優美
桜木 咲夜
目の前にいるのは、目が飛び出し老婆のようにしわくちゃになった清水 優美が立っていた。
優美の身体からは黒い液体が流れカラスが咲夜に向かって飛びつく
カラス
桜木 咲夜
咲夜は居合い切りでカラスを切り払い 優美らしきモノに刃を向けた。
桜木 咲夜
桜木 咲夜
悪霊
桜木 咲夜
悪霊
悪霊が指さした所に目を向けると屋上のアンテナに無惨にも絡まった清水 優美が死んでいた。
桜木 咲夜
悪霊
悪霊
悪霊
桜木 咲夜
桜木 咲夜
咲夜は両手で刀を構えると刀が青白く輝きはじめた。
悪霊
桜木 咲夜
咲夜は悪霊に向かって走ると悪霊は黒い触手をムチのように払うが、スライディングで交わされる。
悪霊
桜木 咲夜
悪霊の頭上に刃を入れ一刀両断する。 しかし、刃を入れた時じいさんの言葉を思い出す。
お爺さん
桜木 咲夜
刃を入れた霊は苦しもがきはじめると、咲夜は刀を引き抜き浄化の想いを込めもう一度ゆっくり刺し込む。
悪霊
悪霊
悪霊
桜木 咲夜
刀を抜くと悪霊は灰のように消え、 黒く渦を巻いて蠢いていた空は何も無かったかのように、蒼空へと戻る。
そして朝日が昇り始め学校の外からパトカーのサイレンが鳴り響いた。
桜木 咲夜
それから私は警察に保護され事情聴取した一週間後に転校し安全な場所へと移動された。
私の通ってた学校はニュースになり、 私のクラスメイトは行方不明者として 扱われた。
私はこのことを胸の懐にしまい、 みんなの意志を継いで生きていく。
もう、怖いことは起きないと思いたい…