優斗
…これは、僕と彼女。
優斗
死にたがりの僕を照らしてくれた
そんな太陽のような、彼女の話…。
そんな太陽のような、彼女の話…。
優斗
…そして、これは。
僕の…過去のお話。
僕の…過去のお話。
優斗
はぁ…
優斗
(僕は、ため息を着きながら街中を歩いていた。)
優斗
…。(とことこ、と。街中を歩いている。…皆、なにか楽しそうだ)
優斗
(そういえば…今日は金曜日だったか…?)
優斗
(…明日は、どうしようかなぁ。)
優斗
(どこかに行く気力もあんまりわかないし…)
優斗
(などと、僕が考えていると)
光
あ、あの!
優斗
…君は?
優斗
(高校生くらいだろうか?
…いや、大学生くらいだろうか?
それにしても、こんな子が夜に街中に、しかも僕なんかに何を…?)
…いや、大学生くらいだろうか?
それにしても、こんな子が夜に街中に、しかも僕なんかに何を…?)
光
えっと、私は光です…。
光ってかいて、普通に
ひかりって読みます…。
光ってかいて、普通に
ひかりって読みます…。
優斗
で?君は僕に何の用で…?
光
…なんだか、とても辛そうな
目をしてたから…。
いても立っても、居られなくって
目をしてたから…。
いても立っても、居られなくって
光
…私の、お兄ちゃんを見てる見たいで。
優斗
そうか…。
でも、君の気の所為だから
気にしないでよ。
でも、君の気の所為だから
気にしないでよ。
光
ち、ちょっと待って!
優斗
(少女に腕を掴まれる)
優斗
…なんで、君は僕にそこまで?
光
さっきも言ったじゃないですか。
私には兄がいます…。
貴方の、時々するその顔が…
私の兄と同じなんです…。
気の所為なんかじゃない。
私には兄がいます…。
貴方の、時々するその顔が…
私の兄と同じなんです…。
気の所為なんかじゃない。
光
なにか、嫌な事でもあったんですか…
優斗
…………はぁ。
確かに、あるよ
でも、社会人なら
みんなこんなもんだろ?
確かに、あるよ
でも、社会人なら
みんなこんなもんだろ?
光
いいえ、違いますね
みんなこの金曜、楽しそうにしてますが貴方だけはつらそうでした。
心配なんです。私の兄も、その顔を
した1ヶ月後にいなくなって…
みんなこの金曜、楽しそうにしてますが貴方だけはつらそうでした。
心配なんです。私の兄も、その顔を
した1ヶ月後にいなくなって…
優斗
そ…そうか。悪い。
辛いことを思い出させた…
辛いことを思い出させた…
光
…あの、もし宜しければ
私を泊めてくれませんか?
私を泊めてくれませんか?
優斗
…は?なんで?
光
…私、親も居なくて
一人暮らしなんですけど
辛くて…だから、提案です。
一人暮らしなんですけど
辛くて…だから、提案です。
光
その辛そうな顔を、楽しい顔に
変えてあげます…だから、私に
その代わりに住む場所を提供
してください…。
変えてあげます…だから、私に
その代わりに住む場所を提供
してください…。
優斗
(言ってることが謎だ、この子。)
優斗
(…でも、僕はなんだか彼女のことを信じたいと思った。)
光
……………
優斗
…はぁ、分かった。
とりあえず、着いてきてくれ
とりあえず、着いてきてくれ
光
…!
はい!!
はい!!
優斗
言っとくが、別に信頼してる
訳じゃない。
…かけようと、思っただけだ。
訳じゃない。
…かけようと、思っただけだ。
光
…そう、ですか。
優斗
(少し、嫌な気持ちにさせたか?と思ったが、心配は要らなかった。彼女の顔を見るととてもいい笑顔だった。その笑顔の意味は分からないけど…)
光
それで、お兄さんの名前は?
優斗
…西川、優斗。
光
へぇ、いい名前ですね!
私は…先程も言いましたけど
改めて…
夢川 光 です。
私は…先程も言いましたけど
改めて…
夢川 光 です。
優斗
夢川…随分と可愛い苗字だな。
光
そ、そうですか?(照
優斗
(彼女はえへへ、という顔をしている。…そんなに、嬉しかったのだろうか?)
優斗
よし…そろそろ着くぞ。
光
…へぇ。お兄さんって一軒家なんですね。
優斗
まーな。
光
彼女さんとか、奥さんは?
優斗
居たら、君を連れ込むわけないだろ。殺されるわ
光
はは、確かにそうですね
優斗
(彼女は、ちょっと苦笑いをして)
光
ささ、外は冷めます。
早く入りましょ♪
早く入りましょ♪
優斗
(…待てよ?これって間接的な
同棲では…?)
同棲では…?)
光
早く入ってください!
優斗
(玄関の前に突っ立っていると、彼女が頬を膨らまして不満げに言ってくる。
何こいつ、妹みたいで可愛い。)
何こいつ、妹みたいで可愛い。)
光
おじゃましま〜す。
優斗
はいよ
優斗
(そういい、僕らは部屋に入る。)
光
ふええ…。なにこれ…
すごい綺麗な部屋ですね…
すごい綺麗な部屋ですね…
優斗
(彼女は、僕に感心していた)
まぁな。お金は余ってるし、
こーゆう部屋はオシャレにしたいんだ。
まぁな。お金は余ってるし、
こーゆう部屋はオシャレにしたいんだ。
光
へぇ…いいですねぇ。
それで、具体的に私は
どこで寝れば?
