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コメント
4件
新作きた!!あきぷりメインめっちゃ嬉しい!まじで色んなジャンル書けるの天才やん!! 切なすぎる😭兄弟とか幼なじみだから無理やり離れることもできないから向き合わないといけないそんな悲しくて苦しいことをするのが嫌だよね🥲でもそれでやっちゃうのもまた尊くて好きなんよなぁぁ(この人は性癖が歪んでおります)これから人間関係ぐっちゃぐちゃだけど椿ちゃんワールドでハピエンになるからそこがまた楽しみだなー!!💕
新作超嬉しいです !! 😭😭 前作終わってしょぼんってしてたので 笑 虹椿さんが書くakpr本当に好きで ... akprメインめっちゃ嬉しいです !! もう1話から人間関係がぐちゃぐちゃで泣きそうです ( ? ) 王道恋愛系もいいですけど、 たまにはぐちゃぐちゃ恋愛系でも有りですね 🥹 akpr 早く救われやがれ下さいです これからも更新お願いします 🙇🏻♀️✨
主。
主。
主。
主。
主。
主。
主。
主。
主。
以下、人物紹介ですっ!!
Pr
Ak
At
Mz
Kty
Tg
ここから本編入ります!! いちおワンク↓↓ R展開:R15程度(事前・事後描写やDキスまで) 最終的なカプ:タグ通り Prちゃんの口調:エセ関西弁 こちらはnmmn作品となっております。 ご本人方とは一切関係がありません。無断転載・拡散はお控えください。 地雷さん・作品を読んでいて苦手だと思った方はブラウザバック推奨
⚠️AkくんやPrちゃんが ヤりながらお互いの好きな人を相手に重ねるので akat・mzprのような描写があります!!⚠️ (ヤる直前に相手を好きな人の名前で呼ぶなど)
主。
主。
以上が大丈夫な方のみの閲覧をお願いしますっ!!
主。
突然ですが、みなさんには好きな人はいますか?
その答えは人によって違うと思うが、俺には好きな人がいる
Mz
Mz
Pr
Pr
Mz
Pr
Mz
俺の目の前でかっこいい笑顔を浮かべて笑っているのは、 俺の幼馴染で初恋の人であるMzだ
もうかれこれ10年以上そばにいるのだが、 どうにもひよってしまってなかなか勇気が出せずにいる
Pr
Pr
俺が目の前の椅子を引きながらそう尋ねると、Mzは嬉しそうに笑う
普段はかっこいい彼にしては珍しい甘い表情に、心臓が嫌な音を立てた
Mz
オレ、恋人できたんだ。
Pr
Mzの言葉を聞いて脳みそがその意味するところを認識した瞬間、 俺は心の中心が引き裂かれたかのような痛みを感じた
Pr
Pr
Mz
Mz
彼の口から放たれる言葉に、俺はさらにショックを受ける
Pr
At兄は現在大学2年生の俺の実の兄で、 顔もいいし運動もできるし勉強もできて、しかも優しい
女の子だったら誰もが一度は彼と恋をすることを望むような、 そんななんでもできる、かっこよくて自慢の俺の兄だ
Mz
俺の言葉にMzはそう返すと、うっとりとした顔で続ける
Mz
Pr
Mz
Mz
Mz
Pr
Mz
Mz
Mz
紫色のカーディガンの裾をパタパタさせて悶えながら惚気ているMzは、 俺なんかが見たこともないくらい恋する乙女のように可愛くて、 この表情はAt兄にしか出せない表情だと悟った
その後も俺の異変に気づかずにAt兄に関する惚気話を 延々と話している彼に、俺はズキズキと心と頭が痛むのを感じる
Pr
涙があふれそうになるのを必死で堪えて、俺は席を立つ
Pr
Mz
Mz
Mz
可愛い恋する乙女モードをすっかり収めて いつも通りのかっこいい彼に戻ったMzに、 俺の胸の奥が軋むような痛みを覚えた
Pr
Mz
Mz
ご機嫌で鼻歌を歌いながらスマホでAt兄と連絡している彼から そっと目を逸らして、俺は涙がこぼれそうになっている自身の瞳を伏せて カフェを後にし、当てもなく街の中を駆け出した
はっと気が付いた時には、俺は見覚えのあるアパートの部屋の前で チャイムをピンポーンと鳴らし、部屋の住人を呼び出していた
Ak
ちょっぴり眠そうな慣れ親しんだもう一人の幼馴染の声が聞こえてきて、 間も無く目の前の扉がガチャリと開く
