その日、サエが学校から帰ると
郵便ポストに白い液体がかかっていた
母親
…
純粋無垢なサエは、
母親の青白い顔色が理解できなかった
サエ
(なんだろう…これ)
暗闇の中、街灯に反射し、それはギラギラと輝いていた…
母親
…サエ、二階へ上がっていなさい。
サエ
う、うん。
サエ
(それにしても、何あれ…?)
溝口
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不在着信
サエ
(あれ、溝口くん…?)
溝口
こんばんは、サエちゃん^^
サエ
こんばんは、溝口くんどうしたの?
溝口
ははは、サエちゃん…^^
溝口
溝口
僕のホワイトエクスプロモーションはどうだった^^
サエ
ホワイトエクスプロモーション?
サエ
それって、うちのポストにかかってた白い液体のこと?
溝口
白い液体じゃないよ、ホワイトエクスプロモーションだよ。
溝口
サエちゃん…^^
サエ
お母さんがさっき流してたよ
サエ
人の郵便ポストに変なのをつけないでよ…
溝口
流しちゃったんだね…^^
溝口
土と妊娠しちゃった^^
溝口
大丈夫だよ、また出しに行くから^^
サエ
やめてよ、ホワイトエクスプロモーションかなんだか知らないけど
サエ
気持ち悪いし迷惑です
溝口
サエちゃん
溝口
その気持ち悪いものをね
溝口
興味深そうにヂィロヂロ見ている君を見ていたよ
サエ
…
溝口
君は僕を受け入れる準備を始めているのさ^^
それからサエの郵便ポストの表面は白くこびりついている。