それで、具体的に私は
どこで寝れば?
優斗
…俺がソファーで寝るから、
お前は俺のベットで寝ろ
お前は俺のベットで寝ろ
光
ええ!?元々の家主に
そんなことは出来ませんよ!!
そんなことは出来ませんよ!!
光
それこそ、優斗さんが
ベットで…。
ベットで…。
優斗
お客人だぞ?
光
…それでは提案です、
一緒の布団で寝ましょう。
一緒の布団で寝ましょう。
優斗
却下だ。
第1、お前今何歳だ?
第1、お前今何歳だ?
光
高一ですよ?
優斗
そんな若い子と20代前半とはいえ
一緒に寝てみろ。
…その、えっと…。我慢が出来なくなるかもだろ?
一緒に寝てみろ。
…その、えっと…。我慢が出来なくなるかもだろ?
光
…我慢?
……あ
……あ
優斗
(彼女は、自分が言ってたことが恥ずかしいことだと気づいたのか、顔が赤くなる)
光
でも!でも!
やっぱり一緒に寝ましょ!
やっぱり一緒に寝ましょ!
優斗
なんでそんな一緒に寝たがんだ?
光
…。
貴方が、お兄ちゃんに似てて…
久しぶりにお兄ちゃんにあったみたいに思って…。一緒に寝たいなって
貴方が、お兄ちゃんに似てて…
久しぶりにお兄ちゃんにあったみたいに思って…。一緒に寝たいなって
優斗
(彼女は、悲しそうに僕の服の裾を掴んでいた)
優斗
…ったく、しゃーねぇな。
…あんまり抱きついたりすんなよ?
俺もそんなに我慢強いわけじゃ
ねーんだからよ…
…あんまり抱きついたりすんなよ?
俺もそんなに我慢強いわけじゃ
ねーんだからよ…
光
…!(ぱぁぁ、と顔が明るくなる)
はい!
はい!
光
それじゃあ、そうですね…
私も昼間高校とバイトに行きます。
そしたら、家で家事をしてご飯を
作ってあなたを待ちます。
私も昼間高校とバイトに行きます。
そしたら、家で家事をしてご飯を
作ってあなたを待ちます。
光
それでいいですか?
優斗
…それはいいが。
光
分かりました。
優斗
…それとよ、俺の願望を
言っていいか?
言っていいか?
光
…?なんですか?
変な事じゃなきゃいいですよ。
変な事じゃなきゃいいですよ。
優斗
まぁ、変なことかもな。
光
やっぱり、私に乱暴を…?
我慢できなくなって…。
我慢できなくなって…。
優斗
違うわ!(大声で言う)
ただ、敬語を解いて名前で呼んで欲しいんだ。
ただ、敬語を解いて名前で呼んで欲しいんだ。
光
ほえ?それはなんでですか?
優斗
まぁ、これはそのー…
実質的な同棲だろ?
実質的な同棲だろ?
優斗
それなのに、いつまでも堅苦しいと
話しにくいしやりにくい。
話しにくいしやりにくい。
光
はぁ、そういうことですか…。
光
えっとわかりまし…
分かった。えっと…
じゃあ、宜しく。優斗…
分かった。えっと…
じゃあ、宜しく。優斗…
優斗
(名前を呼び捨てにする時、彼女は恥ずかしそうにしていた。
可愛いなこいつ。妹みたいだ)
可愛いなこいつ。妹みたいだ)
光
それじゃ、もう疲れたし
寝ましょ!
寝ましょ!
優斗
まぁ、そうだな…。
優斗
(僕達は、2人で寝っ転がっていた。
そして、眠りにつこうと布団に入る。
いくら、初めてあったやつとはいえ
意識するな、等無理な話だ。
俺自身、こうやって女の子と一緒に
寝るのは…初めてなのだ。)
そして、眠りにつこうと布団に入る。
いくら、初めてあったやつとはいえ
意識するな、等無理な話だ。
俺自身、こうやって女の子と一緒に
寝るのは…初めてなのだ。)
光
ん…寝れないの?
優斗
や、別にそーゆうわけじゃ…。
優斗
(そう言うと)
光
仕方ないなぁ…
優斗
(彼女は、僕にそっと抱きついてきて、強く抱き締めている)
優斗
ひひひひひ、光!?
離してくれ!
離してくれ!
光
すぅ、すぅ…。
優斗
(ダメだ。完全に寝ている…!
寝ぼけて抱きつきやがったな…。
これで意識するなって方が無理だろ…)
寝ぼけて抱きつきやがったな…。
これで意識するなって方が無理だろ…)
優斗
(いや、気にするな男、優斗。
偶数を数えて落ち着くんだ…
2.4.6.8.10.12.14.16.18.20…)
偶数を数えて落ち着くんだ…
2.4.6.8.10.12.14.16.18.20…)
優斗
(そう数えるうちに、僕も眠ってしまった)
光
ん、んぅ…(目を開ける。昨日はなにか恥ずかしいことをした気がする。)
光
(目を開けて、立ち上がろうとするが立ち上がれない。ん?と思い、見てみる)
光
(そして、そこにあったのは…)
光
(私が優斗を抱きしめていて、
優斗は私を抱きしめて寝ていた…
あまりの恥ずかしさで、私は
頭がパンクして何もかもなかったことにしようと、こっそり彼から離れるのだった…)
優斗は私を抱きしめて寝ていた…
あまりの恥ずかしさで、私は
頭がパンクして何もかもなかったことにしようと、こっそり彼から離れるのだった…)






