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それから殴って蹴って

さすがに無傷とは行けないけど

やっと雅人を見つけたと思った時には、たっている人は数人しかいなかった

まぁ鳳来と紫蘭の幹部が入れば仕方ないか

私が前までの私だったら気絶していた

でもよかった

お互い静かに睨み合う

そして傘下や下っ端くんたちは察したようで端っこによける

そしてその沈黙を破ったのは雅人だった

雅人

10時過ぎ

雅人

さっすがー

雅人

俺らで決着つけますか

莉子

まちなさい

莉子

その前に私のスマホ返して

雅人

はいはい

雅人

そんな焦んなよ

何気にすんなり返してくれたスマホを奪うようにして胸の前でギュッと握りしめる

よかった…

雅人

じゃあスマホも返したことだし

雅人

幹部で1人ずつやるってことでいい?

鳳来のみんなは頷くが紫蘭の幹部は

健さん

それより大事なことがあるんじゃないの?

雅人

大事なこと?

こいつ…わかってるくせに

莉子

私が全部教えてあげるんだよ

春樹

全部って?

莉子

あんたが聞きたくて仕方なかった本当のことだよ

莉子

何回も聞こうとしてたもんね?

雅人

何言ってんだ?

雅人

お前が優月をいじめてたそれだけだろ

って言ってくせに笑顔が引きつってるよ?

莉子

わかってるくせに

小さく呟いたつもりだったけど鳳来の幹部は聞こえてたみたいで一瞬顔を歪めた

なんでそこまでしてあの子をかばうんだろう

春樹

他にはなんかあるのか?

莉子

あるでしょ!わからないの!?

春樹

ただの言い訳だろ?俺らを巻き込むなよ!

春樹は近くにあったドラム缶を蹴り飛ばす

派手な音を立てたそれに私はビクリと肩を揺らす

直樹

おら、さっさと決着つけようぜ

それと同時に真実から目を背けた直樹に苛立ちを覚える

ふざけんなって叫ぼうとした時

ひより

ねぇ、連絡まだー?

ひより

待ちきれなくて連れてきちゃったじゃーん

莉子

ひよりちゃん!?

幹部室の階段をおりてこっちにやってくるひよりちゃん

優月

ちょっと離して!

そう。優月を引っ張りながら

直樹

優月!?

春樹

先生が?

雅人

なんで?

ひよりちゃんがここにいるのが不思議で仕方ないって様子のやつら

莉子

あれ?紫蘭のこと調べてなかったんだ

春樹

…どういうことだ?

健さん

じゃあしょうがないなぁ

健さん

ご紹介しましょう

ひより

保健室の先生は表の姿

ひより

裏の私は紫蘭の現姫でーす

優月

は?

直樹

現姫…

まぁ確かに普通に考えたらありえないもんね

みんなびっくりしたように固まっている

莉子

そゆことー

透流

でも見張りは?