空いたドアからふわりと爽やかなシトラスの香りがして、 綺麗な太陽のような瞳を持つ青年がその明るい金髪を掻きながら顔を出した
Ak
Pr
彼の顔を見て安心してしまった俺の瞳から ボロボロと涙がこぼれてしまい、そんな俺の姿を目にしたAkは 慌てたように声をあげて言う
Ak
Ak
Ak
Pr
優しく俺を部屋に招き入れたAkに背中をさすられた俺は、 グスグスとすすり泣きながらもなんだか安心してしまった
Ak
Pr
親からの金銭的支援もあるためAkが住んでいるのは1LDKで、 Akが俺を通したのはテレビやソファが置かれている居間だった
Ak
心配そうな眼差しでこちらをみているAkに俺は 心の中で溜め込んでいた何かがガラガラと音を立てて崩れるような 心地がして、彼に引っ付いてえぐえぐと泣きじゃくりながら言う
Pr
Pr
Pr
Pr
Akは話の流れを察したのか、 優しく目を細めながら俺の背中をよしよしと撫でる
俺が怪我をしてしまった時に昔At兄がやってくれたおまじないを思い出して、 やっぱりあんなかっこよくて素敵なAt兄には勝てないと改めて思った
Pr
Pr
Ak
At兄の名前を口にした時Akが動きを止めたが、 俺は自分のことにいっぱいいっぱいで彼の異変には気づけない
Pr
Pr
Pr
Pr
俺は涙でAkの服をぐちゃぐちゃにしながら続ける
Pr
Pr
と、その時、俺の背中を撫でていたはずの Akの手が止まっていることに気がつく
Pr
少し疑問に思って顔を上げて、俺は目を見開いた
Ak
なぜなら、いつも瞳を太陽のようにキラキラと輝かせながら笑っているAkが その綺麗な陽だまりから大粒の雨を降らせていたから。
Pr
Ak
Ak
Ak
Pr
俺が恐る恐るそう尋ねると、 彼は大人びた笑みを浮かべて涙の理由を教えてくれた
Ak
Ak
実はオレ、小さい頃からAtのこと好きだったの。
いつも誰にでも分け隔てなく優しくて恋の気配なんか感じてこなかったAkの まさかの本心に、俺の涙は驚いて止まってしまった
Pr
Ak
Ak
Ak
Ak
Ak
いつもキラキラした笑顔を絶やさない彼が ボロボロと泣いていることがどうにも非現実的に思えて、 俺はいまだに目の前の光景が信じられない
でも、Akの瞳からこぼれてその頬を伝って 俺の手の甲にポトンと落ちた水滴は生ぬるくて、 その熱が俺に彼は本当に涙を流しているということを認識させる
珍しく負の感情を露わにして感情的になっている彼に 共鳴するかのように俺の瞳からも再び涙があふれ出して、 俺たちは二人でひたすらに泣く
恋に敗れた男たちの、お互いしか見ていない弱くて脆くて苦しい涙で Akの家の床のフローリングがびちょびちょになった頃、俺は言った
Pr
Ak
Pr
Ak
Pr
Ak
Pr
Ak
Akの返事を聞いた俺はその俺のものより大きい手をとり、 すり、と自分の涙で濡れた頬に擦り寄せる
Pr
Ak
Pr
Pr
Pr
Pr
Ak
恋に疲れ切ったような顔をしたAkは、優しく俺を押し倒した
Ak
Pr
俺の返事にAkが気の抜けたような笑みを浮かべ、 俺も目を閉じて彼を受け入れる覚悟を決める
彼がローテーブルの上にあった財布から、 真ん中に丸い形のついた小さな正方形の袋を取り出して ピリッと唇で噛みちぎる
Ak
Pr
パチンとスイッチの音がして部屋の電気が消えた後、Akが言う
Ak
Pr
相手の顔が暗くて見えないことをいいことに俺たちは、 互いに自分の好きな人を都合よく重ねて疲れてくたくたになるまで お互いの体を貪り、愛の苦しみを忘れさせてくれる快楽に堕ちた
俺の瞳からこぼれた涙が、快楽に起因するものなのか 恋の苦しみに対するものなのか、はたまたどうにもならない現実が 嫌になった故の拒否反応なのかは、わからない
ただ一つわかったことは、彼から与えられた快楽というものは どんなに苦しい気持ちでも押し流してくれるということだけだった
__これは、愛に苦しんだ二人の物語。
この日から彼らが持つようになった歪な関係が、 どんな終着点を迎えるのか__。
それは、彼らにもわからない。
ー叶わぬキモチの、終着点。ー