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アンベール邸は今日も、春の陽気に包まれていた。

アリス

うーん......

そんな中、よく寝坊するお嬢様が一人 目を覚ました。

アリス

太陽は私を寝させてくれないのね...むにゃむにゃ

アリス

......あ!!

アリスは突然、思い出したように起き上がった。

アリス

もうこんな時間!?トルテが来ちゃう!!

アリスは突然立ち上がり、ネグリジェのまま庭園へと駆け出した。

足が汚れることも傷つくこともお構い無しだ。

アリス

トルテェー!!

トルテ

はい、お嬢様?

トルテは生垣の間から声を出した。

アリス

わ!!今日はそんな所にいたのね。

トルテ

お嬢様...せめて服を着てくださらないと。

アリス

...??着てるじゃない。

トルテ

それはネグリジェです。

アリス

でもすっごく着ごごちがいいのよ?

トルテは即刻諦めた。

トルテ

もう...。お転婆なんですから...。

トルテは呆れ返りながら、バスケットを手渡した。

トルテ

そうそう。これは今日の朝ごはんです。

アリス

わーい!!
今日はなんのパンかしら?

トルテ

スープもありますよ。かぼちゃの。

アリス

えぇ!?
ほんとにほんとに!?

バスケットの中身を覗くと 確かに 見た事のない陶器のお皿と蓋皿がある。

トルテ

私の発明です。スープに蓋をするなんてなかなかでしょう!?

アリスは表情を輝かせた。

アリス

ね、こんな暖かいスープどうしたの!?
盗んだの?

トルテ

ぬすっ...て。
僕は女中ですよ?そりゃ持ってこれますよ!!

アリス

ほんとほんと!?トルテってすごいのね!!

トルテ

ふふ、僕を舐めないでください!!お嬢様!

アリス

ふふふ、なんだか楽しいわ

本当は嘘だ。 お嬢様に渡すものは全て食堂から盗んだもの。

たとえ固くなったパンでもお嬢様は喜んで食べるのだ。

アリス

見て!こうやってテーブルに並べたらデザートみたいね!

トルテ

デザートというか普通に朝ごはんですが。

アリス

でも朝ごはんにテーブルは必要ないんでしょ?

トルテ

いやひつよ......。いや、確かに要らないかも。

アリス

誰かに聞いたことがあるの!貴族様でも寝ながら朝ごはんを食べるんでしょ?

トルテ

誰ですか、そんな嘘ついたやつは。

アリス

わぁ!!かぼちゃのスープ美味しい!!

全く聞いていない。

トルテ

......パンは美味しいですか?

トルテは少し不安な気持ちを隠しつつ問いかけた。

正直、パンは固いどころか冷えていた。

アリス

えぇ、とっても美味しいわ!

アリス

だってレーズンとかナッツが入ってて

アリス

今まで食べてた味のしないパンとは全然違うの!!

トルテ

......それは良かったです。

アリス

いい?パンはスープにつけて食べるのよ?そうすることで柔らかくなるの!

トルテ

そうなんですか!!初耳です!!

アリス

でしょ?でしょ?
私も頭がいいのよ?

こんな純粋なお嬢様を誰が嫌いになれるだろうか。 トルテはそんな気持ちで眺めていた。

冷遇姫はチート錬金術師 〜秘密の箱で魔法石作ります〜

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