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7 - 第7話十九人になり、賑やかになった万事屋

2024年08月16日

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万事屋銀ちゃん。 メンバーが十九人になったこの店で各々 好きに過ごしていた。 一歌は新聞を読みながら今日の見出しを見ていた。

星乃一歌

また爆破テロ…。連続爆破テロか…

朝比奈まふゆ

それ結構問題になってるよね。それもどれも爆破されたのは大使館らしいよ。
お偉い夫人さんばかり

小豆沢こはね

物騒だよね…

鳳えむ

うん

花里みのり

以外と近くて起こるかもしれないから怖い世の中だよ

坂田銀時

安心しろ。宮益坂は大使館はねぇからまず巻き込まれねぇよ

そう言いながら銀時はチョコを食べる。 宮益坂には確かにないが、怖いものは怖いのである。 いきなり近くで爆破テロなんか起きたらパニックものだろう。

天馬咲希

今日もパンがうまい!

坂田銀時

甘いものがうまい

青柳冬弥

銀時。医者から糖分取りすぎるなって言われてるんじゃないのか?ホントに糖尿病になるのだが?

坂田銀時

大丈夫だよ。太く短く生きるって決めたからね銀さんは

花里みのり

あ、私にも一つちょうだい!

坂田銀時

嫌だよ。これは銀さんが頑張って買いだめたものだからね。やらねぇよ

花里みのり

一つくらいいいんじゃないかにゃ…

坂田銀時

ダメだって言ってんだろ。これ、銀さんのだから

花里みのり

銀さんはケチだよ、ホントに

みのりはそう言うと長椅子に座る。 えむはタロットカードを何気に引いてみるとそれに反応する。

神代類

あ…これは何か起きる様子だね

そう呟いた瞬間外で何かがぶつかる大きな音が響き渡る。

それに反応した銀時達は外へと様子を見に行く。 するとそこには郵便配達に使うバイクがお登勢の店の入り口にぶつかっており荷物が散らばっているところに一人の男性が倒れていた。

坂田銀時

なんだ事故か?

朝比奈まふゆ

行ってみよう

まふゆの言葉に銀時達は階段を降りていく。 お登勢が事故を起こした男に掴みかかっており、拳を作っている。 「す、すんません。昨日からあまり寝てなくて…」

お登勢さん

よっしゃァァァ!今永遠に眠らせてやるわァァァァ!

日野森志歩

お登勢さん!怪我人にそれはダメですよ!

桐谷遥

落ち着いてお登勢さん!

一歌達が急いで近づき、銀時もその後に続く。

桃井愛莉

これ、怪我酷いわ。救急車呼んで!

小豆沢こはね

え!?電話は…中!えっと、きゅ、救急車ァァァ!

坂田銀時

オイ、混乱して原始的な呼び方してんじゃねぇよ

こはねは急に言われたのと目の前の事態に焦っていて思わず救急車を呼ぶ様に叫んでしまった。 銀時は近くの手紙を拾うと男を見る。

坂田銀時

飛脚かアンタ。届け物偉いことになってんぞ?

望月穂波

拾ってあげましょうか。このままだといけないしね

「そ、それよりこれを…」

坂田銀時

あ?

銀時は反応して振り替えると男は一つの包みを出していた。 「これを…俺の代わりに届けてください…お願い。なんか大事な届け物らしく届けそこになったら俺…首になっちゃうかも」 銀時はその荷物を受け取ると男はそのまま倒れる。 「おねがいしまっ…」

坂田銀時

ちょっと、オイ!

銀時はなんでと言おうとしたがその前に気絶してしまった。 銀時達は目を合わせるとどうするという感じになる。

鳳えむ

届けてあげようよ!お願いされたんだし!

坂田銀時

…だろうと思ったよ。仕方ねぇ。
行くか…

銀時は住所を確かめてから歩き出し一歌達はそれについていくのだった。

そして銀時達は大使館の前に到着していた。

坂田銀時

ここであってんたよなぁ?

天馬司

住所はそうなってるぞ

草薙寧々

大使館じゃん。それも戌威星の大使館じゃん!

