I was made to dance by butterflies

この世には、5種類の性別がいる。

蝶、蛾、蜘蛛、蜂、人間。

こんな生きづらい世の中で、

孤独に生きている蜘蛛がいた。

渡辺side

......あぁ............あいつ、きっと蝶だ。

食べたい、

かぶりつきたい、

せめて唾液や血だけ、

なにかしらだけでもほしい。

そんな欲求に駆られて、 どうしようもない。

俺は逃げるように路地裏へ急いだ。

蝶が食べたい。

でもあいつには、 あからさまにパートナーがいそうだ。

最近、蝶を食べられていない。

普通の蜘蛛は、 通常の食事も食べられるらしい。

でも何故だろう。

俺は生まれたときから、

普通の食べ物を、 食べると吐いてしまう体質だった。

まぁ、ひ弱そうなやつなら、 すぐ食べられるし、

俺は今まで、 運良く蛾を食べてこなかった。

食べたい、たべたい、タベタイ

無理やり指を噛んで食欲を抑える。

でも、もう限界に近い。

今にも餓死してしまいそうだ。

もう意識が朦朧としてきた。

俺、こんなところで死ぬのか？

.........でも、蜘蛛として生まれてきて、

蝶を食べてきた俺には、 相応しい死に方だろう。

誰かに助けを求めても、

もう誰もこない。

俺が覚悟を決めて目を閉じた。

蝶：蜘蛛に捕食される

蛾：蜘蛛に捕食されるが、 　　その後蜘蛛に毒がまわって、 　　蜘蛛かが死ぬ

蜘蛛：蝶、蛾を捕食する （ただし、蛾を捕食したら死ぬ） 蝶と気づくきっかけは、見ただけで、 食べたいと思う欲望から。 ケーキバース同様、 唾液や血も美味しく感じる。

蜂：蜘蛛とSEXする事で、 卵を産み付けられる。 卵を産みつけた蜘蛛は、 自分の言いなりに出来る。 そのとき、 蜘蛛に自我があっても抵抗出来ない

人間：バタフライバースは、 都市伝説だと思っている。

I was made to dance by butterflies スタート↪︎