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きゃあああああああああああノンちゃあああああああん だいすきいいいいいいいいいいい
え、肺活量で笑ったの私だけじゃないですよね?え????()
case.1
そらる×まふまふ
関係:恋人
そらる
まふまふ
まふまふ
そらる
そらる
……本当は、 一緒に食べたかったのに。
最近、まふまふが忙しそうだ。
AtRの曲はまだ先の予定だし、 オリジナル曲も さっき投稿してたのに。
何にそんなに忙しいんだよ……
それに……
そらる
恋人にぐらい、 祝わせてくれたって……
……そんなこと考えたって、 仕方ないんだけど。
俺は一人でテーブルの前につく。
まふまふの好物ばかりが、 所狭しと並んでいる。
そらる
あいつ好みの濃い味付けな筈なのに、 ちっとも味がしなかった。
それからもまふまふは 相変わらず忙しそうで、 顔を合わせない日々が続いた。
……同じ家に住んでるのに、 すごく遠く感じる。
なぁ、まふまふ…?
もうお前にとって、 俺は要らないの……?
そんなの………
???
……? 微かな、音?
???
いや、これは…人の、声?
???
聞き慣れた……好きな、声。
まふまふ
……そう、まふまふの声だ。
そらる
そらる
まふまふ
まふまふ
そらる
まふまふ
そう言うなり、 まふまふは俺の手を引いて 食卓に連れていく。
そらる
そらる
久々に顔を合わせたかと思えば、 今度はなんだ?
俺は首を捻りながら、 されるがままについて行く。
まふまふは扉を開けて、 俺を部屋の中に突っ込んだ。
そらる
そらる
そらる
その時、俺から少し離れたところで、ぽっと明かりが灯った。
小さな、ロウソクの光。
まふまふ
ぼうっとした灯りに、 まふまふの白髪がきらめく。
まふまふが手に持っているのは、 モンブランケーキ。
……俺の、一番好きなやつ。
まふまふが、 ゆっくり息を吸い込んだような 音がした。
まふまふ
そらる
透き通るような歌声が、 薄暗い食卓に響く。
聞いた事のない、曲。
歌詞を聴く限り、 誕生日を祝う曲みたいだけど……
………これ、 もしかしてまふまふが創ったの?
まふまふが誕生日の時に やってた作業って…
この曲を作ってた……?
まふまふと、目が合った。
その目が ふわっと、笑った。
まるで、俺の考えてることを 見透かしているみたいに。
まふまふ
まふまふ独特の、 滑らかに伸びるような 柔らかい高音が響く。
微かに、残った息を吐ききる音。
まふまふ
まふまふ
そらる
俺はゆっくり、 大きく息を吸い込んで、
一思いに、吐き出した。
まふまふ
まふまふ
ぱっと顔を輝かせて、 嬉しそうに笑う。
まふまふ
まふまふは、いそいそと席に着き、 まだかと言わんばかりに 俺の事をニコニコ見つめる。
……なんだ、俺、めちゃくちゃ大事にされてんじゃん。
ほっとしたのか、 なんだか笑えてきた。
そらる
そらる
そらる
まふまふ
まふまふ
まふまふ
これからも何卒、と差し出された 骨ばった華奢な手を、
俺は優しく、握り返した。
ひんやりとした、 大好きな人の手だった。
……幸せな誕生日だな。
俺が微笑むと、 俺の恋人は 心底照れくさそうに笑った。
case.1
─end─