銀時達は荷物を渡すために門の方へと移動し始める。

日野森雫

まさか、最初に開国を追った戌威族のところに来るとは思わなかったわ~

坂田銀時

江戸城に大砲ぶち込んだやつら達だからな嫌なところに来ちまったなオイ

天馬咲希

とりあえずこれを届ければいいんだし

そう言って銀時達が入り口まで移動した時だ。 「こんな所で何やってんだ、テメェ等。食われてぇのか?あぁ?」 門番の戌威族が声をかけてきた。 犬を人の姿をした様な天人で銀時達を睨んでいる。

小豆沢こはね

あの。私たち届け物を頼まれまして

坂田銀時

オイ、早く渡……

銀時が振り返ってそう言うが…。

天馬咲希

おいでワンちゃん。パンあげるよ!
痛っ!?

咲希が犬を宥めようとするような感じてしているのを見て銀時は頭を叩く。 銀時はこはねを見て荷物を受け取り門番は首を傾げる。 「届け物がくるなんて聞いてねぇぞ。最近はただでさえ、爆破テロを警戒して厳重態勢なんだ帰れ」

坂田銀時

ドックフードかもしれねぇぞ。持っとけって

「そんなもん食うか」 そう言って銀時が渡そうとした荷物を叩いた。 それは大使館の庭へと落ちていき少し強めに地面にぶつかった瞬間だった。 『ドカァァァァン!』と言う大きな音を立て爆発したのだ。 爆風が銀時達に吹く。 しばらくその場にいた者は固まり銀時は 口を開く。

坂田銀時

なんかよくわかんねぇけどするべきことはわかるよ

そう言った瞬間銀時達は回り右をして走り出す。

「待てェェェ!テロリストォォォォォ!」

坂田銀時

逃げろォォォォォォ!

神代類

今回は僕ではないよ

天馬司

類ではないな…

そう言った瞬間、門番が、絵名の手を掴み、 絵名が一歌の手を掴み、一歌が銀時の手を掴み、銀時が咲希の手を掴み、 咲希が志歩の手を掴み、志歩が 穂波の手を掴み、穂波が司の手を掴み、 司がみのりの手を掴み、みのりが、 遥の手を掴み遥がこはねの手を掴み、こはねが杏の手を掴み、杏が瑞希の手を掴み、瑞希が冬弥の手を掴み、冬弥が彰人の手を掴み、彰人は雫の手を掴み、雫が愛莉の手を掴み、愛莉が類の手を掴み、類が寧々の手を掴み、寧々が奏の手を掴み、奏がえむの手を掴む。

坂田銀時

絵名!テメェどういうつもりだ!?

東雲絵名

嫌よ!?一人で捕まるのは嫌よ!

暁山瑞希

絵名ったら、そこは私に気にせず行ってって言えないの!

東雲絵名

うっさいわね! 言わないわよ!?絶対!

花里みのり

う、腕が痛いにゃ~!銀さん離して!

宵崎奏

もうだめ....

草薙寧々

宵崎さん!?

坂田銀時

そう言って逃げるつもりだろ!お前らも道連れだ!

草薙寧々

う、腕が千切れる…!

天馬咲希

痛い....!

暁山瑞希

ってそれよりも後ろ!いっぱい来てるって!

瑞希の言葉にみんなが振り替えると爆破の音を駆け付けてきた戌威族が来ていたのだ。

銀時達は今のこの連結状態のため逃げられないでいる。 それを大使館の門番の壁に座り込んでいた男が反応する。 「全く、手のかかる奴らだ」 そう言った瞬間立ち上がり戌威族の頭を次々と踏んで移動し銀時達へと近づく。 そして最後に銀時達を捕まえていた戌威族の頭を踏みつけ着地する。 皆の視線はそれにより男の方へと向けられる。 「逃げるぞ、銀時、咲希」

天馬咲希

あ、貴方は!?

銀時・咲希「ヅラ小太郎!」 「ヅラじゃない桂だぁぁぁぁ!」

坂田銀時

グホォ!?

ヅラと呼ばれた長髪の男はアッパーカットを叩き込む…銀時だけに。

天馬咲希

久しぶりだね!

