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コメント
1件
ru
最近この世界がつまらなくなってきた
いつも僕は観測者として見下ろすが 特に何も起こるはずもなく
もうどれくらい経ったのか 分からないぐらい
時々、ハチが現状報告してくれるけど
僕の楽しみはそれだけ
〜〜♪♪
ru
微かに聞こえる歌声
辺りを見回してみるがどこか分からない
〜〜〜♪
ru
だけど何処か恋しい気持ちが伝わる
ふと見上げると1人の人間が踊っていた
とても艶やかで、見惚れるしなやかさ
ru
人間が誰かを想いながら踊るその姿 僕には生み出せない感情
dt
彼の瞳は紅く 飲み込まれそうな眼差しをしていた
その目線の先には誰を映してるの?
貴方は何を求め、溺れ、 そして堕ちていくんだ?
ru
彼の情熱は正しく薔薇のようだ あぁ、きっとそうだ
ru
振りかざす手に少しの期待と興奮を込め 僕は彼に手を差し伸べた
『創造』
息が苦しい 頭を誰かに殴られてるような痛さ
fk
fk
未だかつて見たことの無いご馳走だった
最初に感じた時から… 目黒に俺が導いてしまった時から…
fk
理性が時々失いそうになったが その都度翔太や照の顔を思い浮かべる
いつか俺が死にそうになった時に 助けてくれたのが翔太と照だった
寝る間も惜しんで俺の看病をしてくれた
たった1匹の蜂に対して…
fk
蜂の本能というのは 恐ろしく制御不能になるぐらい 獲物を必ず捕らえるしか出来ない
それが俺の生き様だから
fk
iw
fk
最悪のタイミングだ
今は何もかも見られたくないのに 1人にして欲しいのに
fk
iw
iw
fk
iw
照が俺に近づいてくる
fk
iw
照の目が差し込む光に反射する
あぁ、もう朝か
fk
フサァッ
fk
気がついたら狼の毛に包まれていた
iw
iw
fk
や、やめて
iw
iw
やめてよ…優しく語るな…よ
iw
iw
fk
ブンブンブン🐝
iw
fk
fk
俺はただ謝ることしか出来ない 本当は今すぐにでも戻って 獲物を捕まえたい
舘さんを…あのバラを……っっ!!
だから離れなくちゃ みんなに迷惑かけちゃう
fk
ブーーーーーン
iw
俺は必死に羽を羽ばたかせる
羽がちぎれてもいいから 遠いところに行きたかった
あそこは俺の居場所じゃない もっと早く離れてば良かったんだ
蜂は群れを成して生きる あんな所で癒しを幸せを感じてはいけない
"いつか捕食者としての本能が芽生える"
"その時は例え仲間でも捨てるんだ"
"本能があえぎ、やがて毒針へと変わる"
fk
未熟だった俺を助けてくれた恩は 絶対に忘れない
だけど今は孤独が一番いい
そしてそのまま朽ちていきたい
fk
翔太や阿部ちゃん、佐久間や舘さん…
そして照
fk
また会おうね
その時はまた優しく抱きしめてよ
本能を消すぐらいに…
『逃れられない運命』
ab
ru
ab
ru
ab
舘さんから 翔太に佐久間も 蜜を飲み静かに眠っていた
そして次が俺の番
ru
ru
ab
直感が俺の脳から離れなかった
沢山の本を読んできて ふと目に止まった言葉
輪廻転生
俺は記憶がなくても 何故かその言葉に引かれ
そして俺は何度も人生を繰り返している
そう解いたんだ
ab
ab
ab
ru
ru
例えまた生まれ変わった先が違う所でも
俺の輪廻転生は終わらない
それが俺の本能であるから
『Q.E.D』
うっ…うぅん?
sp
あれ?俺いつの間に寝てた?
確か…舘さんが練習するからスタジオに…
sp
え?俺入った瞬間寝たの?
いや記憶がねぇ
sp
覚えてねぇ
ガチャっ🚪
sk
dt
佐久間と…舘さんだ
sp
sk
sp
sk
………また言ってるし
dt
sp
傍には恐らく舘さんの上着らしきものが 俺の下敷きになってた
sp
dt
大丈夫じゃねぇだろ 結構高いやつじゃん
sp
dt
そう言って上着を回収する舘さん
……いつもの舘さんだな
sp
sk
sk
sp
年々と重くなる腰を上げて 俺はスタスタとお手洗いに行く
舘さんには… またどこかのタイミングで言わなきゃな
最近あんまり元気じゃなかったから
俺がこーじと付き合ってたこと そして別れてたことが
こーじの行動や言動で分かっちゃって
阿部ちゃんにどちゃクソ怒られた
そしてそれは舘さんにも伝わってたらしく
俺は…正直気まずかった
sp
ひとしきり練習が終わって なんとなく屋上に来ていた
sp
なんだろう 何故か胸が少しざわめく
寝たあとから 時々頭がボーッとする瞬間がある
何か忘れてるような
sp
スタスタスタッ👣
dt
sp
dt
背後に舘さんがいた
dt
sp
そうだ スタジオの屋上には舘さんがよく行くって 言ってたような…
sp
dt
2人っきりだな
なんて言えるわけが無い
俺はきっと舘さんより意思が無いから 黙っちゃう
舘さん…涼太は凄いよ
dt
sp
……涼太って言ってたんだ、無意識で
dt
dt
目を逸らしながらも微笑んでる 彼の耳はだんだん赤くなってた
sp
やっぱり俺はちゃんと好きなのかな こーじと付き合ってた時とは また違う感情が俺の脳に流れる
dt
dt
時々、俺も思う
子供の時の記憶では 毎日のように顔を合わせていた親友
今や一緒のグループになってキャラが立って
俺もいつしか名前で呼ばなくなった
あの時のように 何も恥ずかしがらず呼んでみたい
大人になった今 俺の手の届く場所にいて届かないんだよ
毎回ステージに立ってる涼太を見ると 俺の心をくすぐってくる
それが…憧れじゃなくて 虜になっていた
好きになっていたんだ
sp
dt
言いたい気持ちはある だが、俺が気恥ずかしくなって言えない
それを繰り返すんだろうな…
でも傍にいることはできる
遠くから涼太を "大切な人"を守ることはできる
────が元の世界に戻っても、 好きで居続ける渡辺翔太になる。
sp
dt
sp
sp
dt
夕日に照らされる涼太は 突然目の前に現れた運命の人みたいだった
俺はどれだけ経っても 涼太を守ることを誓うよ
すぐには気持ちを伝えられないけど
俺なりに頑張ってみる
何処までも君だけを想い
𝐀𝐟𝐭𝐞𝐫 𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲 Fin.
ないとん
ないとん
ないとん
ないとん
ないとん
ないとん
ないとん
ないとん
ないとん
ないとん
「メマイ」 完結