ナレーター
昔々、あるところに吉之助という男がいました。
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男は所持金が少なく豪華なものはもちろん、安いおかずも買うことができなかった。
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そんなある日のこと。
吉之助
よし、いくか!
外に出掛け、鰻の蒲焼きの出店に行った。
吉之助
よし、きたぜぇ
吉之助
うんうん、いいにおいだ。そんじゃ!いただきまーす。
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男はそう言うと、においをかぎながら白米を食べた。
ナレーター
すると、店の店長はこう言いました。
店長
おい!!お前!それならにおい代を払え!!!!
吉之助
はぁ、わかったよ。
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そういうと男は、財布から金を出して手の中で「チャリンチャリン」とならした。
吉之助
僕はにおいをかいだだけだから、小銭の音で払ったのさ。これで納得だろう?