わたしの名前は、メイ。
ある病気を抱えている。
だからお父さんはクローンを作って、私に臓器移植をしてくれる。
メイ
お父さん
メイ
私は臓器移植できるの?
お父さん
ああ
お父さん
できるよ
メイ
絶対に?
お父さん
絶対にだ
メイ
やったぁ!
メイ
嬉しいなぁ!
今日、臓器移植の日。
私とそっくりな「メイ」が隣のベッドに横たわっている。
お父さん
手術を開始するぞ
お父さんの声が聞こえる。
麻酔の前に考える。
もう一人の「メイ」の臓器をとってから私に移植するんだ。
メイ
………
眠たい。
あれ?
なんでお父さんは私に包丁を持ってくるんだろう。
お父さん
メイ、コイツの臓器を移植すれば助かるからな!