ひより

あぁ

ひより

ごめん、手加減出来なくて今頃倒れちゃってるよ

ひより

こいつみたいにか弱いお姫様じゃないの私はね

優月

っ…

健さん

まぁとりあえずお前らもさきに決着つけてやるから端によってろ

莉子

うん

ひより

ガキ相手にやられないでよね

健さん

当たり前

朝陽

大丈夫!愛のパワーで俺らは負けねーよ

ひより

朝陽は散れ

朝陽

こっわ…

健さん

お前ら

健さん

その辺にしとけ

幹部同士の1VS1

健さんVS春樹

蓮VS和樹

朝陽さんVS雅人

風真くんVS透流

葵VS直樹

ひより

うわー

莉子

うわー

こりゃ似たもの同士の対決だ

ひより

莉子、私は怪我した人達の手当行ってくるから

莉子

うん、こっちは任せて

タッタッタッ

健さん

どっからでもかかってこいよ

そんな言葉が合図がスタートになり空気が重くなった

1歩また1歩と距離を詰めては離れる どっちからも手を出さない状態に無意識に息を止めてしまう

隣にいる優月なんて忘れてしまうほどに

雅人

きりがねー

初めに直樹が手を出した。 飛んでいく早い拳

でも朝陽さんはするりと避けて蹴りを繰り出した

その繰り返し。 でも私からするととても早く息を飲む

そしてそこの2人がやり始めたから他のところもはじまっていた

1人でハラハラしながらその様子を見ていると優月に話しかけられた

優月

ねぇ

莉子

何…

優月

これでもし鳳来が負けたら紫蘭奪っちゃおうかな

その言葉に私は優月に顔を向ける

感情がまた冷めていく

莉子

は?

奪うって何? 鳳来も紫蘭もものじゃない

それに紫蘭のみんなにそんなことやれるもんならやってみればいい

私たちの仲を壊せるもんなら

そんな冷たい私の視線を感じてひきつっていた顔をかくすように無理やり口角をあげた

優月

何まじになってるの?
やっぱり私に奪われるのが怖いんだ…

莉子

どんだけばかなの?

莉子

ねぇ、自分がしたことでどれだけの人が傷ついたと思ってるの?

莉子

あんたが傷つけたのは私だけじゃない

莉子

鳳来の幹部

莉子

そしてその幹部たちをしたってた下っ端

莉子

それでもまだ誰かを傷つけようとしてるの!?

いつの間にか私は大きな声を出していて、いつの間にこっちに来ていた雅人に方を掴まれる

雅人

てめぇ!優月に何してんだよ!

なんで、こんなやつをここまで守るの? もう気づいてるんでしょ?

わからない。わからないよ!

莉子

あんたもバカなんじゃないの?!

莉子

あんた達はこいつにものとして扱われてるんだよ?!

莉子

自分の駒としか思ってないないやつをなんでそこまで…

優月

雅人ぉ〜

優月

怖かったぁ

…こんな最低なやつなのに

雅人

わかったからあっちに離れてろ

優月

うん

はぁ。もうだめだ。 さっきの同情を返して欲しいくらい

私の声はもう届かないのなんてわかっていた。

それなのに必死に説得しようとする自分に笑いが込上げる

そして喧嘩を再開した雅人たちを見ていると懲りずに優月は私に話しかける

優月

残念でしたぁー

莉子

なんのこと

優月

やっぱり言ってること聞いて貰えなくて

くすくす、と笑うけどそんな笑い消してやるくらいの取っておきを持ってる私にはなんともない

莉子

別にいいんじゃない?

莉子

そんなのいつでも聞いてもらえるようなもの持ってるし

優月

強がってんの?

優月

見苦しー

莉子

言ってろばかが

優月の前だとものすごく口が悪くなるなぁ

これが終わったらちゃんと元通りにしなきゃ

そう思いながらポケットに入ってるスマホに手をかける

そして優月にバレないようにボイスアプリを開いていつでも再生できるように準備する

いつにしよう

優月に決めさせてあげようかな? あんたの絶頂から叩き落とされるカウントダウンを自分で決められるなんてなんて贅沢なんでしょう

莉子

ねぇ、1から10の中だと何が好き?

優月

はっ

優月

とうとう血迷っちゃった?

優月

しょうがないから答えてあげるよ、可哀想なあなたに

優月

1よ。もちろん

誇らしげに言う優月をよそにタイマーを1分にセットする

莉子

じゃあ大好きな1を選んだことを後悔しな

優月

はぁ?何言ってんの

あと…50秒

戦ってる最中なのに? ずるい? そんなの知らない

さきにずるいことをしてきたのはそっち

あと…40秒

だから私もなんと言われようともう躊躇わない

あと…30秒

あんた達になんて意地でも勝たせない

あと…20秒

だって私は彼らを守るんだから!

あと…10

9

8

7

6

5

4

3

2

1

莉子

ふふっ

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