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それからはまたいつも通りのあの生活

朝、翔と一緒に登校して保健室で1日過ごして放課後紫蘭のみんなと遊んで帰る…はずだった

莉子

やっほぉー!

あぁ莉子…

朝陽

莉子!文化祭行けなくてごめんなー!

莉子

ん?大丈夫!朝陽さんのこと忘れてたから!

風真

ぷっ…

朝陽

お、おう

朝陽

そんな満面の笑みで言わなくても…

それより何かあったんですか?

莉子

そう!それ思った!

莉子

下っ端くんたちからただならぬ雰囲気を感じたんだけど

ひより

何があったの?さっさと言いなさいな

健さん

…実はな俺らの傘下の華好が鳳来側の族にやられた

莉子

え…

翔とひよりちゃんの顔が大人っぽい顔つきになる

莉子

鳳来、の…

ドクリッ 私の心臓が嫌な音をならす

…まさか私のせいで? どうしよう。彼らにとっては全く関係なかったのに

見ず知らずの私のせいで…?

ポンポン

莉子

はっ

風真

大丈夫、莉子ちゃんのせいじゃないよ

ひより

そうよ。何でもかんでも自分のせいにしないの

莉子

うん

健さん

てことで近々交戦になると思う

健さん

お前ら気を引き締めろよ

健さん

あと、一人で行動することは今日から禁止

健さん

絶対に誰かといろ

莉子

うん

健さん

ひよりもな?

ひより

え?私なら大丈夫よ?

健さん

いくらそこそこ喧嘩が出来るからってダメなものはダメだ

ひより

はぁーい

あいつらは俺らに真っ向勝負で勝てるなんて馬鹿じゃない限り思ってないはずだ

だから一人ずつ潰しに来る可能性が高い

卑怯…なんて言えない。 この世界では卑怯もくそもないから

健さん

てことで莉子ちゃんはしばらくは莉乃ちゃんと入れ替わった方がいいかも

莉子

うん…

スゥ…

ひより

起きた?

莉乃

…うん

莉乃

え、何?

莉乃

なんでみんなそんな怖い顔してるの

健さん

莉乃ちゃん

健さん

鳳来が俺ら一人一人にけしかけてくるかもしれないんだ

莉乃

なるほどね

莉乃

莉子も喧嘩出来んじゃないの?

健さん

そうだけど莉乃ちゃん程じゃないから

莉乃

なるほど

莉乃

わかった

所詮そんなもんこの世界は強いものが全て

にしてもクズだなぁ

風真

じゃあ莉乃ちゃんと翔くんの腕試しに外でも行ってこようかな

え?

莉乃

おお

風真

じゃあ行ってくるねー

朝陽

気をつけてー

うわぁもう真っ暗だな

風真

そうだね〜

莉乃

ふぁーあねむ

私達が行くのは暗い商店街の路地裏。喧嘩に飢えた奴らが溢れかえっているところ

そして、そんな不良を狩ろうとしている警察

そんな道を呑気に歩きながら狙われるのをまつ

喧嘩は売るより買う方が好きなんだよね〜

ちなみに面子は私、翔くん、風真くん、あとはこの前私が倒しちゃった下っ端の2人

なんか私の顔バレを防ぐべく私は黒いパーカーを羽織っている

全然来ませんね

風真

だね〜

風真

つけられてはいるけどね

莉乃

びびっ来れてないんじゃないの?

莉乃

腰抜けじゃーん

莉乃さん!?

風真

気にしない方がいーよ

風真

これいつもの事だから

風真

こうするとね?

あの挑発にのるおバカさんたちがわらわらと寄ってきた

ざっと15人前後ってとこか

莉乃

1人3人でいい?

風真

はいよ

分かりました

鳳来の傘下

あんた達が紫蘭か…?

風真

そうだね

鳳来の傘下

なるほど…じゃあ遠慮なくられてもらうよ

うわ、自信たっぷり。 自分の上がいることを知らないなんて、こいつらは弱いな

それはみんなもそう判断したみたいで

風真くんは余裕そうに欠伸をしていた

風真

油断は禁物だよ〜

莉乃

はっ、どの口が言ってんだか

そんな会話をしながら不敵な笑みを浮かべながら奴らに近づく

鳳来の傘下

余裕そうにしちゃって大丈夫なのかねー

それに応えるように奴らも近づいてくる

鳳来の傘下

あれあれ?そこにいる子は噂の元姫様じゃないか?

鳳来の傘下

手加減してあげよっか?

それにつられて周りにいた奴らもゲラゲラ笑っていた

別に手加減してくれてもいいけど、瞬殺されるだけだってばね?

ばかだよね。人を見かけで判断するなっつーの

莉乃

私のことをばかにするのはいいけど油断はしちゃだめでしょ?

莉乃

本当ばかだよね〜

手加減してくれるみたいな人の横に回って耳元でそう囁きそのまま手刀を入れる

莉乃

まず1匹!

莉乃

あ、卑怯とか言わないでね?

莉乃

最初に仕掛けてきたのはそっちなんだから

莉乃

…って言っても意識ないし聞こえてないか

風真

さっすがー

風真

じゃあ俺らもやりますか

風真くんのそれが合図でお互い一斉に走り出した

あと2人前後で囲むようにして立っているけど、流石に手加減はしてくれないみたい

酷いよねー か弱い女の子に対してさ?

そうこうしているうちに2人が私に向かってパンチを入れようとして

莉乃

隙あり!

前からのを避けて後ろにいるやつには回し蹴りを入れ

前にいる奴には足に力を入れて急所に蹴りをかます

ある意味男を動かなくさせるのってこうするのが速いんだよね

おかげで悶絶してるし

鳳来の傘下

うおおお!

莉乃

えぇ

莉乃

しょうがないなぁ

回し蹴りしたやつが立ち上がり唸りながら私に殴り掛かる

莉乃

あんたもこいつと同じ目に遭わせてやるよ!

そう、足に力を入れて急所を狙って蹴る

鳳来の傘下

ぐふ…

莉乃

ばかだね?あんた達が紫蘭なんて潰せるわけないじゃん

莉乃

自分の力を過信してると痛い目にあうよ?

莉乃

て、もうあってるか

莉乃

あーがり

莉乃

そっちは?

おわりました

風真

こっちも

にしても莉乃さんは男の敵ですね…

莉乃

え?え?なんで?

だ、だってあそこを…

莉乃

あぁ思いっきり蹴らさせて頂きました

風真

あちゃー可哀想

莉乃

思ってないくせに

風真

まぁね

…にしてもこんなに早くやってくるなんて

風真

とりあえず倉庫に戻ってこのことを伝えよっか

莉乃

らじゃー

近々交戦が起こる

紫蘭は物理的にも人数的にも負けるわけないけど、ただ倒すだけじゃ意味が無い

そう。莉子の願いどうりあいつらの目を覚ましてやらなきゃ……

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