坂田銀時

て、てめぇ。久しぶりに会ったのにアッパーカットはないんじゃないの!?ってかなんで俺だけ!?

桂小太郎

そのニックネームで呼ぶのはやめろと何度も言ったハズだ!後…咲希は女だからな

坂田銀時

差別じゃねぇか!?つうかお前なんでこんなとこに…

聞こうとした時に立ち上がった戌威族達が襲いかかってくる。 それに反応して銀時達は走り出す。

桂小太郎

話は後だ、銀時、咲希。行くぞ!

そう言うと銀時達は柱の後に続くのだった。 それを見ている者達がいた。 それは黒い服を身を包んだ男だ。

「とうとう尻尾出しやがった」 そう言って双眼鏡を目から外す。 そして後ろに控えてる男をチラッと見る。 「山崎、何としても奴の拠点抑えて来い」 「はいよ」 山崎と呼ばれた男は部屋から出ていき、双眼鏡で見ていた男はタバコを吸う。 そんな男の傍に一人の女性が近づく。 その指名手配書があり、そこには桂の写真が貼ってあった。 「天人との戦いで活躍した嘗での英雄も、今も世の中じゃただの反乱分子ね」 「このご時世に天人を追い払おうなんざ大した夢想家だよ」 そこには茶髪の男がいて頭に直撃する。 「おい、沖田起きろ」 それにより茶髪の男はムクッと起き上がる。 それに少女は苦笑いを浮かべる。 「沖田さん、あの爆発の中よく眠れるわね…」 沖田と呼ばれる男はアイマスクを取ると眠たそうな目で男と女性を見る。

沖田総司

爆音って…まだテロ防げなかったんですかィ?何やってんだィ、土方さん、凪さん、真正面に働けよ

沖田総司

もう一回寝るかコラ

土方と呼ばれた男は額に背筋を浮かべながら言う。 凪と呼ばれた女性は相変わらずだな~と言う感じで沖田を見る。

土方歳三

天人の館からいくら吹っ飛ぼうがやっちゃこっちゃねぇな。
連中泳がして雁首揃った所を叩き切ってやる。新撰組の晴れ舞台だぜ。
楽しい喧嘩になりそうだ

古瀧凪

土方さんも相変わらずだね…。
一応お兄ちゃん達にも連絡しておかないと

そう言って凪は連絡するのだった。

一歌たちはテレビの前に集まって マズイ事になったと見ている。 それはあの時監視カメラにでも写ってしまったのかテロリストの一味として、 報道されてしまっているからだ。 銀時と咲希は気にしておらず銀時は横になっており咲希ものびのびしている

草薙寧々

バッチリ映ってるじゃん。どうするの!?

小豆沢こはね

て、テロリストにされちゃってるよぉ…!

青柳冬弥

求めても難しいんだ!どうしようか…父さんや母さんになんて言われるか…

暁山瑞希

えぇ、ボク達逮捕されちゃうの!?

天馬司

それは嫌だな....

日野森志歩

その前に私たちヘタに表を歩けないし....

一歌たちはヤバイことになったと思いながらも、銀時と咲希の方を見る。 それはさっき助けてくれた桂と言う男についてだろう。

東雲彰人

なぁ、これ、誰かの陰謀か?でもなんでこんな事を

桃井愛莉

いくら何でも屋だからと言っても
こう言うのはお断りよ!

宵崎奏

桂さんに出会えたのは不幸中の幸い
だよね…

望月穂波

そうですよね。こんな状況になっている私たちをかくまってくれるし…あの、
銀さん、咲希ちゃん。知り合いみたいなんだけど一体どういう人なの?

みんなの視線は銀時と咲希へと向く。 2人は目を合わせると表情を一つ変えずに口を開く。 銀時・咲希「テロリスト」 全員「え?」

桂小太郎

そんな言い方はよせ

銀時と咲希の言葉を聞いて一歌達が驚いていると、桂が襖を開けて入ってきた。 それも仲間らしき男達を連れて。 それに気付くと銀時達は立ち上がって 対面する。

桂小太郎

この国を汚す害虫『天人』を打ち払いもう一度侍の国を立て直す。我々が行うのは国を護るがための襄夷だ。卑怯なテロなどと一緒にするな

星乃一歌

まさか襄夷志士なの!?

