深瀬 真琴
ちょっーとまった
僕はグイッと肩を引かれた
運悪く面倒臭い奴に絡まれた
僕
…なに?
深瀬 真琴
お前〜昨日どうだったんだよ?
深瀬は肩に腕をまわしてくる
僕
は?
深瀬 真琴
だーかーらー!
深瀬 真琴
早乙女さんと昨日!
深瀬 真琴
教室から出て行ったじゃん!
僕
……
深瀬 真琴
皆気になってたぞ!
昨日の出来事は噂になっている
やはり目立ってしまった
僕
…何もないよ
深瀬 真琴
え〜、本当かよ〜笑笑
僕
ホントだよ
深瀬 真琴
何してたんだよ〜
僕
委員会のこと
深瀬 真琴
お?
僕
それを聞かれただけ
深瀬 真琴
そーなのか!
深瀬 真琴
皆にも言っとくわ!
そう言って深瀬は去っていった
あいつは…まぁ純粋でなんでも信じる
これで昨日のことは大丈夫だ
そう思いながら、自販機に飲み物を買いに行く
ガコン
買ったお茶を取り出し教室に戻る
昨日、帰りに心臓がバクバクした
あれはなんだったんだろう
考えながら教室の扉を開ける
早乙女 桜
あっやっと来た
僕
遅くなりました
早乙女 桜
大丈夫だよ!
早乙女 桜
どうやって調べる?
僕
まず図書館で調べようか
早乙女 桜
それいいねっ!
いつも通り彼女は花が咲いたように笑う
僕
じゃあ行こっか
早乙女 桜
うん!
僕らはまず図書館へと足を運んだ
……To be continued