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8 - 必ず、守る。 中編 【リクエスト】

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2021年07月05日

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- 放課後 -

ドタバタとしている私に、

朝光が、のそのそと 近寄ってくる。

🤖あさひ.

○○。

○○.

ん〜?

朝光に視線を向けず、 自分のことに専念する。

🤖あさひ.

今日、一緒に帰る?

真史帆くんからの ” 用事 “が無ければ、

喜んで一緒に 帰っていただろう。

でも、今は それどころじゃない。

私のスマホが、 どこかへ行ったのだ。

どこに置いてきたのか、 鮮明に思い出す。

戸惑っている 私に気づいたのか、

朝光が、 声をかけてくる。

🤖あさひ.

・・・ん? どした?

○○.

えーっとね〜・・・

ここで一緒に探してくれたら、 早く見つかるだろうか。

でも、もし、全然 見つからなかったから、

どうなって しまうだろうか。

でも、朝光に 頼ってる暇はない。

今日は、真史帆くんに 呼ばれているのだ。

○○.

なんでもない! 大丈夫!!

🤖あさひ.

・・・そうか。

一瞬悲しい 顔をした朝光が、

『じゃあな』 と一言言って、

教室を出て行く。

○○.

・・・本当、どこやったっけ。。

ロッカーや、 引き出し、バッグ。

教室の隅々まで探すが、 スマホの姿は一切ない。

○○.

え〜、どうしよ・・・

○○.

教室じゃないなら、
学校のどこかかな・・・

もう、見つかる 気配が全然しない。

諦めて、家に帰ろうと 考えたその時 ——

??

せーんぱいっ!!

廊下の方から、明るくて、 可愛い声が聞こえてきた。

あの声は、完全に “ 真史帆くん “だ。

スマホ探すのに集中してて、 真史帆くんとの用事、忘れてた・・・

廊下の方を向き、 席を立つと ——

🐹ましほ.

これ、先輩のですよね?

片手に、私のスマホを 持っている真史帆くんが、

“ にこっ “と微笑む。

○○.

・・・よかったぁぁ!!!

見つかったことで、 安心感と一緒に落ち着き、

心の底から喜ぶ。

すぐ様駆け寄り、

真史帆くんが 持っているスマホを、

取ろうとすると。

わざと高い所に スマホを上げられ、

中々返してくれない。

○○.

ねっ、ちょっ、真史帆くn(((

🐹ましほ.

ねぇ先輩。

私の言いおわる頃に、 いきなり話しかけてきた。

そう言う目は、 情熱に満ちていて。

ちょっと不思議に思いながら、 『何?』と言う。

🐹ましほ.

・・・このスマホ、
返して欲しいですよね?

○○.

う、うん・・・。

🐹ましほ.

なら、

“ 僕と付き合ってください。 “

急展開すぎて、 頭がこんがらがる。

真史帆くんと、 付き合う・・・?

確かに真史帆くんは、

イケメンで、可愛くて、 愛らしい。

でも、私は、

恋愛感情で見たことなんて、 一度もない。

だから、付き合えない。

○○.

ごめん、。

○○.

真史帆くんは、
恋愛感情で見れなくて、。

正直な思いを伝えるが、 真史帆くんの表情は変わらない。

🐹ましほ.

じゃあ、この携帯は返せませんね。

そう言い、私の 腕を掴んでくる。

🐹ましほ.

何で気づかないんですか?

🐹ましほ.

ずーっと、そういう
行動とってきたのに。

『何で』って、 言われても・・・

それに、掴む力が、 真史帆くんは強い。

振り払おうと することすらできない。

スマホは、 本当に大切な物。

でも、だからといって、 付き合うのはどうだろう。

そんなの、すぐ 別れるに決まってる。

どんどん、掴む力が 強くなって行く。

同時に、私の 腕は赤くなる。

痛くて痛くて たまらない、その時 ——

届かないスマホが、 いきなり視界から消え、

びっくりする。

それと同時に、

『離せ』という声も聞こえた。

声が聞こえた方向には ——

- 必ず、守る。 中編 -

- 終わり -

- リクエスト編 -

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コメント

18

ユーザー

まっしー力強いから腕ちぎれそうwww

ユーザー
ユーザー

あさひくんと幼なじみっていいね。 次も楽しみにしてる!

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