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残り4話…。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤の脳裏に過ったのは、
ゆっくりと落ちていく子供の姿。
下を覗き込めば、
そこには
アスファルトの上に横たわる姿があった。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤はやや興奮気味に喋り、
青年は口元に笑みを浮かべる。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
青年はとても残念そうに、
名残惜しそうに
側に置いていた
医療用の電動ノコギリを撫でる。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
重いため息をこぼし、
一本のナイフを取り出す。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
青年は慣れた手つきで、
右耳を削ぎ落した。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
間髪入れず左耳も
削ぎ落す。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
そして、
迷うことなく鼻も削ぎ落した。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤はうわ言のように呟く。
青年は近くに置いている
医療用の電動ノコギリに目をやって、
小さく首を横に振る。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
青年はゆっくりと喋る。
斎藤 奈波
言葉軽やかに言い放ち、
右脇腹にナイフを突き刺した。
斎藤 奈波
そして、ナイフを動かし
腹部を真一文字に
切り裂いていく。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
血が噴き出そうが、
内臓が飛び出そうが
青年は気にすることなく、
手を動かした。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
腹部から溢れ出した血が
手術台からこぼれ落ちて
床に血だまりを作っていく。
斎藤 奈波
口から大量の血を吐き出し、
真っ青になった唇が震える。
それは、寒気か
はたまた恐怖からか。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
青年はどこからともなく
カレースプーンのようなモノを取り出し、
眼窩に捻じ込んだ。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
器用に手首を返し、
テコの原理を使うと、
ぐぽっ
という音と共に
眼球が飛び出し、
床に落ちた。
斎藤 奈波
さらに、片方の眼窩にも
スプーンを捻じ込む。
斎藤 奈波
こちらも何の抵抗も無く、
ぐぽっ
と眼球が抉り出された。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
斎藤 奈波
青年はゆっくりとナイフを振り上げ、
斎藤 奈波
斎藤 奈波
深々と眉間に突き刺した。
斎藤 奈波
斎藤 奈波
いつも通り呟いて、
ふと
再び視界に入る
医療用の電動ノコギリ。
しばし、青年と見つめ合う。
青年は
電動ノコギリに
伸ばしかけた手を
ギュッと握り締めた───。
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溝口 圭一
溝口 圭一
霧島 希
溝口 圭一
霧島 希
霧島が地図アプリを開いた
スマホの画面を見せる。
溝口 圭一
霧島 希
霧島 希
霧島 希
溝口 圭一
霧島 希
溝口 圭一
霧島 希
溝口 圭一
・
・
───数分後
溝口 圭一
溝口 圭一
霧島 希
霧島 希
その言葉通り、
裏口が開いていた。
霧島 希
霧島 希
溝口 圭一
霧島 希
溝口 圭一
溝口 圭一
溝口 圭一
溝口 圭一
霧島 希
霧島 希
霧島 希
溝口 圭一
それだけいうと、
霧島は単身真っ暗な病院に入って行き、
その後ろ姿を
溝口は複雑な表情で見つめていた。
溝口 圭一
溝口 圭一
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・
入った瞬間、
濃い血の臭いがして
背筋に悪寒が走った。
それでも、
霧島は息を潜め、
ゆっくりと歩みを進める。
近くにあった扉を開けると、
その先に待合室のような空間があり、
”診察室①”と書かれた扉の隙間から
明かりが漏れていた。
霧島は緊張した面持ちで、
ゆっくりとその扉に近づく。
近づけば近づくほど、
血の臭いは濃くなる。
扉の取っ手を握り、
1つ大きく息を吐くと、
そっと扉を開け、
隙間から中を覗き込んだ。
霧島 希
ほのかな明かりに照らされたパーテーション。
床にできた大きな血溜まりには、
今も台の上から真っ赤な雫が垂れていた。
視線を左右に動かして見たが、
そこに人の気配は無かった。
そして、
姿勢を低くして
ゆっくりとパーテーションに近付き
その向こう側を覗き込んだ。
霧島 希
霧島の目に飛び込んできたのは、
斎藤奈波の変わり果てた姿。
霧島 希
霧島 希
自分でも驚くほど
大きな悲鳴が口から出て
慌てて両手で口を塞いだが、
震えは止まらない。
それは、
初めて目にする凄惨な死体。
真っ赤に染まった腹部、
あふれ出した内臓、
耳と鼻を削ぎ落され、
何もない眼窩からは
いく筋もの血が涙のように流れていた。
足先に何かがあったような気がして、
視線を落とすと、
そこには
綺麗な形を保った眼球が、
じっとこちらを見ていた。
霧島 希
霧島 希
溝口 圭一
慌ててやってきた溝口も、
その惨状を目の当たりにして
言葉が出なかった。
そして、
二人が我に返るよりも先に、
溝口の呼んだ応援が現場に到着したのだった。
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