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バイト友達

1 - 私はコンビニでアルバイトをしている普通の女子高生

♥

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2023年09月03日

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私はコンビニで アルバイトをしている 普通の女子高生

最近新人の子が入ってきて 私はその子と友達になった

そろそろ 出勤する時間だけど まだ来ない

そう思っていた時

エミコ

遅れてすみません…!

エミコ

電車が遅れていて…

ヨシミ

大丈夫だよ

ヨシミ

じゃあ、早速品出しから始めていこうか

新人の子は よく遅刻をする

私は特に 何も思わないけど 店長が怒らないことに 不思議だった

数時間後

エミコ

お疲れ様でしたー

ヨシミ

あ、エミコちゃん

エミコ

なに?

ヨシミ

何度か遅刻してるけど、店長からなにも言われてない?

エミコ

え?特になにも言われてないけど…

ヨシミ

そっか…

ヨシミ

じゃあ、また明日ね

エミコ

あ、待って!

ヨシミ

なに?

エミコ

私、廃墟巡りが趣味って言ってたじゃん?

エミコ

昨日、スマホみてたら私たちが住んでる近くに廃墟があるらしくて…

エミコ

画像みてみたら、めっちゃ怖かったんだけど絶対行きたいの!

ヨシミ

それで…?

エミコ

ホラーはすきだけど1人で行くのは心細いから、一緒に行ってほしくて…

エミコ

おねがい!

ヨシミ

えー、私怖いの苦手なんだよね

ヨシミ

しかも、廃墟でしょ?そういう場所は行かないほうがいいってよく聞くし…

エミコ

大丈夫だって!

エミコ

なにかあったときのために、おばあちゃんから貰ったお守り持ってくから!

ヨシミ

んー…

エミコ

私ね、ヨシミちゃんが初めてできた友達なんだ。

エミコ

だから、一緒に行く人他にいないしもっとヨシミちゃんと仲良くなりたいから。

エミコ

一緒に行ってくれないかな…?

ヨシミ

わ、わかった

ヨシミ

でも、なにか起きる前に帰るって約束して。

エミコ

うん!ありがとう!

ヨシミ

じゃあ、また明日ね

私は嫌な予感がしたが エミコの言葉に 断ることができなかった

そして、次の日…

エミコ

やっと着いたー!

エミコ

目の前の建物が、昨日私が言ってた廃墟だよ!

ヨシミ

大きい建物だね…

ヨシミ

やっぱ、怖いよ…

エミコ

大丈夫だって!

エミコ

ほら、しっかりお守りも持ってきたんだよ?

エミコ

はやく中に入ろ!

ヨシミ

ちょ、ちょっと待って…!

建物の中に入った瞬間 体が凍るような寒さだった

ヨシミ

さ、寒くない…?

エミコ

そう?私は寒くないけど。

ヨシミ

すごく寒い、はやく進もう…?

エミコ

私が行きたいって言ったんだから、ちょっと待ってよ。

エミコ

先に進まないでね

エミコが いつもと違う雰囲気だと すぐわかった私は 昨日バイト先で話をしていた 先輩の話が頭をよぎった

昨日

ムサシ

店長、一つ気になることがあるんですけど。

店長

どうした?

ムサシ

最近の遠藤さん、少しおかしくないですか?

店長

なんでそう思う?

ムサシ

1人でずっと誰かと話してるんですよ

ムサシ

周り誰もいないのに、昨日もお店の前でずーっと誰かと話してるんです。

店長

んー、確かに言われてみれば顔色も最近悪い気がするな。

ムサシ

新人の子、ここ最近誰も入ってきてないじゃないですか?

ムサシ

なのに、遠藤さんは新人の子が入ってきたみたいな素振り見せてたりして…

ムサシ

やっぱ、おかしいですよね

ヨシミ

なんの話してるの?

店長

あ、なんでもないよ。

店長

顔色悪いけど、体調大丈夫か?

店長

今日はもう、帰ったほうがいいと思うよ。

ヨシミ

え、でも私が帰ったら人いなくて大変じゃないですか?

店長

22時から、遅番の人くるから大丈夫だよ。

ヨシミ

そ、そうですか

ヨシミ

じゃあ、今日は帰らせていただきますね。

実は昨日 店長と高橋さんが 話してる内容を私は 全部聞いていた

まさか エミコがいないなんてことは…

急に怖くなった私は 勇気をだして エミコに話しかけることにした

ヨシミ

ねぇ、エミコ?

エミコ

・・・

ヨシミ

そろそろ、帰らない?

ヨシミ

外も暗くなってきたしさ…

エミコ

・・・

エミコ

どうして?

ヨシミ

え?

エミコ

どうして、そんなこと言うの?

ヨシミ

正直、怖いし帰りたくなって…

その時 店長から電話がかかってきた

店長

あ、もしもし?

店長

お疲れ様です

ヨシミ

お疲れ様です

ヨシミ

どうしたんですか?

店長

高橋さんが熱出しちゃって…

店長

遠藤さん、明日出勤できる?

ヨシミ

あ、明日は難しいです…

ヨシミ

すみません…

店長

そうか、仕方ないね

店長

他の人に電話してみるよ

私はその時 エミコの名前を 店長に言ってみることにした

ヨシミ

あの、 、 、

ヨシミ

エミコとか、出勤できるんじゃないですか?

店長

ん?

ヨシミ

エミコさん、

ヨシミ

ムラシゲエミコさん

ヨシミ

明日、特に予定ないって聞きました。

店長

ごめん、なに言ってるのかちょっとわからない。

店長

ムラシゲエミコさんって誰?

ヨシミ

え?一緒に働いてるじゃないですか

店長

ムラシゲエミコさんって人は、いないよ。

店長

聞いたこともないし、採用した覚えもない。

ヨシミ

え、

ヨシミ

そんなはずは…

店長

遠藤さん、大丈夫?

ヨシミ

え、あ、大丈夫です。

ヨシミ

失礼します。

私は恐怖で 頭がパニックになっていた

咄嗟に電話を切った私は 恐る恐る エミコを見る

ヨシミ

エ、エミコ…

ヨシミ

帰ろう?

エミコ

だから、

エミコ

どうして帰ろ帰ろばっか言うの。

ヨシミ

え?

ヨシミ

もう、時間も遅いし帰ろうよ。

エミコ

ダメ

エミコ

帰っちゃダメ

エミコ

帰らせない

エミコ

ダメ

エミコ

帰っちゃ

エミコ

ダメ

エミコ

帰らせない

ヨシミ

エミコ、どうしちゃったの?

エミコ

やっと、私の代わりを捕まえた。

ヨシミ

キャー!!!

何ヶ月後

店長

遠藤さん、亡くなるなんて…

ムサシ

悲しいですね

店長

まぁ、でも今日から新しい子が入るからよろしくね。

ムサシ

了解です

店長

あ、きたきた。

アケミ

今日から、よろしくお願いします!

店長

よろしくね

店長

じゃあ早速、品出しからお願いできるかな?

アケミ

わかりました

アケミは 店長に言われた通りに 品出しをしていた

後ろから気配を感じ アケミはそっと振り向く

アケミ

誰ですか…?

アケミ

あ、すみません。

アケミ

今日から、新しく入りました。

アケミ

シンジョウアケミです、よろしくお願いします。

ヨシミ

・・・

ヨシミ

こちらこそ、よろしくね。

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