あの後私たちは一旦全員で紫蘭の倉庫に移動した
ひより
ひより
健さん
ひより
ひより
ひより
そう。笑顔が絶えない子だった
ひより
ひより
ひより
10年くらい前
あの日はまたまた学校がテストで早く終わって新しい家で戸惑ってないか確かめに来た時だった
ひより
おじさん
おじさん
ひより
ひより
おじさん
おじさん
ひより
ひより
おじさん
おじさん
ひより
今でも覚えているのは莉子のことを口にした時のおじさんのあの曇った表情と
そして莉子と言う名前を口にしなかったこと
これは何かある。直感でそう感じた
コンコン
ひより
莉子
ガチャ
ひより
莉子
莉子
ひより
ひより
莉子は明らかに様子がおかしくて前までは絶対にしなかった作り笑いをしている
莉子
莉子
莉子
ひより
莉子
莉子
ひより
莉子
莉子
莉子
ひより
まるでここに来るのを拒絶されたみたいだった
ここには来ないで欲しい。 そう言われているみたいで目は光をやどさなくなっていた
現在
莉子
莉子
昴くん
昴くん
昴くん
昴くん
莉子
てことはここが今どこなのかわからない、ということ?
それに私はこの部屋しか知らないから全体の構造を知らないことになる
窓がないってことはここは地下…?
昴くん
昴くん
昴くん
莉子
この人は私に対して異常な執着をしている
昴くん
そういい1歩1歩近づいてくる彼から逃げるように私も1歩1歩下がっていたが
トン
その背中は冷たい壁に当たってしまう
莉子
昴くん
昴くん
莉子
この人…留学先で一体何をしてきたの?
一般人の殺気じゃ私はなんともないはずなのに
この人の殺気は尋常じゃない
途端に冷や汗や震え出す私の体
逆らったらどうなるかわからない。と頭で判断して大人しくしたがう
昴くん
立ち向かうって決めたのに
なのに
私はまた彼の人形となってしまった
ひより
ひより
ひより
翔
ひより
ひより
ひより
健さん
ひより
ひより
ひより
翔
翔くん以外にもみんな気づいたようで顔が強ばる
ひより
ひより
健さん
ひより
ひより
健さん
ひより
健さん
ひより
ひより
ひより
翔
この話はやっぱり誰にも言ってなかったみたいで
鳳来の幹部も含めみんなの顔が青ざめていた
ひより
ひより
莉子…だけを
ひより
ひより
風真
ひより
春樹
今までずっと黙っていた黒田くんの言葉に少しだけ場が和む
ひより
ひより
翔
ひより
ひより
言っていいのかわからない
これは莉子自身の問題だし
実際莉子はそのことを忘れようとしている…いたはず
葵
葵
ひより
葵は分かったのか分かってないのか分からないけど
正直止めてくれてよかった
翔
翔
ひより
健さん
ひより
春樹
忘れてたけどそう言えば鳳来の子達もいたのよね
ひより
和樹
翔
健さん
健さん
健さん
翔
春樹
ひより
ひより
ひより
鳳来の幹部
健さん
健さん
健さん
ひより
健さん
莉子お願い
自分を粗末になんてしないで…
まだ私たちにはあなたが必要だから…
コメント
3件
物語の設定とか面白すぎ!
やばい!今めっちゃどハマりしてる!!
莉子助かって…!続きめっちゃ楽しみにまってます!!