🐹ほし.
すにょんあは、 呆れた様に言葉を吐く。
俺は、そんなすにょんあに 言う言葉も無く、
ただ見つめる事しか できなかった。
だけど、何も言わない 俺に遂にキレたのか、
すにょんあの口調が、 だんだん強くなってきた。
🐹ほし.
🐹ほし.
🐹ほし.
🐹ほし.
すにょんあは、 怒りの頂点に達した。
泣きそうになりながら グッと下唇を噛んでいる姿は、
いつもの可愛い すにょんあとは思えない。
わかってる。 罪な事をしたのは。
言おうとずっと思ってたのに、 言い出せなかった。
あのすにょんあの 可愛い笑顔を見れば、
なんだか、 言い出せなくて。
すにょんあは、睨みながら 去っていこうとする。
ここで『友情』が 崩れたら、
俺は、どうやって 生きればいいんだよ。
自分も泣きそうになりながら、 後を追う。
だけど ——
前を通り過ぎた車の所為で すにょんあが見えなくなって、
結局俺は、 立ち止まってしまった。
- 5ヶ月前 -
俺は、2年間、ずっと ○○に恋をしていた。
いつも友達と 楽しそうに話す姿に、
俺は、何度も目で 追ってしまっていた。
—— だけど、いつまで 経っても片思いだったら、
俺の心が 苦しくなる。
だから、晴れた 放課後の日、
自分の片思いを 終わらせようと、
誰もいない道で、 俺は○○に告白したんだ。
○○.
🍼うじ.
🍼うじ.
🍼うじ.
🍼うじ.
緊張しながら震えて 言った言葉に、
○○は、 クスッと笑う。
🍼うじ.
○○.
○○.
🍼うじ.
『同じ気持ち』・・・?
一体、何の話だ・・・?
一瞬何の事か わからなくなったが、
確信した瞬間、 顔が赤らめた。
○○.
○○.
🍼うじ.
○○.
叶わないと 思ってたけど、
○○の笑顔と、ちょっと 赤くなった頬を見て、
『本当だ』と、 確信した。
その瞬間、俺らは 『恋』をした。
- 2日後 - (現実戻ります)
週末が終わり、 俺は、
重い足取りで 学校へ登校する。
すにょんあと 言い合いになった次の日、
俺は、ずっとすにょんあの事で 頭がいっぱいだった。
どうしたら、 仲直りできるか。
どうしたら、また 『友情』を取り戻せるか。
それを考えるだけで、 夜は全然眠れなかった。
教室に着き、 ドアを開ける。
すると、○○が 急いで近づいてきた。
○○.
○○.
あぁ、そうだった。
すにょんあ、 ○○に告ったんだった。
🍼うじ.
○○.
○○は、 俯きながら話す。
俺は何の事かわからず、 首を傾げた。
🍼うじ.
🍼うじ.
○○.
○○.
🍼うじ.
○○.
○○は、何度も 何度も謝ってくる。
すにょんあにも ○○にも、
やっぱり俺は、 罪悪感で溢れた ——
- 『友情』か『恋』か。 中編 【リクエスト】 -
- 終わり -
コメント
20件
星が怒ったら火星 今日寒いね
ホシウジにとりあいされたい((
前編と後編で終わらせようと思っていたのですが、 中々話が長引きました。 大変申し訳ございま千円頂戴。