えむ奏『襄夷志士って何?』

一歌と穂波の言葉にえむと奏は首を傾げながら聞く。 寧々やこはね、モモジャンも知らないようで首を傾げている。

朝比奈まふゆ

襄夷っていうのは二十年前の天人襲来の時に起きた外来を排そうとする思想でね

神代類

高圧的に開国を追ってきた天人に
危機感を感じた侍は彼らを江戸から追い払おうと一斉蜂起して戦ってきたのさ

日野森志歩

でも天人の強大な力により弱腰になった幕府が侍達を置き去りに不平等な条約を結んだみたいだよ?

星乃一歌

その後幕府の中枢を握った彼らは侍達から刀を取り上げて無力化…。主だった襄夷志士はその後に大量粛清されたと聞いたけど…まだ残っていたとは思わなかった…

こはね、寧々、奏、えむモモジャン『そ、そうなんだ…』

モモジャンと4人は一歌達の説明を聞いて理解すると、とある事に気付く。

桐谷遥

あ!あそこにいるのはあの時の飛脚の人だ!

東雲絵名

ホントじゃない!どういう事!?

神代類

どうやら....

坂田銀時

俺たち...

青柳冬弥

踊らされたようだな...

天馬咲希

こんな事したのもヅラ君なの!

桂小太郎

ヅラじゃない桂だ。いい加減、桂と呼んでくれないか咲希

坂田銀時

それだけじゃねぇ。今世の中を騒がせている今回のテロも全てお前が

東雲彰人

良くも....俺たちに

東雲絵名

騙したわね....!

東雲姉弟と銀時と咲希は桂を睨みつけながら言うと桂は刀を手に取り銀時達の前へと差し出す。

桂小太郎

例え「汚い手を使おうと手に入れたい物があったのさ。
…銀時この腐った国を直すために再びおれと剣をとらんか?咲希も来てくれたら嬉しい…実力ある『白夜又』と恐れられたお前の力とその隣に立ち続けた『夜又の希望』と呼ばれるほどの咲希の力…再び貸してくれ

その言葉に一歌達は驚いた様に2人を見る。 まさか襄夷戦争に参加していたとは誰が思うだろうが。 こう言う言葉がある。 ―その男、銀色の髪に血を浴び戦場を駆ける姿は正しく夜又―

―夜又の隣に少女ありその者、希望の様に夜又とある者なり―

桂小太郎

夫人との戦いにおいて鬼神の如き働きをやってのけ敵味双方から恐れられた式髪『白夜又』坂田 銀時と太陽の様に待たちを惹き付け『白夜又』よりも実力は劣るが隣に立ち続けた女神と呼ばれた…
『夜又の希望』天馬咲希。我らと再び天人と戦おうではないか

草薙寧々

前々から2人は強そうだと思ってたけど

日野森雫

襄夷戦争に参加していたなんて…

銀時はめんどくさそうに咲希はそんな事もあったな~と思っている。

桂小太郎

戦が終わると同時に姿を消したがな。
咲希は銀時についていってだろうが銀時。お前の考える事は昔からよくわからん

天馬咲希

もういいでしょ?戦争は終わったんだよ。それなのにまだこんな事続けるの?

桂小太郎

咲希、終わってなどいない

坂田銀時

いやもう終わったんだよ。それをいつまでネチネチネチネチと京の女か、お前は!

桂小太郎

バカか、貴様は京女だけではなく女子はネチネチして…んん!いやまぁ、置いておこう

天馬咲希

?なんで私を見たの?

桂小太郎

いや…

坂田銀時

なんだ~?お前なんだかんだ言いながらそっちもネチネチやってんの?いいよ、優しく見守ってあげるから

桂小太郎

な、何を言っている!と言うより何だ
その目は!?

銀時はニヤニヤしながら頬を赤くしながら焦る桂を見る。

坂田銀時

いやいやお前…以外と諦めてなかったんだな。
そこら辺でアイツとも言い合ってたもんな~

桂小太郎

い、今はそんな話じゃないだろう!

