実歩(みほ)
私が幼い頃。
実歩(みほ)
その日は姉と、
散歩をしていた。
散歩をしていた。
実歩(みほ)
途中。
実歩(みほ)
橋を渡っていた。
実歩(みほ)
橋の策には、蜘蛛の巣。
蜘蛛が居た。
蜘蛛が居た。
実歩(みほ)
突然。
実歩(みほ)
私は霊に乗っ取られたように。
実歩(みほ)
策を乗り越えようとし。
実歩(みほ)
私は死にたいと思った。
実歩(みほ)
蜘蛛も、蜘蛛の巣も、
少し嫌だったけど。
少し嫌だったけど。
実歩(みほ)
そしたら、姉に止められた。
実歩(みほ)
私は正気を取り戻した。
実歩(みほ)
今思うと。
実歩(みほ)
そこで自殺した。
実歩(みほ)
何者かの霊が、
私の体を乗っ取ったのだと。
私の体を乗っ取ったのだと。