34話
ビュークール王国編
【ユウVSカザマ】
ユウside
安息な空間、その中に漂う殺気、
その殺気は感じるだけでピリピリと弱電を浴びたような痛みを感じさせるようなものであった。
カザマ
アイカ
リュウ
ユウ
ユウは、心を沈め目を瞑った。
敵を目の前に瞑想を始めたのだ。
アイカ
短気なアイカは、瞑想をするユウの姿に遂に頭が切れ俊敏な膝蹴りの攻撃を仕掛ける!
ユウ
そうすれば、無駄な動きなく身体が自然に動くものだ。
ユウ
ユウ
ユウは、相手の動きを見ること無く見切り交わした。
アイカ
リュウ
そして、反撃の回し蹴りをアイカのみぞおちにヒットさせた。
アイカ
リュウ
咄嗟にリュウは、アイカの身体を支えに行きスグにユウとの距離を開けた。
ユウは、スっと冷たい目で二人の姿を見つめる。
リュウ
アイカ
ユウ
カザマ
ユウ
カザマ
ユウ
カザマ
カザマ
アイカ
リュウ
カザマは、アイカとリュウの背に手を当てた。すると、赤い薄い光が二人の身体の中に吸い込まれていくのが分かる。
カザマ
ユウ
リュウ
アイカ
リュウ
アイカ
二人は、左右からユウを追い込みに行く。そして、左からリュウの拳が右からアイカの蹴りがユウを襲った!
ユウ
リュウ
アイカ
ユウは、腕で二人の攻撃をガードするも身体へのダメージはそれなりのものであった。
ライトside
ガキィンッ!!
ドシドシドシ!!
ライト
一方的な試合の展開、ピエルからの一方的な猛攻をただ光の盾の力で防ぐというただそれだけの攻防
実際、ライトが確実に押され追い込まれていた。その証拠にライトはドンドンと後ろへ後ろへへと下がり身を隠しているヒメカの元にまで近づいている。
ライト
ヒメカ
ヒメカは、戦力外
当てにもならない。
異能も使えず非力なヒメカは、大柄なピエルに対して何も出来ずにいた。
そして、ヒメカの唯一の戦闘手段である毒物の入った注射器もピエルの頑丈な肉体には針を通すことなど不可能なのである。
ピエル
ライト
ライト
だが、これがライトの目論見通りでありライトは最初かこの男に勝利を取ることなど考えてもいないのだ。
ピエル
ピエル
ライト
ズゴォォンッッ!!
ライト
ヒメカ
ライトは、何が起きたのか理解が追いつかなかった。
足元からでかい物体が顎を突き上げてきたような感覚、、
ライト
ピエル
そう、廊下の床が形を変化させ噴水の如くライトの顎を打ち宙へ浮かせたのである。
ヒメカ
ライト
ピエル
ピエル
ヒメカ
ピエル
ヒメカ
事態は絶体絶命であった。
チアキside
フユミ
チアキ
フユミ
ホークス
チアキは、異能の力が追いつかずナイフを回転させたサイクロンでなければ、チアキを襲う大量の鳥を対処する事ができなかった。
フユミ
フユミ
チアキの攻撃手段は、全て把握されてしまっている。
チアキ
ズタンッズズス、
遂には、ホークスの強力な脚の力で身体を奥へ押されバランスを崩し横に倒れてしまった。武器であるナイフも地面に落ち遠くへ転がってしまう。
フユミ
チアキ
フユミ
チアキ
【あの二人が前に進めないから!!】
フユミは、呆れたような顔で顔を横に降り鼻で笑った。
チアキ
さらに、鳥達の猛攻がチアキを襲いチアキの身体は全身傷だらけになる。衣服は破れ少々はだけていた。
チアキ
フユミ
フユミが決着が着いたと判断しショウタ達の後を追おうとした時、
【待ちなよ】と少し震えた声でフユミを呼び止めた。
フユミ
チアキ
フユミ
チアキ
フユミ
チアキ
フユミ
チアキは、クスクスと笑い。
狂気充ちた顔でフユミを見た。
チアキ
【僕は、男だ】
ユウside
ユウ
ユウ
ユウは、アイカとリュウの猛攻をガードしつつ反撃を試みるもカザマの異能によって身体能力が全体的に上昇したアイカとリュウの打撃を受けきる事が出来ず、リュウの拳が一発、腹部に命中する。
だが、ユウは決してうろたえる事無く一歩後ろに下がり姿勢を低くしてアイカを狙い足払いを掛けた。
アイカ
リュウ
アイカは、足払いによりバランスを崩し尻もちをついた。リュウは、咄嗟にアイカの前に立ち庇うがユウは相手の動きを呼んでいた。
ユウ
リュウ
ユウ
ユウは、距離を詰めながらその言葉を言い放つとリュウに攻撃を仕掛けるフリをし尻もちをついているアイカを狙った。
リュウ
アイカ
ユウ
いや、違う。
アイカを狙う素振りを見せ、本当の狙いはリュウ……ユウは、素早く振り返り手の甲でリュウに打撃を加えたのだ!
リュウ
リュウは、背筋を伸ばし宙に浮いて二回転した。そして、そのまま倒れ気を失う。
ユウ
アイカ
ユウ
アイカ
恐怖で呼吸が荒くなっている。
それは、ユウが近づいてくる度に激しくなった。
アイカ
アイカは半泣きになり、後ろを振り向くもカザマはその姿をただ見ているだけで動こうとしない。
バンッ!!
アイカ
ユウが、アイカの身体を床に押しアイカの顔の横の床を右手の平で強く押し当てた。
カザマ
ユウ
アイカ
アイカは、顔を真っ赤に赤面させ恐怖で気絶した。
気絶した事を確認すると、ユウはカザマを蛇のような目で睨みつけた。
カザマ
カザマが汗を少々垂らすと、ユウが静かな声でいう。
【次はお前だ】と
カザマは、ゆっくり後ずさりを一度はしたが向かい打つ覚悟を決めた。
ユウ
カザマ
カザマ
カザマ
ユウ
【じゃあ、、容赦はしない】
カザマ
ユウ
カザマ
戦意を喪失した鼠に蛇が食らいついた。
コメント
4件
読みやすい、ありがとうございます😭😭😭 読み手の方が想像しやすいように努力しているので嬉しいです^^*
ユウさん強いですよね(私が書いてるのですがw) ユウさんは深いキャラなので今後期待してくださいさい! チアキは絶対に【俺】と言わないです^^* はい!!楽しみにしていてくださいね!ヾ(●´∇`●)ノ
れおにぃさんの作品って、行動とか、わかりやすいから、めっちゃ読みやすいです!