坂田銀時

でもこういう事してる奴に咲希をな~

桂小太郎

い、いい加減黙らんか!

坂田銀時

グフォ!?

天馬咲希

銀ちゃん!?

星乃一歌

いや、子供!?貴方は

それを見ていた一歌は思った。 複雑な三角関係になってる…と。

桂小太郎

どのみち…。我らに加担したお前たちに断る道はない。
テロリストとして処断されたくなくば俺と来い。
迷う事はなかろう。元々お前等2人の居場所はここのハズだ

坂田銀時

.......

天馬咲希

銀ちゃん…

咲希は銀時を見る。 いつだって銀時と共に行動してきた。 小さい頃から今までずっと。 だからこそどういう判断してもついていこうと考えている。 ずっと一緒にいたいから。 その瞬間、襖から蹴破られ黒い服を身に 包んだ男女達が入ってくる。 その中心に土方と凪がいて刀は手に持っている。

土方歳三

御用改めである!

古瀧凪

神妙にしなさいテロリスト達!

「し、真選組だぁ!」

桂小太郎

いかん!逃げろ!

そう言って隊士達が刀を持って襲いかかってくる。銀時はすぐさま奥の襖を蹴破り咲希達もそれに続いて走り出す。

白石杏

なんなの!あの人達は!

桂小太郎

武装警察『真選組』。反乱分子を即時処分する対テロ用特殊部隊だ。厄介なのに捕まったな。どうします、ボス?

坂田銀時

だーれがボスだ!お前が一番厄介なんだよ!

桃井愛莉

でもホントにどうするのよぉぉぉ!
このままだと私たち勘違いされたまま処分されるわよぉぉぉ!

坂田銀時

とりあえず逃げろォ!

天馬司

余計に状況が悪化するだけだと
思う!

「オイ!」

坂田銀時

!?

声に反応して振り返ると土方が銀時目掛けて突きを放っており銀時は何とか屈んでかわしそのまま刀は桂に刺さる。 土方は開いた瞳孔の目で銀時を見ておりそれに咲希は気付く。

天馬咲希

銀ちゃん!すぐに行くよ!

古瀧凪

おっと行かさないよ!

天馬咲希

ッ!

咲希の前に凪が現れ刀を向ける。

古瀧凪

女の人もテロをしていたなんてね

天馬咲希

私はしたつもりはないよ。アレは
ハメられただけなんだから!

古瀧凪

でも証拠があるんだから、
諦めなさい。
可哀想だけどここで

それと同時に銀時と土方の方から爆発が聞こえてそれに凪は振り返る。 そこには煙が巻き上がっており誰がやったのが想像つく。

古瀧凪

大丈夫ですか、土方さん

土方歳三

もう少しで死ぬとこだったわ!

沖田総司

チッ、しくじったか!

土方歳三

しくじったってなんだ!オイ!こっち
見ろ!オイ!

古瀧大河

まぁ、土方さんよ落ち着いて。そんなに怒ってたら血圧が上がるよ?

土方歳三

なら貴方の上司をどうにかして下さいよ!!
大河さんよ!

大河と呼ばれた男性は言っても無駄だぜ…と呟く。 そして土方達は銀時達が逃げ込んだ部屋の前へと来る。

土方歳三

オイ!無駄抵抗はやめて出てこい!

古瀧凪

ここは十五階よ?逃げ道なんて何処にもないよ

それを聞いた懐からとある物を取り出す。 銀時はそれに反応する。

坂田銀時

それはなんなのか?

桂小太郎

時限爆弾だ。ターミナル爆破のために
用意していたんだが仕方あるまい。
コイツらにお見舞いする。
その隙に皆逃げろ

そこまで言った瞬間銀時は桂の胸ぐらを掴み桂は爆弾を落としてしまう。 「貴様ァァァァ!桂さんに何を!」

坂田銀時

…桂ぁ…もうしまいにしようや

桃井愛莉

なぜ関西弁....

