MyGirl〜年上系の彼氏と年下系の後輩〜

電話に出てくれない、

それにLINEも見てくれない、

1人部屋の隅で泣いてる私、

1人でだいちゃんだいちゃん、 そう連呼してるだけ、

どうして。

だいちゃんは確かに私より年上

あーんもしたかったけど、 だいちゃんに甘えるのは私じゃない、そう思ってしてなかった、

でもそれはただの言い訳、

しっかり謝らないと、

でも、だいちゃん、どこにいるんだろ、

とりあえずだいちゃんがいそうな 所へ走って行く

#3

初めてのデートの場所、

2人で食事したところ

夜景を見たカフェ

どこにいってもだいちゃんの姿はない、

『一体どこに、』

そこにひとつの通知音

通知音の正体は大吾の姉 西畑めいから

｢大吾にはLINEしたけど既読つかないし電話も繋がらない｣

『すいません迷惑かけて、』

だいちゃん、このまま一生帰ってこないとかないよね？

急いで探さないと、

記憶にある全ての思い出の場所へ走った

けどどこにも大吾の姿はなかった、

一つだけ思い出した

だいちゃんとの思い出の場所

それは

2年前

だいちゃんに呼ばれたのは綺麗な夕焼けの見える丘のような所

そこで話があるとだけ伝えられ

ここが私たちの始まりの場所

唯一だいちゃんの前で流した涙

それはあの場所だけ

泣く時も笑う時もあの場所って約束したから

全力で走ってる私

だいちゃん絶対そこにいてね

誰もいないベンチに1人 膝を抱えて座っている

あの服あの髪型

だいちゃんだ、

くるっと振り向いたのはだいちゃんだった

だいちゃんは涙を流している

それを見て私ももらい泣きをしてしまう

謝らないと、

頭を下げて涙を流してしまう

そして私を抱きしめる手が見えた

星空が見えるまで抱きしめ、泣きあって、

やっと二人共が落ち着いた頃

ひとつのLINEが、

LINEを開くと

大西くんから 『先輩明日の休み少しの時間会えますか？』

明日、か、

｢少しならいいよ｣

『ありがとうございます！』 『じゃあ会社のフロントで待ち合わせお願いします！』

｢了解｣

次回

後輩（大西流星）がはるに？！ 彼氏（西畑大吾）が後輩に 遭遇？！

#4

お楽しみに！