天馬咲希

こんな事しても死んでいった仲間は喜ばないよ。そして時代も変わらない

坂田銀時

これ以上薄汚れんな

そう言った銀時の腕を掴む桂。

桂小太郎

薄汚れたのは貴様だ、銀時。時代が
変わると共にふわふわと変節しおって。
武士たるもの己の信じた一念を貫き通すものだ

天馬咲希

銀ちゃんは薄汚れてなんかいない!

桂小太郎

!咲希....!

天馬咲希

銀ちゃんは昔から何も変わっていないよ武士道も見ているものもやっている事も!

坂田銀時

咲希.....

銀時は微笑むと咲希の頭を撫でる。 咲希はそれを嬉しそうに受けている。

坂田銀時

まぁそういうこった。それで大事な仲間を失うくらいなら俺はもうそんなの
ゴメンだ。どうせ命張るなら俺は武士道を貫く俺の美しいと思った生き方をし、
俺の護りてぇもん護る

桂小太郎

.....

小豆沢こはね

これでこっちの要件は片付いた
感じだね

朝比奈まふゆ

最後は外の人達だけど…

そう言ってどうしようかと考えると 外から何か聞こえてくる。

沖田総司

土方さん夕方のドラマの再放送始まっちゃいますぜ

土方歳三

マジで?録画するの忘れてたわ。
さっさと済まそう発射用意

古瀧凪

どんな理由で用意させてるの!

そう言うが副長である土方の言葉に従うのが当たり前である。

天馬司

なんか凄いくだらない理由で
撃たれそうなんだけど!?

天馬咲希

あっ、銀ちゃん…

坂田銀時

あ?

咲希に呼ばれて銀時は咲希を見る。 咲希の手には時限爆弾があり苦笑いを浮かべている。

天馬咲希

間違えてボタンに触れちゃって…そしたら動き出しちゃった…

それを聞いて皆は黙り込み銀時は爆弾を持つと障子を蹴破る。 そのまま咲希達も銀時の後を追う。 銀時達は真選組へと突撃していく。

土方歳三

な、何やってんだぁ!止めろォォォォ!

坂田銀時

止めるならこの爆弾止めてくれぇ!
爆弾処理班とかなんかいるだろう!オイ!

「この人爆弾持ってるわよ!?」

「逃げろォォォォォ!」

坂田銀時

ちょっ、待て!オイィィィィィ!

銀時は真選組を追いかけるが逃げていく。 そして爆弾を見ると残り6秒しかない。

坂田銀時

げっ、後六秒しかねぇ!

暁山瑞希

銀時、窓だよ!あそこから投げれば!

坂田銀時

無理!間に合わない!もう死ぬ!

鳳えむ

銀さん歯を食いしばって!

坂田銀時

はぁ!?

えむの声に反応して振り返るとそこには番傘を構えた遥と愛莉がいた。

愛莉遥『銀さん!すみません!/ごめんなさいね!』

坂田銀時

ゴファァァァ!

銀時を殴り飛ばし勢いよく飛んでいった銀時は窓を突き破ると上の方目掛けて爆弾を投げ爆弾は爆発し、銀時はなんとか捕まり助かる。

天馬咲希

銀ちゃぁぁぁん!今助けるよ~!

花里みのり

だからといって飛び降りようとしないで~!?

東雲彰人

冬弥、銀さんを助けるぞ

青柳冬弥

ああ

小豆沢こはね

ろ、ロープか何か持って来ないと!

暁山瑞希

無事で良かった♪

東雲絵名

瑞希ったら、結構容赦ないよね

一歌達が助けるためロープを探しに行っており銀時はそれを待つ。 そんな銀時達を見て桂は微笑む。

桂小太郎

美しい生き方だと?アレのどこか
美しいんだが。…だが昔の有人と想い人が
変わらずにいるというのも悪くないものだな…

そう言うと桂はヘリコプターに乗り込むのであった。

登場人物パート6 ・真選組(武装警察)・テロリスト ・沖田 ・真選組の隊員。 ・寝るときはつねにアイマスクを使用 している。 ・土方 ・真選組の女副隊長 ・古瀧凪 ・真選組・副隊長 ・白石兼 ・隊員 ・古瀧大河 ・隊員 ・桂小太郎 ・テロリスト

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